じつは働く人の80%が「仕事をしたくない」と感じた経験があるといわれています。
この頁は「仕事したくない」という気持ちが起きる要因を分析し、立場や年齢に合わせた対処法を、精神科医の木村好珠さんとともに紹介します。
「仕事したくない」というネガティブな気持ちと向き合うコツを知り、 つらい気持ちを上手に乗り越えていきましょう。
記事協力

木村好珠
Konomi Kimura
木村好珠
Konomi Kimura
Profile
精神科医、漢方医、産業医、健康スポーツ医。現在精神科医として常勤する傍ら、都内企業の産業医、ブラインドサッカー日本代表のメンタルアドバイザーを行なっている。レアル・マドリード・ファンデーション・フットボールアカデミーやMIFAサッカースクールのメンタルアドバイザーとしても活動中。
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Contents
働く人の8割以上が「仕事をしたくない」と思った経験がある
漠然とでも「仕事をしたくない」「もう少し寝ていたい」と思ったことがある人は多いのではないでしょうか。
自分だけが仕事をしたくないと思っているのかもしれない、自分はなんて怠け者なんだろうと責めてしまうこともあるかもしれません。
しかし、2019年10月に実施されたネット調査によると、「働いている人の84%が仕事をしたくない」※と思ったことがあるようです。
仕事をすることが億劫になることは誰にでも起こりえます。
仕事をしたくないと思ったときには我慢するだけではなく、自分に合った方法で対処しましょう。
(※出典:仕事をしている人が働きたくないと思う理由は何?働く男女1000人にアンケート調査を参考)
仕事をしたくないという心理は「甘え」とは限らない
仕事をしたくないという心理は、自分の甘えが原因とは限りません。
仕事もプライベートも、1から10まで全て順風満帆!というわけにはいかないですから、そういう気持ちが出るのは、むしろ当たり前のこと。
仕事をしたくないと思ってしまう気持ちの裏には、「仕事から離れたい、仕事が嫌だ」と思うようなことが必ずあります。
仕事をしたくないと感じたら我慢するだけでなく、本当の原因を知って対処することが大切です。
すぐに試せる!「仕事をしたくない」を少し和らげる対処法は3つ
仕事をしたくないという気持ちは誰にでも起こりうるものです。
日々の仕事中に仕事をやりたくない気持ちを少し和らげる対処法を、3つ紹介します。
対処法1.自分が仕事をしたくない理由を何かに書き出してみる
仕事をしたくない理由を何かに書き出してみましょう。
スマホのメモアプリやまっさらなノート、チラシの裏などなんでも良いので、思いつく限り書いてみます。
頭だけで考えているよりも書いて外へ出すことで、悩みや原因を視覚的に捉えられるようになるでしょう。
根本的な解決がすぐにできなかったとしても、モヤモヤと考え込む時間を減らし、ストレスを軽くすることができます。
対処法2.身体の不調に目を向け、自分をケアしてあげる
仕事が忙しかったり気持ちに余裕がなかったりすると、自分の体調の変化をそのままにしてしまいがちです。
例えば腰痛が1年以上続く、頭痛がひどい、夜になかなか寝付けないなどの症状があっても、これらをなんとなく我慢してしまい、市販薬を飲んでとりあえずごまかしてしまうこともあるかもしれません。
身体と心は連動しているので、身体の健康に気を配ることが心のケアに繋がります。
症状を緩和するためには病院へ行く時間を作り、お医者さんからアドバイスをもらいましょう。

木村先生
以前、芸能人の方でも、整形外科系の疼痛(とうつう)からうつ病が発症したというニュースがありました。
疼痛以外にも、慢性的な(=症状が継続する)疾患と精神疾患には関連があると言われています。
そして体の不調は、鬱の初期症状としても重要です。よくある症状は慢性的に続く頭痛や胃腸症状。
「なんとなく気持ち悪くて、内科では問題ないって言われたんですけど……」という方は、一度自分の今の状況を見つめてみるチャンスかもしれません。
対処法3.小さなことでもいいので、仕事後の楽しみを作る
とにかく今日は仕事をしたくない、と思ってしまうこともあるかもしれません。
そんな時は小さなことでも良いので、仕事後の楽しみを作りましょう。
例えば帰り道で好きなお菓子を買う、夜に好きなテレビ番組を見る、仕事後に友達に連絡して会う約束をするなどです。
些細なことでも、自分の気持ちがちょっと前向きになるような予定を作ってみましょう。
仕事をしたくない気持ちが起こる大きな要因は3つ
仕事をしたくない気持ちになってしまう大きな要因は、以下の3つです。
- 仕事自体に慢性的な不満がある
- 仕事以外に悩み事やストレスを抱えている
- 体調面の気がかりなことや体調不良を感じている
仕事をしたくない要因:仕事自体に慢性的な不満がある
仕事自体に慢性的な不満がある場合は、仕事をしたくないという気持ちが起こりやすいかもしれません。
具体的な要因1.職場での人間関係がうまくいかない
人間関係は、仕事をする上でとても重要です。
職場での人間関係がうまくいかないと、仕事がはかどらないことも多くなります。
たとえば上司に相談しにくい、話しやすい同僚がいない、職場で仲間外れにされている気がするなどです。
とりあえずの対処法
- 部署異動を相談してみる
どこにいても人間関係の悩みは尽きないものです。
どうしても上司や同僚となじめない場合は無理をせず、会社の人事部に部署異動などを相談してみるのが1つの解決策になるでしょう。
具体的な要因2.仕事量が多いので、残業で疲れが取れない
仕事量が多く、残業が増えると仕事をしたくない気持ちになりがちです。
なぜなら、深夜まで残業をすると生活が不規則になるので、身体を休める時間が減り、気持ちに余裕がなくなってしまうからです。
とりあえずの対処法
- 上司や先輩に相談してみる
- 解決しないのであれば、転職して仕事を変える
※鬱々とした気分のときに強い決断をするのはNG

木村先生
もしかすると、より効率的なやり方があるかもしれませんが、まずは上司や先輩に相談してみましょう。
もし上司に相談しても状況が全く変化しないようであれば、無理をせずに転職をして仕事の環境を変えるのもよいでしょう。
ただし、鬱々とした気分が強い時に決めるのは、あまりいいこととは言えません。
落ち着いて自分のことを見つめられるメンタルが戻ってから、考えてみてください。
具体的な要因3.仕事内容がつまらない、単調に感じる
仕事が単調で、内容に面白みを感じられないことがあります。
勤続年数が経過するとともに仕事に慣れ、時には仕事がつまらないと感じることも。
とりあえずの対処法
- 部署異動で働く環境を変える
- 趣味や副業を始めて、好きなことをする
仕事が単調でつまらないと感じたら、環境を変えるために部署異動をお願いしてみてはいかがでしょうか。
また趣味や副業を始めて好きなことをする、スキルを伸ばすなど自分の新しい可能性を育てるのもおすすめです。

木村先生
私は精神科医として勤務していますが、ただ、”話を聞いて診断して、薬を出しています”と説明してしまえば、ある意味同じことの繰り返しているかもしれません。
でも「鬱にならないようにするには」などと考えてみたり、患者さんが食事からも元気になれる方法を提案できるかな?と薬膳マイスターの資格を取ってみたり。
少しアプローチ法を考えると、仕事にも“いろどり”が出てくると思いますし、視野が広がるきっかけになるかもしれません。
要因4.収入が少ない
仕事をしたくない気持ちになる原因は、収入額に対する不満かもしれません。
やっている仕事に対して十分な対価を得ているかどうかは、とても大切なことです。
必ずしも収入だけが仕事のやりがいになるとは限りませんが、収入面での満足感は将来のお金に対する不安を払拭してくれます。
とりあえずの対処法
- 副業や転職で収入を増やす
今の収入に不満のある方は、副業をしたり転職したりして収入を増やすのがおすすめです。
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仕事をしたくない要因:仕事以外の悩みやストレスがある
仕事をしたくないという気持ちの裏には、仕事以外の悩みやストレスがあることも考えられます。
要因に合わせた対処法を選択するようにしましょう。
具体的な要因1.家庭と育児や親の介護との両立が大変
特に女性の場合は、家庭と育児との両立や親の介護問題など、仕事以外にも考えるべきことが多くなりがちです。
職場で育休や産休を利用しにくかったり、男性が多かったりすると、家庭のために時短勤務や有給を申請したいと言い出しずらいこともあります。
とりあえずの対処法
- 家族に助けを求める
- 月に数日はプロに依頼し、家事や育児の負担を減らす
家庭と仕事とを両立するためには家族に助けを求めたり、月に数日プロに家事や育児などをお願いしたりして、自分の時間を確保しましょう。
具体的な要因2.ローン返済、家事、結婚、出産など、仕事以外で悩みごとが多い
私たちは仕事以外にもローンの返済や結婚、家事、女性なら出産などさまざまなライフイベントをこなしながら毎日を過ごしています。
仕事をしたくないと感じるのは、仕事以外の生活が大変だからかもしれません。
とりあえずの対処法
- 私生活の悩みを減らすことで気持ちを軽くする
私生活の悩みを減らすことで、仕事をしたくない気持ちを軽くすることができます。
仕事をしたくない要因:体調不良
仕事をしたくないと感じる原因のひとつには、自分の体調不良も考えられます。
特に、発熱や倦怠感などの明らかな不調以外の体調不良は見過ごされがちです。
身体の調子が悪いと仕事に対するやる気の低下とともに、集中力も低下してしまいます。
要因1.慢性的な不調があり、対処できていない
慢性的な体調不良を改善することは、満足な仕事をするためには重要です。
身体の健康を保つことができれば、集中力と思考力を高めることもできます。

木村先生
PMSと呼ばれるものとPMDDと呼ばれる特に精神的な症状が重いものがあります。
これは、男社会だとなかなかわかってもらえないですし、口にも出し辛いです。
ストレスがかかると、重かった生理痛がさらに重くなったり、生理周期にも影響してきたりと、女性とは切っても切り離せない悩みの種です。
とりあえずの対処法
- 体調不良をしっかりケアする
自分の身体の不調を軽視せず、しっかりとケアをしましょう。

木村先生
私もストレスがかかると生理周期がずれてしまう体質だったため、漢方を内服しています。内服してから、生理前のイライラ感、不安が消失しました。
ほかにも不定愁訴(ふていしゅうそ)と呼ばれる、いくつかの重くない症状うが並存している方は、ぜひ漢方を試してみてください。
要因2.睡眠が足りず、頭がさえない
仕事のことを一日中考えてしまったり、残業だけでなく週末も出勤するなど休息時間が少なかったりすると、睡眠不足になりがちに。
人間は本来6〜7時間前後の睡眠が望ましいといわれていますが個人差が大きく、10時間以上の睡眠時間が必要な人もいます。
睡眠不足が続くと睡眠負債が貯まって記憶力や免疫機能が低下する、疲労が取れずにパフォーマンスが落ちるなど、仕事に悪影響が出やすくなってしまいます。
とりあえずの対処法
- 睡眠時間を見直す
仕事をしたくないと感じたら、睡眠時間がしっかりと取れているかどうかを見直してみましょう。

木村先生
間違えやすいのは、手足は温め過ぎないようにすること。
人間は体内温度が下がっていく段階で眠気を催します。汗をかきやすく、表面積の多い手のひらと足の裏は、熱の放出に大事な部分なので、温めると逆効果。
冬の寒さと乾燥で、手袋と靴下が必須ですというあなた。もしかしたら自分で眠りにつけない環境を作っているかもしれません。まずお風呂でしっかりと体を温めたら、手足を温めるのではなくお布団に身をゆだねましょう。
要因3.疲れが取れず、うつ状態やネガティブになりやすい
うつ病は一度かかると再発率は約5割といわれているほど、再発しやすい病気です。
仕事をしたくないという気持ちは誰にでも起こりえますが、同じような状態が数日以上続いたり、沈んだ気持ちから抜け出せなかったりする場合は、専門機関を受診しましょう。
とりあえずの対処法
- 病院を受診してみる
うつ病のときは病院にかかり、早期発見して治療することが大切です。

木村先生
わかりやすい指標は、睡眠と食欲です。あれ?そういえば最近乱れているな…と思ったら、早めに病院を受診しましょう
根本的に解決してみよう!仕事をしたくない人におすすめの解決法は4つ
仕事をしたくない人におすすめの、根本的に解決する方法は以下の4つです。
仕事から一度離れてみたり他の人の助けを借りたりして、環境を変えてみることをおすすめします。
解決策1.長期休暇を取得して、自分を見つめる時間を作る
長期休暇を取得して、自分を見つめる時間を作りましょう。
時には仕事から離れる時間も大切です。
休みを取って旅行や新しい本を読むことで、自分を成長させたり気分転換をしたりすることができます。
休暇後には新鮮な気持ちで、新たな視点から仕事に取り組むことができるでしょう。
また、全ての業務を100%の力加減でこなすのではなく、集中して取り組むところと効率的にすべきところとのバランスが取れるようにもなります。
解決策2.【1年間で約240日】労働時間に見合った働き方を考える
仕事をしたくないと感じることが多い方は、働き方を見直すことをおすすめします。
なぜなら、働く時間は人間の一生のうちの約10万時間にもなるからです。
自分が思っている以上に、働く時間は長く重要な時間です。
そのため部署異動や転職などで働き方を見直すことは、新しい自分の生き方を見つけることにもつながります。
解決策3.キャリアアドバイザーに相談して「自分のキャリア」を見直す
仕事をしたくないと感じたときは、自分のキャリア形成を見直すチャンスでもあります。
毎日の仕事がつまらない、張り合いがないと感じるときは、キャリアとなりたい自分を見つめ直すための時間を作りましょう。
働く時間は1年間で240日以上、生涯を通して約10万時間もあるといわれています。
自分の人生のうちの10万時間を費やしても良いと思えるような、働き方を模索してみましょう。
仕事をしたくないと思ったときは、キャリアアドバイザーなどの専門家に相談してキャリア形成を見直してみるのも1つの方法です。
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解決策4.転職をして、働く環境を変えてみる
仕事をしたくないと感じるときは、転職して働く環境を変えてみてはいかがでしょうか。
特に社内の部署異動では解決しない場合は、転職を検討してみましょう。
転職が人生の転機になり、心機一転、新鮮な気持ちで仕事ができるようになるかもしれません。
多くの転職エージェントには無料で登録できますので、仕事をしたくないなと感じたらエージェントで新しい仕事を探してみることをおすすめします。
立場や年齢別に紹介!「仕事をしたくない」と感じたときの対処法
年齢や立場が変われば仕事に対する向き合い方が変わり、悩みも変わります。
以下では年齢や立場ごとに、仕事したくないときの対処法を紹介しましょう。
新卒が「仕事をしたくない」と感じる場合
新卒者が仕事をしたくないと感じる場合は、以下の原因が考えられます。
- 会社の雰囲気になじめず、相談相手がいない
- できる仕事がなく時間を持て余している
- 規則的な生活に慣れない
- 新生活で精神的にも肉体的にも張り詰めている
4つの原因により入社後に不安や焦りが募ってしまい、仕事をしたくないと感じることがあります。
最初は、できないのが当たり前です。新卒者はすぐに全てに慣れないとと思うのではなく、1つずつ着実にこなしていくようにしましょう。

木村先生
先輩や同僚に質問するのも良い解決策ですし、質問することでコミュニケーションが生まれて仲良くなれるチャンスかもしれません。
そして週末や休日には仕事から離れ、リフレッシュする時間を持つことも大切です。
それでも会社に通うのが辛くなってしまったら、まずは周りの人に相談してみましょう。実は新人の時に同じ悩みを抱えていた、という先輩がいることも多いです。
それでもどうしても仕事が合わず、辛い日々が続くようであれば、転職を検討してみるのも良いでしょう。
合わないと感じる会社に、必ずしも無理に勤め続ける必要はありません。
20代や30代が「仕事をしたくない」と感じる場合
20代から30代の方が仕事をしたくないと感じるのは、以下の原因が考えられます。
- 漠然とした不安や仕事量の多さ、責任の範囲が広がることへの重圧
- 同僚と自分とを比較してしまう
- 将来に対する漠然とした不安が大きい
20代から30代は、私生活でもさまざまな変化がある時期です。
仕事でのプレッシャーや将来への不安が大きいような場合は、キャリアコンサルタントや周囲の人に相談してみることをおすすめします。
40代や50代が「仕事をしたくない」と感じる場合
40代から50代の方が仕事をしたくないと感じるのは、以下の原因が考えられます。
- 更年期障害や通勤時の満員電車、長時間残業などが体力的につらくなる
- 仕事での立場や責任が重くなり、若手を指導する立場になる
- 自分の成長や成功体験が減っている
- 定年が近づき、給与面や老後に心配がある
解決するには通勤時間をずらしたりリモートワークを検討したりして、体力的な負担を減らすようにしてみましょう。
また自己投資をして視野を広げてみる、将来必要になる費用をはっきりさせてみるのもおすすめです。
女性や兼業主婦が「仕事をしたくない」と感じる場合
女性が仕事をしたくないと感じるのは、以下の原因が考えられます。
- PMSや重い生理痛、体調不良になることが良くある
- 仕事で男性に対する劣等感を持っている、セクハラを受けた経験がある
- 結婚や出産で専業主婦になり、仕事のブランクがある
解消するには自分が働きやすいよう、就職活動の際に女性役員や社員が多い会社や、未経験者やブランクのある人でもOKとしている会社を選ぶと良いでしょう。
ニートや無職の人が「仕事をしたくない」と感じる場合
ニートや無職の方が仕事をしたくないと感じるのは、以下の原因が考えられます。
- 仕事をするのにブランクがあるので不安
- 人間関係や職場のコミュニケーションがうまくできるかが不安
- 自由時間や好きなことをする時間が減る
不安を感じないようにするには、未経験でも挑戦できる仕事、または在宅やリモート、出来高制の仕事を選んでみてはいかがでしょうか。
自分の生活スタイルに合わせて働けるよう、資格やスキルを身に付けるのもおすすめです。
仕事をしたくないときにやってはいけないことは3つ
仕事をしたくないときにやってはいけないことは、以下の3つです。
一人で焦って行動せず、悩みを抱えすぎないようにしましょう。
やってはいけないこと1.焦って仕事をやめる
仕事をしたくないときに、焦って仕事を辞めてはいけません。
なぜなら、気分が落ち込んでいたり、疲れているときは自然と悪い方向に考えてしまいがちで、あとで後悔する結果になるかもしれないからです。
すぐに仕事を辞めてしまうのではなく、まずは仕事をしたくないと感じる要因をはっきりさせることが大切です。
やってはいけないこと2.自分1人で考えて、答えを出す
仕事をしたくないと感じたときは、他人に相談せずに一人で結論を出さないようにしましょう。
なぜなら、仕事をしたくないという気持ちは誰にでも起こりえるものだからです。
なんでも一人で考え込んでしまうのは良いことではありません。
まずは周囲の家族や友人に相談し、それでも気持ちが晴れないときは専門家やキャリアアドバイザーなどに話してみると良いでしょう。
やってはいけないこと3.夜に仕事のことを考えたり、悩んだりする
仕事が終わり、やることが落ち着いた夜には、悩み事について改めて考えてしまうことは多いでしょう。
しかし、人は夜になるとネガティブ思考になりがちです。
悩みについて考えすぎて夜更かしをしてしまっては、翌日余計に思考力が低下してしまうことも。
次の日が休みでも無理な夜更かしは避け、朝には太陽を浴びる規則正しい生活を心がけましょう。

木村先生
そうはいっても、嫌なことってどうしても寝る前などに考えてしまいがちですよね。
私はそういうとき、深呼吸を意識しています。細かい呼吸法は置いて、守ることとしては、
・鼻から吸って吐いての腹式呼吸
・吐く方に意識を向けて、吸う時間の倍以上かけてゆっくり吐く。
・お腹に手を当てて、息を吐き切るところから初めて、お腹の凹み、膨らみを体感する
以上です。
これをすると、意識が呼吸に向いて、考える脳が柔らかくなってきます。ベットで寝ながらでも良いので、考え過ぎてしまったときはぜひやってみてくださいね。
仕事をしたくないという気持ちと向き合いながら働くコツは3つ
仕事をしたくないという気持ちと向き合いながら働くコツが3つあります。
今のまま仕事を続けなくてはと気負いすぎないようにし、周囲の助けを求めることも大切です。
コツ1.仕事したくないという気持ちになる自分を認めてあげる
仕事をしたくないと思うことは、誰にでも起こりうる感情です。
ですが仕事をしたくないと感じたからといって、自分はダメな人間だと思う必要はありません。
このとき大切なことは、自分の感情を認めた上で仕事に向き合う方法や適切な対処法をとることです。
現代の定年退職が60から65歳に伸びている超高齢化社会において、働き続けることは避けて通れない道になりつつあります。
そのため、自分なりの仕事との向き合い方を見つけていくことが大切です。
コツ2.「ストレスを減らさなきゃ」と1人で溜めずに第三者に相談する
仕事をしたくないという思いになるのは、必ずしもストレスの多さが原因とは限りません。
例えばストレス研究でノーベル賞を受賞したハンス・セリエ博士は、「ストレスは人生のスパイスのようなもの」という言葉を残しています。
ストレスは全て悪いものではなく、中には自己成長につながる良いストレスも。
なのでストレスは一人で溜めず、第三者に相談して解消することが大切です。
コツ3.我慢ができない時は、転職や働く環境はリセットできると知る
仕事をしたくない気持ちが昼夜問わずあるようなときは、転職などで働く環境をリセットしてみましょう。
なせなら、現代は必ずしも終身雇用が望ましいという時代ではなくなっているからです。
転職すれば新しい環境に身を置くことができ、新しいスキルを得る、年収がアップするなどの仕事への気持ちを高められる要因も多くあります。
必ずしも1つの会社に最後まで勤めなければとこだわりすぎず、合わない場合は会社を変えることもできると考えてみてはいかがでしょうか。
仕事をしたくないと感じることに関するQ&A
仕事をしたくないと感じた人が、疑問に思いがちななことをまとめました。
仕事をしたくないと思ってしまう自分を受け入れ、無理なく日々を過ごせるようにしましょう。
Q1.そもそも仕事したくないと思ってしまうのですが、怠け者なのでしょうか
仕事をしたくないと考えてしまうのは、怠け者だからではありません。
そういったときには自分の気持ちを我慢するばかりではなく、「仕事をしたくない」と感じたことを大切にしましょう。
無理をしすぎないように休息を取る、気分転換をする、仕事を変えてみるなどをおすすめします。
Q2.なぜ、仕事したくないという感情が起こるのでしょうか
なぜ仕事をしたくないと感じるのかは、人によってさまざまです。
仕事自体に不満があるのなら部署異動や転職を検討する、プライベートで悩んでいるのなら軽くできるように、体調不良なら病院へ行ってみるなどの、具体的な対策をとってみましょう。
普段から状況ごとの対処法を複数持っていると、仕事をしたくないと感じたときも安心できます。
まとめ
- 仕事をしたくないと思う人は実は働く人の8割以上である
- 仕事をしたくない=ダメな人ではないので自分を大事にしてあげる
- 仕事をしたくないと思う時は、転職やキャリアアップの大チャンスでもある
木村先生
この「言語化してみる」という行為はとても大切です。
嫌だなと思っていることって理由を聞いてみると、結構”なんとなく”が多かったりするんです。
なんとなくのままだと、解決策が見つかりません。
まずは言葉でなぜ嫌なのかを明確化することから始まります。