Paranaviトップ お仕事 働き方 マーケティングのために始めたTikTokをきっかけにシングルも配信!「エモ」の感覚は本業にも生きる

マーケティングのために始めたTikTokをきっかけにシングルも配信!「エモ」の感覚は本業にも生きる

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幼少期からピアノや作曲を始め、音楽家の道には進まず、就職という道を選んだ山口さん。仕事の調査で始めたTikTokがまさかのパラレルキャリアのきっかけに。HIT曲「wally kitte」誕生の所以は、パラレルキャリアだからこそ成しえた戦略的なマーケティング視点にありました。

――幼いころから音楽をやっていたそうですが、今の会社に入ることになった経緯を教えてください。

山口

大学生の時に、映像制作会社にBGMの発注をもらって作っていたのですが、学生という理由でナメられてしまうことが多くて……。対等な立場で仕事をするためにも、まずは会社員を経験しておこうと思い就職活動を始めました。

音楽単体でやるのはもちろん経済面で厳しいし、そもそも、視覚情報ありきの音楽、受け取ってくれる人ありきの音楽というものを意識してやってきたので、マーケティングの一環として音楽をやっていきたかったんです。なので、社会人として音楽をやっていくのは理想的だなと感じています。

―― パラレルキャリア始めたきっかけを教えてください

山口

4月にZ世代マーケティング事業の代表に就任したタイミングで、トレンド調査の結果が明らかに「TikTok」の影響を強く受けていたんです。ですが、実際に使いこなせている大人はまだ少なく、Z世代マーケティングに取り組む立場としてTikTokは絶対に学ばなければ!と、思ったことがきっかけでしたね。
その時に、先輩から「山口は、ダンスも作曲も歌もできるんだから自分で曲作って投稿してみたら?」と言われて、自分でも投稿を始めてみたんです。確かに、誰かに聞いたり、調べたりするよりも、自分で投稿して、インサイトを理解して、分析する方が早いなと思って。

――TikTokerとして現在はどんな活動をしていますか?

山口

「心理的効果のある寄り添う音楽」や「TikTokユーザーが求めている音楽」を作り、TikTokを中心に様々なSNSを通じて活動しています。楽曲提供や企業タイアップも開始しました。TikTokで人気曲となった「wally kitte」は、デジタルシングル化し配信されています!

―― 作曲する音楽が「エモい」と評判だそうですが、何か意識はされていますか?

山口

TikTokって、これまでのSNSと違って、先に音楽を選んで、どういう場所で、どんな動きで撮るのかを考えて投稿する媒体なので、そこを逆算して考えていますね。

例えば「自分を可愛く見せたい女の子ユーザー」に届けるには、15秒という限られた時間の中で、こういう表情・動作・ストーリー展開で撮る傾向にあるから、それに合わせて音楽を作ろう!といった感じで、作曲をしています。

でも最近は「エモい」と言われ過ぎて、「エモい」についても凄く考えさせられますね。実は、世の中が便利になったり、効率化されるごとに、「エモい」瞬間が消えていってしまっているような気がしていて。面倒だけど、そこで頑張ったことや、「遠回り」のようなことこそが「エモい」だと思っていて。それこそ、好きだけど好きって言えない……みたいな(笑)。

-遠回り=エモい……。勉強になります(笑)。インプットの方法も専らSNSでしょうか?

山口

ずっとSNSばっかり見ていますね(笑)。とりあえず、朝起きたら身支度をしながら1時間くらいSNSのパトロールをして1日が始まります。今流行っているハッシュタグを探したり、各ジャンルにキーパーソンとなるインフルエンサーがいるので、その子たちの投稿をチェックしたりするのが日課です。

そこから、今こういうインサイトやトレンドがあるから個人活動や企画提案にどう応用するのがいいかな、みたいなことをずっと考えています。起きている時間は常にインプット・アウトプットしていますね。すっかりSNSが日常に浸透していて、仕事とプライベートの線引きができないです(笑)。

――パラレルキャリアを始めて苦労したことはありますか?

山口

ひとりで抱え込むタイプなので、タスク過多でパンクしてしまう時期が定期的にやってきます……。その度に反省して、今自分ができていることと、できていないことをリスト化して、「現状この辺りの動きが止まってしまっていて、お願いできませんか?」と意識的に誰かを頼るようになりました。

――パラレルキャリアを始めたことで、それぞれの仕事に相乗効果がありましたか?

山口

そうですね。ダンスや作曲といった専門技術に加え、マーケティング視点で、投稿・トレンドの分析ができることは大きかったです。その逆算に基づいた音楽づくりができたことが、現在の結果につながったのかなと思います。

毎日山のように送られてくるフォロワーさんからのコメントやDMのおかげで、リアルなインサイトに触れることができて、マーケティングの基本とするべき生活者視点での企画ができています。また、私の存在がTikTok案件やZ世代案件のご相談をいただくきっかけになったり、学生さんがトレンダーズに興味を持ってくれたりするきっかけになっていて、すごく嬉しいです。

山口 夕依(やまぐちゆい)●2歳からピアノ、7歳から作曲をはじめ、大学時代は仕事としても作曲活動に取り組む。その後、トレンダーズ株式会社に入社、1年目で営業職、2年目で事業開発チームでZ世代マーケティング事業とD2C事業の責任者を務め、人事と広報業務も兼任。同年、個人でTikTokの音楽活動をはじめると、自身が作詞作曲を手掛ける「wally kitte」がバズり、デジタルシングル化されるなど一躍人気TikTokerに。

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杉森 有規
Writer 杉森 有規

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