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AIで薬剤師の将来性はどうなる?必要とされ続けるための必須スキル

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AI(人工知能)が進化しても、薬剤師の将来性はあるといえるでしょう。

しかし、世間から求められる「薬剤師像」は、AIの台頭によって変化していくことは確かです。

ここでは、将来性のある薬剤師として生き残るにはどんなスキルが必要になるのか考えていきます。

AIの進化で薬剤師の仕事がおびやかされることはない

AI台頭でも薬剤師は脅かされない
AIの進化により、薬剤師の仕事が脅かされることはないでしょう。

なぜなら、薬剤師は服薬指導などで患者の相談に乗る機会があるからです。

患者の求めているものを聞き出し、提案することはAIにはできません。

AIと人間では得意領域が違うため、AIが台頭しても薬剤師の将来性が脅かされることはないといえます。

AIが不得意な分野・領域

AIには、不得意な分野や領域があります。

なぜなら現在のAIはなんでもできるものではなく、特定の分野や作業に特化しているからです。

たとえば薬局でAIを活用するなら、受付AIと薬歴AI、調剤AIなどと複数のAIで業務を割り振ることにとなります。

そしてAIは文字や言葉だけを検知するものですので、人の表情や声色、しぐさなどで感情や健康状態を感知することはできません。

また、ほかの業務との兼ね合いを図ったり、突発的な事態に対応したりすることも苦手です。

AIが台頭することで薬剤師の業務内容は「変化」する

AIが台頭することで、薬剤師の将来性は脅かされないにせよ、業務内容自体は変化するといわれています。

なぜなら、薬のピッキングや一包化などの調剤業務や患者の薬歴管理などの対物業務はAIがこなすようになるからです。

薬剤師は今後、対物から対人の業務へシフトし、「在宅医療」や「かかりつけ薬剤師」など、よりコミュニケーションが重視される働き方になるでしょう。

「将来性がない」は事実? データでみる薬剤師の現状

薬剤師の将来性がないは本当?
薬剤師は「将来性がない」といわれていますが、それは事実なのでしょうか。

薬剤師の現状を表すデータをまとめました。

1.薬剤師の有効求人倍率は平均より高い

厚生労働省によると、令和3年1月の薬剤師(※医師含む)の有効求人倍率は2.92です。

一方、全職種の平均有効求人倍率は1.05となっています。

数字の上では、1人に対しての求人の数自体は、薬剤師の方が一般的な職業よりも2倍以上高いことがわかります。

2.有効求人倍率は年々下がっている

薬剤師の有効求人倍率は、年々下がっています。

年 月 有効求人倍率
平成29年 1月 7.43
令和2年 1月 4.76
令和3年 1月 2.92

なぜなら薬剤師資格の保持者は増えているのに対し、薬剤師の需要は年々少なくなっているからです。

厚生労働省の調査によると、2036年には薬剤師の資格保持者が41万人になるのに対し、需要総数は37万人にとどまるという予測も。

とくにここ1年は新型コロナウイルスの影響で、患者が感染リスクを避けようと病院へ行かなくなっています

薬局では一時的に人余りが起こり、薬剤師の需要は顕著に下がっています。

3.薬剤師試験の合格者は毎年1万人程度

薬剤師試験の合格者は毎年1万人程度います。

厚生労働省が発表した「試験回次別合格者数の推移」によると、2016年から2020年まで毎年1万人ほどと、ほぼ横ばいで推移しています。

ここ5年に関しては、毎年約1万人ずつ薬剤師が増えているのが状況です。

4.かかりつけ薬剤師・地域支援体制が重要視されるように

これからはかかりつけの薬剤師による服薬指導や、地域医療への貢献が重要視されるようになるでしょう。

なぜなら令和2年に調剤報酬が改定されて、「かかりつけ薬剤師指導料」と「地域支援体制加算の要件」は加点されたのに対し、「内服薬の調剤料」は減点されたからです。(※厚生労働省「令和2年度診療報酬改定の概要」

改訂前 改訂後
かかりつけ薬剤師指導料 73点 76点
地域支援体制加算の要件 35点 38点
調剤料(内服薬) 63点(最大)※8~14日分 55点※8~14日分

これまで薬剤師は処方箋と薬を扱う対物業務が主でしたが、今後は健康サポートや服薬指導などの対人業務がますます重視されそうです。

将来性のある薬剤師になるために、AIにできない分野のスキルを磨く

AIにできない分野のスキルを磨く
将来性のある薬剤師になるためには、AIにはできない分野のスキルを磨くのが一番です。

マストで身に着けておきたいスキルをみていきましょう。

  1. コミュニケーションを強化する
  2. 臨機応変に対応できる経験を積む
  3. マネジメントスキルを磨く

1.コミュニケーションを強化する

将来性のある薬剤師になるために、コミュニケーション力を強化しましょう。

なぜなら患者の精神状態を汲み取るのは、AIにはできないからです。

体調の悪い患者はAIに相手にされてもピンとこないでしょうし、生身の人間に話を聞いてもらえれば、安心できることもあります。

まずは挨拶から始め、誠意を持った対応を続けて患者とのコミュニケーションを積極的に取りましょう。

2.臨機応変に対応できる経験を積む

AIは決められたことを間違いなくきちんと行う能力は高いですが、不測の事態や突発的なアクシデントに対応することはできません

とくに患者さんからのクレームなどの対応は「誠意」を表すことが重要なため、AIが対応するのは不可能です。

対応力が高い薬剤師は現場にとっては即戦力ですので、将来的にも必要とされるでしょう。

3.マネジメントスキルを磨く

将来性のある薬剤師になるためには、マネジメントスキルも磨きましょう。

なぜならマネジメントができると「管理薬剤師」になれ、転職にも有利になるからです。

管理薬剤師になるための資格などは必要ありませんが、多くの場合はマネジメント能力を評価されて任命されます。

薬剤師としてある程度の年数の経験を積みつつ、マネジメントスキルを養っていきましょう。

将来性のある薬剤師になるために、持っておくと有利なスキルを身に着ける

将来性のある薬剤師のためのスキル
ここからは、将来性のある薬剤師になるために、もっておくと一歩リードできるスキルを紹介します。

  1. かかりつけ薬剤師を目指す
  2. 語学・薬剤師以外の資格など付加価値のスキルを身に着ける
  3. 専門性の高い「研修認定薬剤師」になる

1. かかりつけ薬剤師を目指す

将来性をアップさせるために、かかりつけ薬剤師を目指してみてはいかがでしょうか。

なぜなら「かかりつけ薬剤師」の資格を取れれば、「薬の専門家」として有利に働けるようになるからです。

かかりつけ薬剤師の資格を取得するのに、試験を受ける必要はありません。

ですが同一薬局に週32時間以上、かつ当該薬局に12か月以上在籍すること、3年以上の薬局勤務経験があること、「認定薬剤師」資格を取得済みで、地域活動において医薬に関わる取り組みに参画していることの、5つの条件を満たす必要があります。

2.語学・薬剤師以外の資格など付加価値のスキルを身に着ける

将来性をアップさせるために語学や薬剤師以外の資格取得など、付加価値のあるスキルを身につけましょう。

なぜならほかの薬剤師にはない強みがあれば、社会に求められる薬剤師として活躍できるからです。

近年日本を訪れる外国人は増え続けており、外国語ができる薬剤師は観光客の多い都市部で重宝される傾向にあります。

また、ケアマネージャーの国家資格を取得すれば、需要が増えている在宅医療の現場で活躍できるようになります。

3.専門性の高い「研修認定薬剤師」になる

研修認定薬剤師は、「薬剤師にふさわしい資質の維持のための努力をしている」として公益財団法人日本薬剤師研修センターが認定する資格のことです

専門性の高い知識・スキルを持っている客観的な証拠、証明になり、転職や昇給に有利になります。

また検収認定薬剤師は患者さんや生活者のニーズに沿った相談に応じる、「かかりつけ薬剤師」になるためのの算定条件の一つとなっています。

将来性が不安なら、需要のある研修認定薬剤師の資格をとりましょう。

将来性が不安なら、転職でキャリアアップするのがおすすめ

転職でキャリアアップ
将来性に不安があるなら、転職でキャリアアップをするのがおすすめです。

なぜなら現在の職場でルーティン作業しか担当していない薬剤師は、この先AIに代替されて職を失う可能性があるからです。

単調な業務しかさせてもらえない、将来を考えて幅広い業務を経験したいと考えるなら、新しい職場に移って自分の可能性を広げましょう。

キャリアビジョンを定め、逆算して転職を検討することをおすすめします。

薬剤師の転職は職場の環境や待遇など難しい面も多いですが、転職のプロに相談することで理想の職場を見つけることができます

薬剤師のキャリアアップにおすすめの転職サービス3選

編集部おすすめの、薬剤師の転職におすすめの転職エージェントを紹介します。

転職エージェントは、登録しておくことで自分にあった求人を紹介してもらえるため、忙しい薬剤師の業務をしながらの転職活動でも安心です。

1.薬剤師転職のプロ「ファルマスタッフ」

ファルマスタッフ

「ファルマスタッフ」は薬剤師転職のプロと評判の転職サービスです。

大手薬局チェーン「日本調剤株式会社」のグループ企業で、薬剤師のほか登録販売者や医師、看護師などを専門とした医療系総合人材サービスを行っています。

全国に12拠点を構え、担当エリアの状況を詳しく把握しているのが特徴です。

また、グループ会社のノウハウを活かした教育環境を提供しており、スキルアップとキャリアアップも目指せます。

ファルマスタッフで転職相談する

2.人材最大手リクルート運営「リクナビ薬剤師

リクナビ薬剤師「リクナビ薬剤師」は、人材最大手のリクルートが運営している転職サービスです。

薬剤師専任のキャリアアドバイザーが常駐しており、薬剤師と転職先の両方が満足できる転職を目指しています。

総求人数は3万5,000件以上もあり、毎日更新される新着求人は30件以上、最短3日で転職できた事例もあります。

キャリアアップや年収アップを目指したい、勤務条件の良い勤務先に転職したい方におすすめです。

リクナビ薬剤師で転職相談する

3.はじめての転職なら「マイナビ薬剤師」

マイナビ薬剤師「マイナビ薬剤師」は、はじめて転職する人におすすめの転職サービスです。

薬剤師専任のキャリアアドバイザーとの対面面談により、手厚いサポートが受けられます。

転職希望者には応募書類の添削や転職先に刺さるアピール方法を教えてくれ、転職先には給与交渉なども実施してくれます。

退職サポートもあるので、悩みを抱えずにスムーズに転職することが可能です。

マイナビ薬剤師で転職相談する

まとめ

  • AIの進化は薬剤師の将来性に関係しない
  • しかしAIの進化で業務内容が変わるのは間違いない
  • 将来性のある薬剤師になるには変わっっていく業務内容にどれだけ対応できるかが重要

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Writer パラナビ編集部

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