「エンジニアの知識を活かして副業したい」
「貴重な土日の時間を使うんだし、自分にぴったりな副業を見つけたいな」
「そもそも、週一からの副業って稼げるのか?」
おそらくこんな風に思っているITエンジニアの方は多いでしょう。
今回は、ITエンジニアに副業がお勧めできる理由と、自分にぴったりの副業の探し方、そしておすすめの副業を特別に教えます。
Contents
エンジニアが副業を始めるべき理由4つ
幅広く専門的な知識をお持ちのITエンジニアのみなさんにこそ副業をおすすめする理由があります。
知ればきっと動かずにはいられないはず。順番に見ていきましょう。
理由1.ITエンジニアができる副業の案件は単価が高い
ITエンジニアが土日や隙間時間にできる副業の案件は、単価が高いものが多いです。
なぜなら、ITエンジニアは技術的に高度な知識や、ハードウェア機器の専門知識を求められるからです。
たとえば
システム構築の作業であればプログラミングの知識
サーバー構築であればサーバーやセキュリティの知識
ネットワーク構築であればネットワークの知識ややルータやスイッチをはじめとするハードウェアの知識
などが必要とされます。
なので、ITエンジニアとしての経験や知識がそれなりにあれば、高度な技術力を発揮することでクライアントの要望に答えられ、経験によるリスク回避や提案力も発揮できるため、副業の単価が高いです。
理由2.ITエンジニアの副業はリモートや在宅でできる
ITエンジニアの副業は、リモートや在宅でできる案件が多いので始めやすいです。
なぜなら、開発した完成品を決められた期日までに納品すれば良いケースが多いからです。
開発完了したシステムや成果物をメールに添付して納品したり、指定されたファイルサーバに置いて完了ということもあります。
これはつまり、現場に行くまでの移動時間などをなくし、その分開発や作業にあてることができるというわけです。
実際にエンジニアの副業のやりとりはメールやチャット、オンラインミーティングなどを用いて、遠隔で行われることが多いです。
理由3.ITエンジニアとしての経験やスキルが上がる
ITエンジニアの副業のメリットの3つ目は、経験やスキルをあげられる点です。
なぜなら、副業をすることによりその分野での知識やスキルがより一層深まり、本業に活かすこともできるからです。
会社では興味があるけどやらせてもらえない仕事だったり、自分の経験を積むのにちょうど良い仕事がピンポイントで見つかる可能性もあります。
たとえば、「本業ではコーディングなどの下流工程しかやらせてもらえないけど、設計などの上流工程もやってみたい」というケースや、「ネットワークの運用と保守は経験があるけど理解を深めるために構築もやってみたい。」など、なかなか本業では今すぐには実現しがたいことでも副業ならそういったチャンスが転がっているのです。
理由4.フリーランスへの足がかりになる
4つ目のメリットとして、ITエンジニアの副業は、将来的にフリーランスを目指したい人にとって大きな一歩になるという点です。
なぜなら、副業では今まで経験してこなかったことも経験でき、様々な人と関わることで人脈を大きく広げることができるからです。
副業の案件によっては本業では関わりのなかったタイプの人々と関わることも増えるので、今まで意識していなかった視点からものを考えるようになったり、新たな発見があったりします。
また副業は一連の作業を一人でこなす場合が多いため、その経験がフリーランスになったときに非常に活きてきます。
副業をやることで、知らず知らずのうちにフリーランスになるためのトレーニングを積めるのです。
ITエンジニアが副業を始めるおすすめの方法は1つ
では、エンジニアが副業を始める方法についてみていきましょう。
以下の3つの方法があります。
- 複数のクラウドソーシングサービスに登録する
- 友達や知り合いに仕事を紹介してもらう
- 自分で宣伝して営業する
一番のおすすめは、副業紹介サービスを利用することです。
仕事をして欲しい人と仕事をしたい人を効率よく繋いでくれるサービスのことを言います。
ITエンジニアであれば、エンジニア専門の案件紹介サービスを使うと、あなたの希望に沿った仕事が見つかります。
3つの中でとくにおすすめな副業の始め方は副業紹介サービスです。
エンジニア副業におすすめな副業紹介サービス2選
ITエンジニアが副業を始めやすいWEBサービスは以下の2つがあります。
エンジニア副業におすすめな副業紹介サービス2選
- ITプロパートナーズ
- ランサーズやクラウドワークス
それぞれ得意とする分野や、活用の仕方に特徴があります。順番に解説していきます。
1.在宅やリモートの案件を見つけられるITプロパートナーズ
ITプロパートナーズは、エンジニアをはじめとするフリーランスの自立を支えるサービスです。
週2日から働ける案件やリモート案件の数が圧倒的に多く、自分のスケジュールをうまく調整し効率的に副業を始められます。
また、ITプロパートナーズは間に仲介業者を挟まずに直接クライアントと契約しているため、中間マージンがなく、高単価な案件が多いのも魅力です。
とくにエンジニア経験3年以上の方や 、1人で開発を進められるスキルがある方はすぐに活躍できる案件が多数揃っていますよ!
※東京都、神奈川県、埼玉県、千葉県に在住の方が対象
2.ITエンジニア向けの副業以外も充実!【ランサーズやクラウドワークス】
クラウドソーシング界ではとくに有名なクラウドワークス やランサーズも副業デビューにピッタリです。
この2社は国内のクラウドソーシングサービスとしては競合する大手2社なので、知名度が高く、ユーザ数も圧倒的です。
そのため、案件数も豊富で、エンジニア以外の仕事も幅広く見つけることができます。
たとえばライター、ネーミング企画、webデザイン、画像編集、動画編集、アンケート回答など・・・。スキマ時間が5分でもあればできる仕事も多いです。
利用する際は、しっかりと自分のプロフィールを充実させ、スキルや仕事内容に合った報酬の案件を探すようにしましょう。
ITエンジニアとしての経験が浅くても始めやすい副業3選
「エンジニアとしての経験が1年しかない」
「スキルには不安があるけど副業に挑戦してみたい!」
このように、ITエンジニアとしての経験が3年未満と浅くても始めやすい副業のおすすめが3つあります。
- WEBサービスの制作
- プログラミング講師
- 記事の執筆
では順番に解説していきます。
副業1.WEBサービスの制作
WEBサービスの制作は初心者が始めやすい副業で、人気があります。
なぜなら、制作に関わったサービスの反応を利用者から得られるので、モチベーションがアップしスキル向上にも繋がるからです。
「自分で一つのサービスを作り上げた」という体験は大きな自信に繋がり、その後のエンジニアとしてのキャリアにも貢献します。
しかし、一通り自分で作るにはWEBの画面を作る表側の仕事「フロントエンジニア」、裏側のシステム構築などの仕組みを作る「サーバーサイドエンジニア」という双方の知識と技術力が必要です。両者では案件の報酬に大きな差があります。
初心者でもやりやすいWEBデザインやコーディングのみの案件だと数万円ほどで、一連の流れを全て行う場合は固定報酬制で30万円以上の案件が多いです。
副業で多くの収入を得るならどちらもできるのが望ましいですが、まずは入りやすいwebデザインのスキルなどを身につけて数万円の案件から始めるのがおすすめです。
副業2.プログラミング講師
プログラミング講師は少数ではあるものの、中には研修が充実していて未経験から始められる案件も多いです。
なぜなら、近年ではIT化が進む一方でエンジニアの人材が不足しているので社会貢献性や需要が高いからです。
1案件当たり、時給制が多く1時間1,500円~2,000円ほどで、人材が不足している言語になればなるほど時給も上がります。
特に最近は完全オンライン制の授業もあるので、在宅やスキマ時間でも始めやすいのが魅力です。
「教える」ことでより一層自分の理解も深まるので、スキルアップにもうってつけです。
副業3.記事の執筆
エンジニアとしての経験を活かして、経験に基づく記事を書く副業もおすすめです。
なぜなら、クラウドソーシングサイトなどで検索してみると、募集要件によってはエンジニア経験者のみに絞られる案件も多く、経験やスキルを活かすチャンスだからです。
たとえば、エンジニアとしてのサービス開発や実務経験をもとにした記事執筆などが挙げられます。
こういった専門的な知識が求められる記事は、1案件当たり、1文字1円で約2,000円~5,000円くらいが相場です。
また、「文字を書くのは得意ではない」という人でも、ライティングスキルは人に分かりやすくものを伝える力を養うことができるので本業にも活かしやすく、知識の整理にもなります。
将来的にフリーランスを目指すITエンジニア向けの副業2選
では次に、将来は本格的にフリーランスを目指したいというエンジニアに向けた副業を2つ紹介します。・インフラエンジニア
・データサイエンティスト
順番にみていきましょう。
副業1.社会貢献度が高い副業ができる【インフラエンジニア】
インフラエンジニアは社会貢献度が高く、半永久的に求められる仕事なので副業にもおすすめです。
なぜなら、ITのインフラ(情報システムを稼働させる基盤となる機材やソフトウェア、ネットワークなどの総体のこと)は情報社会においてあらゆるものやサービスに活用されているので、副業でスキルを磨くと本業や転職の際にも役立つからです。
特に案件の多くは業務改善や新規のサーバーの導入などを担うため、発生しうるリスクを想定した整備が求められます。
自分が関わりたい仕事とクライアントのニーズがマッチする可能性も高いです。
インフラエンジニアとしての経験が3年以上なら月単位で550,000円以上を目指せます。
会社に勤め社員としてこの額を目指すのはなかなか厳しいのが現実ですが、副業ならこれがありえます。
エンジニア経験がある人で、インフラエンジニアとしての経験が1年未満で副業する場合は、月250,000円以上の案件を選ぶのがおすすめです。
副業2.データ解析言語のPythonや統計学を使う【データサイエンティスト】
エンジニア経験を活かしてデータ分析を行うデータサイエンティストも副業におすすめです。
なぜならエンジニアとしての経験やプログラミングのスキルを活かせるのはもちろん、データ解析言語と呼ばれる「Python」や「R言語」を利用するので、今後AIの導入や開発が一層進むと予想されるIT業界では需要が高いからです。
案件例は、データ分析ツールの開発やデータ加工、データを活かしたビジネス改善など業務の幅が広いです。
この分野は特に需要があるのに対して人材が不足しているので、案件にもよりますが、月単価で1000,000 円以上の案件もあります。
ビッグデータ分析の力やエンジニア力を活用するデータ分析の副業は、本気で高収入を狙いたい人におすすめです。
ITエンジニアが副業を始める前にするべきこと3つ
さて、エンジニアが副業するメリットやおすすめの副業を紹介してきました。
早速今から始めたいという人もいると思います。副業を始めるにはどのような準備をしたら良いのでしょうか。
2つ紹介します。
するべきこと1.相手とのミスマッチを避けるためにプロフィールは丁寧に書く
基本ですが、エンジニアとして副業を引き受ける際、自分のスキルや経験は詳細にプロフィールに書きましょう。
クライアント(発注者、依頼者)は受注者のプロフィールが充実している方が仕事が頼みやすく、その方が成約率も格段にアップします。
エンジニアとして過去に作成したWEBサイトや開発に携わったシステム、アプリケーションなどがあれば、それをポートフォリオとして記載するのも忘れないようにしましょう。目に見えて実績があると、仕事を受けやすいだけでなく、相手との認識のミスマッチも防ぐことができます。
するべきこと2.案件の相場価格を調べて、1案件当たりの希望報酬額を決めておく
またエンジニアとして副業する場合には、1案件あたりの希望報酬額を明確に決めておくことも準備段階として必要です。
なぜなら、あまりにも安すぎたり成果に見合わないと感じると、モチベーションの低下に繋がり副業を継続しにくくなるからです。
せっかく週一の休みや土日を利用するのですから、自分が納得する額を受け取りたいですよね。
副業の仕事を引き受ける前に、自分のスキルセットや経験を整理して、報酬額は明確にしておきましょう。
するべきこと3.副業の所得が年間20万円を超えたら確定申告が必要なことを知っておく
副業の所得が年間20万円を超えたら確定申告が必要です。
もし確定申告が不安だという人は、freee(フリー)などの無料の確定申告ツールを使うのがオススメですよ!
ITエンジニアが副業で効率よく副収入を得るコツ3つ
貴重な休日や土日を返上するのだから効率よく副収入を得たいですよね。
ITエンジニアが副業で効率よく副収入を得るコツを3つ伝授します。それは下記の3つです。
・時間管理がしやすい固定報酬制の案件を選ぶ
・案件の単価が安いものは極力避ける
・副業に慣れてきたらエージェントサービスを利用する
順番に解説していきます。
コツ1.時間管理がしやすい固定報酬制の案件を選ぶ
1つめは、固定報酬制の仕事を選ぶことです。
ITエンジニアは本業が忙しく、残業も多めですよね。
副業の中には時給制の案件も存在しますが、決められた時間以上に拘束時間が長くなりやすく、本業に支障をきたす可能性があります。
固定報酬制のメリットとして、見積もりや時間の管理がしやすいという点が挙げられます。
しっかりと納期を守れば時間の使い方は当人次第なので、忙しい会社員でも融通が効きます。
コツ2.案件の単価が安いものは極力避ける
2つめは、案件の単価が安いものは極力避けるということです。
先ほども説明した通り、せっかくの貴重な時間を割いて副業に当てるわけですから、報酬が努力に見合わないとモチベーションを維持できません。
継続して副収入を得たいなら、それなりにモチベーションが維持できるレベルの希望の報酬額を決めておきましょう。
コツ3.副業に慣れてきたらエージェントサービスを利用する
3つめは、副業にある程度慣れてきたらエージェントサービスを利用するということです。
いくつかの案件をこなすとわかるのですが、副業には案件を見つける手間があったり、契約を結ぶ前に何通かメッセージでやりとりをして不明瞭な事項について確認するといった作業が発生します。
エージェントサービスは、自分の希望を伝えればそれに合った案件を紹介してくれます。
限られた時間の中で副業をしたい人にとって、このようなエージェントサービスをうまく活用することは非常に効率的です。
ITエンジニアが副業する際のQ&A
では最後に、ITエンジニアが副業する際のQ&Aについてみていきましょう。
Q1.AWSを活用した副業はどんな形で副収入が得られる?
AWSとは、「アマゾン ウェブ サービス」の略で、アマゾンが提供するクラウドサービスのことです。
自分たちでインフラ環境を構築せずにボタン一つでサーバーを構築できたり、安定した質の高いリソースにアクセスできるので、その便利さゆえ物理サーバーをAWSに移行する会社も増えてきています。
利用する会社が増えているということは、AWSを使いこなせるエンジニアの需要も高まっているということです。
AWSを使ったシステム開発や構築を希望する案件は非常に多く、1案件あたり50,000円〜100,000万円のものからそれ以上の高額なものもあります。
「構築だけをやってほしい」というパターンや「AWSにある既存のシステムの運用をしてほしい」というパターン、「構築から運用、保守まで全てやってほしい」など、案件は様々です。AWSの知識がある人は副業でも十分に活躍できるでしょう。
Q2.AndroidやiPhoneなどのスマホ向けのアプリ開発ができる副業はある?
AndroidやiPhoneのスマホ向けのアプリ開発がやりたいけど、果たしてそんな副業はあるのか?と思う方もいらっしゃるかもしれません。大丈夫、副業でしっかりと活かせます。
アプリの開発に必要なプログラミング言語は異なります。
たとえば、Androidだと「Java」と「Kotlin」。iPhoneだと「Swift」や「objective-C」などです。実際にアプリの設計経験があれば始めやすいですが、特定のプログラミング言語について理解を深めたいという場合でも十分チャンスはあります。
顧客が作りたいアプリのイメージを吸い上げて要件化した上で開発までを担う案件が多く、上流工程と下流工程を一気に経験できるので、システムエンジニアとして、またプログラマーとしてのスキルアップも狙える良い機会です。高額な報酬の案件が多く、1案件当たり、500,000円 〜 1,000,000円ほどです。
Q3.テストエンジニアとしての副業は未経験でもできるの?
テストエンジニアの主な仕事は、ソフトや電子機器の動作確認をテストして、検証や評価することです。
「テスター」や「QAエンジニア」などとも呼ばれ、未経験でもアルバイトや副業として募集をかけている案件は多いです。
この仕事はちょっとだけ特殊で、未経験者ならではの目線での新たな発見が求められる場合もあり、経験がなくてもOKなところが大きな魅力です。
マニュアルや手順書がしっかりしているケースが多く、短調な作業になりがちですが長時間の集中力を必要とされる仕事でもあります。
報酬額は幅広く、1案件あたり30万円以上の案件もあります。
まとめ
- エンジニアができる副業は専門性が求められる仕事が多いので、単価が高い
- エンジニアができる副業は在宅やリモートでできる案件が豊富
- エンジニアができる副業は土日や週1からできる案件も多い