「フリーランスになって副業をしたい」方が増えています。
ですが、中には「副業」と「フリーランス」とで悩み、なかなか一歩踏み出せない方もいるはず。
しかし実際のところ、フリーランスという働き方で副業を始めるのは難しくありません。
なぜなら2021年現在では副業未経験者にも嬉しい、案件紹介サイトが豊富にあるからです。
あなたの強みを活かして副業でフリーランスになる準備を始めてみましょう!
Contents
「フリーランスになるなら副業で」と考える会社員は多い
フリーランスという働き方をするなら、副業の範囲内で働きたいと考える会社員が多いです。
実際、総合人事・人財サービスを展開するアデコ株式会社の調査によると、フリーランスに興味がある会社員のうち、7割以上が「副業フリーランスとして働きたい」と答えています。
フリーランスは収入が不安定というイメージが強い一方で、スキル次第では会社員より高い収入が得られるというイメージもあります。
人生100年時代と言われるなか、会社員として決まった額の給料を得ながら、フリーランスに挑戦して+αで収入を得たいと考える人が多いです。
副業でフリーランスとして働くメリット4つ
まずは、フリーランスで副業をするメリットをみていきましょう。
- 収入を増やせる
- 持っているスキルを伸ばせる
- 仕事相手や就業時間を自由に選べる
- 副業にかかる費用を経費にできる
メリット1.収入を増やせる
副業でフリーランスとして働くメリットの1つ目は、収入を増やせることです。
なぜなら副業をすれば、本業にプラスして収入を得られます。
収入を増やそうと会社で無理に残業しなくとも、得意なことや好きなことを副業にして収入アップを目指してもいいでしょう。
副業で収入をプラスでき、本業との合計収入額を増やせることはメリットといえます。
メリット2.持っているスキルを伸ばせる
副業でフリーランスとして働くメリットの2つ目は、持っているスキルを伸ばせることです。
なぜならフリーランスは実力がなければ、案件を獲得できないからです。
本業と同じ分野で副業をする、または新しい分野にチャレンジすることも、スキルアップになります。
副業でスキルアップができれば、本業で活躍の場を広げることもできるでしょう。
メリット3.仕事相手や就業時間を自由に選べる
副業でフリーランスとして働くメリットの3つ目は、仕事相手や就業時間を自由に選べることです。
なぜなら仕事相手や就業時間を選べると、自分好みの働き方ができるようになるからです。
雇用されて働くタイプの副業でありがちなストレスが、仕事相手と就業時間を選べるフリーランスでは発生しません。
副業フリーランスは自分の都合に合わせて働けるので、自分が希望するワークスタイルを実現することができます。
メリット4.副業にかかる費用を経費にできる
フリーランスとして開業届を提出し事業だと認められれば、事業を行う上で必要な出費を経費として計上できるようになます。
経費にできるものの例
- 仕事用のPCやスマホの購入費・通信費
- 取引先への移動へ使った公共交通機関・タクシー代
- オフィスがある場合、家賃・水道光熱費
経費計上すると、事業の年収から経費が引かれ所得が低くなります。
所得が低くなった分、その所得にかかる税額も低くなるため節税ができます。
副業でフリーランスとして働くデメリット3つ
副業の範囲内でフリーランスとした働く4つのメリットを紹介しましたが、副業フリーランスのデメリットも存在します。
- 確定申告を自分で行う必要がある
- 余暇の時間が減る
- 責任を自分一人で背負うことになる
デメリット1.確定申告を自分で行う必要がある
副業でフリーランスとして働くデメリットの1つ目は、確定申告を自分で行わなければならないことです。
なぜなら副業の所得金額が20万円以上になると、確定申告が必要になるからです。
会社員は基本的に確定申告は必要なく、会社が代わりに年末調整をしてくれます。
収入のあるフリーランスは確定申告は義務になり、そのために手間と時間を割かなくてはなりません。
デメリット2.余暇の時間が減る
副業でフリーランスとして働くデメリットの2つ目は、余暇の時間が減ることです。
なぜなら副業は、本業の就業時間外でこなさなくてはならないからです。
副業で案件を引き受けたら、納期に合わせて仕事をしなければなりません。
本業に加え副業で納期がタイトだと時間に追われることとなり、睡眠時間や休日を削ることもあるでしょう。
デメリット3.責任を自分一人で背負うことになる
副業でフリーランスとして働くデメリットの3つ目は、責任を全部一人で背負うことになることです。
なぜならフリーランスは、最終責任を負ってもらえる会社勤めとは違うからです。
副業であっても、フリーランスは請けた案件を自分だけで完了させなければなりません。
会社員とは違い、フリーランスは仕事するときの責任の範囲が大きいことを覚えておきましょう。
副業フリーランスの始め方STEP3
副業でフリーランスを始める際の始め方について、3STEPでまとめました。
- 副業の目的を明確にする
- フリーランスで行う副業を決める
- 仕事の見つけ方を選ぶ
STEP1.副業の目的を明確にする
まずは副業をする目的を明確にしましょう。
目的やいくらぐらい副収入を得たいのかで、副業に割く時間や進め方も変わります。
目標の具体例
- 収入関係なくスキルアップが目的
- 生活に余裕を持ちたいので、本業の給与にプラスして副業したい
- 本業と同等、もしくはそれ以上稼ぎたい
明確に目標を決めることで、後々のモチベーション維持にもつながります。
STEP2.フリーランスで行う副業を決める
副業で何がしたいのか、何ができるのかを決めていきましょう。
自分の持っているスキルや経験から副業を決める方法もあります。
ほかにも、「土日だけ働きたい」「本業より稼ぎたい」といった目標から決める方法もあります。
本業ではなくあくまで副業、自分に合っていて「続けられる」と思える副業を選びましょう。
STEP3.仕事の見つけ方を選ぶ
フリーランスになるということは、仕事を自分で獲得しなければいけません。
仕事を見つける方法は、副業を始める前から目星をつけておきましょう
フリーランスの仕事の見つけ方の例
- フリーランスエージェントに登録する
- クラウドソーシングサービスに登録する
- 人脈を頼る
仕事の見つけ方は、一つではなく複数確保しておくと安心です。
副業フリーランスで仕事を見つける方法
ここからは具体的にどうやってフリーランスが仕事を受注していくのか、オススメのサービスとともに紹介します。
- フリーランス向けエージェントで見つける
- クラウドソーシングで見つける
- 人脈で見つける
方法1.フリーランス向けエージェントで見つける
副業フリーランスが仕事を見つけるには、フリーランス向けのエージェントを利用しましょう。
なぜならエージェントを利用すれば、自分に合った仕事を一から探す必要がなくなるからです。
案件の相談ができ、適した仕事を紹介してくれるなどのきめ細かいサービスがエージェントの魅力です。
また、エージェントを介してクライアントと契約するので、直接契約時にありがちな納期と成果内容、報酬トラブルを回避することもできます。
おすすめサービス.週2日~働ける「ITプロパートナーズ」
フリーランス向けエージェントなら、ITプロパートナーズがおすすめです。
ITプロパートナーズは直接クライアントと契約できるため、高単価な案件が多いです。
また、週2、3日稼働の案件数は他サービスと比較しても多く、副業フリーランスの方に最適のサービスといえるでしょう。
ベンチャーやスタートアップの案件も多数扱っているので、トレンドの技術も経験できます。
※東京都、神奈川県、埼玉県、千葉県に在住の方が対象
方法2.クラウドソーシングで見つける
「とりあえず副業を始めてみたい」方には、誰でも案件を自由に探せるクラウドソーシングの利用がおすすめです。
クラウドソーシングサービスに登録し、興味のある案件を探し仕事にしていきます。
自分のプロフィールページやポートフォリオを充実させて、クライアントに自分のスキルや能力をアピールし案件獲得につなげましょう。
簡単な案件は書類選考や面接なしに受注できますから、副業を気軽に始めたい方におすすめです。
おすすめサービス.クラウドソーシング国内最大手「クラウドワークス」
クラウドソーシングサービスなら、「クラウドワークス」を利用してみてはいかがでしょうか。
なぜならクラウドワークスは利用ユーザー数は300万人以上もいて、豊富な案件を扱っているからです。
クライアントからの報酬未払いを防ぐ、案件の適正報酬が分かるなど、フリーランスが安心して副業できるしくみが整っています。
登録は無料ですが、案件終了時にシステム利用料が報酬額の5〜20%が差し引かれます。
方法3.人脈で見つける
副業フリーランスは、人脈から仕事を見つけるのも一つの方法です。
なぜなら人脈があれば、自分の思わぬところから仕事につながることもあるからです。
趣味の集まりや取引先で知り合った人、仲良くなった人には自分の副業のことを伝えておくと、仕事を依頼してくれるかもしれません。
依頼された仕事で実績を積めば、口コミからさらに案件を獲得できることもあります。
在宅も可能!副業フリーランスにおすすめの職種5つ
実は、副業がしやすい職種があります。
そのなかでもとくに人気の職種を5つ紹介します。
- エンジニア
- Webライター
- Webデザイナー
- 翻訳
- 講師
おすすめの副業1.エンジニア
副業フリーランスにおすすめの職種の1つ目は、エンジニアです。
なぜならエンジニア経験者なら、クラウドソーシングや人脈から案件を受注しやすいからです。
副業のエンジニア案件は単発だけでなく実装に関わるような継続案件もありますから、本業とのスケジュールの兼ね合いに気をつけます。
フリーランスエンジニアを始めるときは自分のスキルをアピールできるよう、開発経験などの経歴を振り返り、スキルシートを提出できるようにしておきましょう。
おすすめの副業2.Webライター
副業フリーランスにおすすめの職種の2つ目は、Webライターです。
なぜならWebライターは未経験者でも始めやすく、努力次第で時給アップが可能だからです。
クラウドーソーシングなどで案件を受注し、自分の都合の良い時間に副業に取り組めます。
初心者ライターの報酬単価は1文字0.8〜1円程度で、早く書き上げられるようになればそれだけ時給が上がり、多くの案件をこなすことで収入アップが期待できるでしょう。
おすすめの副業3.Webデザイナー
副業フリーランスにおすすめの職種の3つ目は、Webデザイナーです。
なぜならIT業界は人手不足が続いており、Webデザイナー向けの副業案件も豊富にあるからです。
PhotoshopやIllustratorなどの専門知識があるなら、ECサイトのデザインとコーディングの仕事を受注することも。
案件によっては過去の制作物やポートフォリオの提出が必要なので、副業を始める前に用意しておきましょう。
おすすめの副業4.翻訳
副業フリーランスにおすすめの職種の4つ目は、翻訳です。
なぜなら翻訳の副業は持っている語学スキルを活かせ、クラウドソーシングを利用してすぐに始められるからです。
副業向けの翻訳案件に多いのは、ブログ記事やニュースサイトなどのWebメディアの翻訳です。
英語力にもよりますが1件につき1,000〜2,000円が相場で、英語に加えて医療や法務系の専門知識があると報酬単価を大幅に上げられます。
また、翻訳技術に加えてジョークやスラングにも精通している人は重宝され、案件を獲得しやすいでしょう。
おすすめの副業5.講師
講師の副業も今注目されており、とくにエンジニア講師の副業が人気です。
小学校の授業にプログラミングが組まれたり、プログラミングスクールが増えたりと、プログラミングを教える人の需要は高まり続けています。
オンラインスクールも増えてきており、講師業も自宅で行うことができるようになってきており始めやすいのも人気の理由です。
フリーランス向けサイトでもエンジニア講師の案件が増えてきているので、チェックしてみましょう。
副業でフリーランスに「なるため」に必要な手続きはない
法律上、フリーランスになるために必ずしなければいけない手続きはないです。
とくに公的な手続きをしなくても始められますが、始める前に知っておきたいことがあります。
1.本業の会社の就業規則を確認する
公的な手続きをする必要はないものの、本業の会社が副業を禁止している場合は副業をやってはいけません。
大手企業も副業を解禁してきているとはいえ、まだまだ副業を容認している会社は限られています。
就業規則で副業の禁止を定めている会社で内緒で副業をした場合、懲戒処分を受けるリスクがあります。
禁止をしていなくても、許可が必要だったりやっていい職種が決まっている場合も多いでしょう。
フリーランスとして副業をはじめる前に、就業規則の確認はきちんと行いましょう。
2.副業の収入が増えてきたら開業届を出す
フリーランスでの副業で得られる収入が増えてきたら、開業届を出して個人事業主になることを検討しましょう。
副業での年間の所得が20万円超えると確定申告の義務がありますが、開業届を出すと「青色申告」という申告方法でできるため節税できます。
断続的にまとまった副収入が得られる副業になりそうなのであれば、「事業」として開業しておく方がメリットが多いことを覚えておきましょう。
関連記事:【会社員・サラリーマン向け】青色申告で副業収入を申告する方法4STEP
副業でフリーランスとして働く際の注意点3つ
副業でフリーランスとして働くときに、気を付けたい注意点をまとめました。
- 確定申告は必ず行う
- 就業規則で副業を禁止している企業での副業はNG
- 自己管理を徹底し、本業に支障をきたさないようにする
注意点1.確定申告は必ず行う
副業でフリーランスとして働く際は、確定申告を必ず行いましょう。
なぜなら副業で年間20万円以上の所得を得た場合、確定申告をして所得税を納める必要があるからです。
確定申告の受付期間は原則2月16日〜3月15日までで、税務署に確定申告書を提出します。
確定申告により所得税の過不足を清算し、不足している場合は納付して終了です。
注意点2.就業規則で副業を禁止している企業での副業はNG
副業でフリーランスとして働く際は、本業の会社が副業を禁止していないかを確認しましょう。
なぜなら会社の就業規則で副業を禁止している場合、副業が発覚すると解雇される可能性もあるからです。
副業により会社の重要情報が漏れてしまうおそれがある、業務に支障が出るなどの理由により、副業を禁止している企業もあります。
副業を始めようと思ったら、必ず本業の会社の就業規則を確認しておきましょう。
注意点3.自己管理を徹底し、本業に支障をきたさないようにする
副業でフリーランスとして働く際は、自己管理を徹底して本業に支障をきたさないようにしましょう。
なぜなら副業で身体を壊し、本業ができなくなっては本末転倒だからです。
副業のためには余暇の時間を削る必要がありますから、身体の疲れやストレスの溜まり具合などにも気を配りましょう。
本業が忙しいからと副業案件を途中で止めることはできませんから、無理のないスケジュールでこなせそうかどうか、案件を受注する前に考えてみることをおすすめします。
副業でフリーランスとして働くことに関するQ&A
フリーランスの副業をはじめる際に、よくある疑問について回答していきます。
Q1.契約や派遣社員は副業でフリーランスとして働ける?
契約社員も派遣社員も副業でフリーランスになるのは可能です。
ただし、正社員同様、本業の会社が就業規則にて副業を禁止している場合はできません。
派遣社員の場合は、派遣元(登録している人材派遣会社)に準ずるため、派遣元の就業規則を確認しましょう。
Q2.フリーランスという働き方でも副業は会社にバレる?
副業の仕方がフリーランスでも、副業はばれる可能性があります。
フリーランスという働き方であろうと、本業を持つ人は副収入で1年の所得が20万円を超えれば確定申告の必要があります。
さらに、収入が増えた時点で住民税の申告もしなければいけません。
副業が会社に絶対にバレない方法はないと覚えておきましょう。
関連記事:「副業がバレない方法」って本当に確実?正社員が住民税・確定申告でばれる盲点
まとめ
- 副業でフリーランスとして働いてみたい人が増えています。
- 収入が不安定とされるフリーランスだが、副業として行えば本業の収入を得ながらフリーランスができます。
- 仕事を見つけるには、フリーランスエージェントの活用がおすすめ。