失業保険を受給するために必要な「求職活動」は、民間セミナーのみでも実績として認められます。
「民間セミナーが実績とカウントされるための条件は?」
「民間セミナー以外ですぐに実績を作る方法は?」
など、民間セミナーと求職活動についてまとめました。
Contents
求職活動の実績は「転職に関係するセミナーであれば」民間セミナーのみでOK
結論、民間企業が主催しているセミナーのみでも実績となります。
セミナー1回参加につき1回分の実績となりますので、認定日までに2回の実績が必要の場合は、期間中2つのセミナーに参加する必要があります。
実績として認められる民間セミナーの条件は「転職に直接関係しているものか」ということです。
最短1日!自宅で活動実績を作る方法
セミナーに参加しなくても、自宅にいながら実績を作ることもできます。
方法は簡単で、求職サイトから求人に応募するだけです。
「求人に応募した」ということが活動実績として認められるので、最短1日・自宅で求職活動実績を作ることが可能です。
詳しいやり方や、おすすめの求職サイトを知りたい方は「民間セミナー以外で求職活動の実績として認められるもの」に目を通してくださいね。
求職活動の実績を民間セミナーのみにする際の注意点3つ
求職活動の実績は民間セミナーのみでもOKとはいえ、最終的に実績と判断するのは各管轄のハローワークです。
ハローワークに認められるためには、3つ注意しておきたいことがあります。
1.参加したことを証明する「参加証明書」を必ずもらう
民間セミナーに参加した際は、必ず「参加証明書」をもらういましょう。
セミナーに参加した証拠として、認定日に失業認定申告書とともにハローワークへ提出する必要があるからです。
参加証明書は、セミナー会場の入り口や受付などに置いてあるケースが多いですが、中には事前に希望しないともらえないセミナーもあります。
イベント概要などに明記が無い場合は、事前に確認しておくのがおすすめです。
2.勉強会・講習会などのセミナーは求職活動として認められない可能性が高い
求職活動として認められるのは、基本的に「転職に直接関係がある」民間セミナーに限ります。
業界の専門知識を深めるための勉強会や、希望する企業の役員が講師を務める講習会などは、転職に直接関係のないため認められないことが多いといえます。
「このイベントへの参加は求職活動の実績になります」と、サイトに明記しているセミナーもありますので探してみましょう。
最終的実績として認めるかどうかは、各ハローワークの判断となりますので、迷ったら管轄のハローワークまで確認してみるのが一番です。
3.認定日の前日までに参加しておく
求職活動の実績は、認定日の前日までに終わらせておく必要があります。
認定日では、前回の認定日から今回の認定日の前日までの求職活動の報告をすることになっています。
そのため認定日当日にセミナーに行った場合は、次の期間分の求職活動になります。
セミナーの日にちには注意して申し込みましょう。
民間セミナー以外にもある!求職活動の実績になるセミナーの種類
転職エージェントなど民間企業が主催しているセミナー以外にも、以下の団体が行う転職セミナーでも求職活動の実績になります。
- ハローワーク
- 地方自治体など公的機関
ハローワークのセミナーでは、面接の受け方や応募書類の書き方などが学べます。
「転職」とはどういったものか知りたい方や、とりあえず求職活動実績を確保しておきたい方におすすめです。
地方自治体など公的機関でも転職セミナーは行われており、地元企業へ就職を考えている場合は受講を検討してみましょう。
民間セミナーに参加したときの「失業認定申告書」の書き方
認定日には、ハローワークに「失業認定申告書」を提出し、求職活動の実績を申告する必要があります。
求職活動は「失業の認定を受けようとする期間中に、求職活動をしましたか。」という設問に、記入していきます。
民間セミナーに参加した際は、求職活動の方法は(イ)に〇しましょう。
また、ハローワークのセミナーは(ア)、地方自治体など公的機関の場合は(エ)が該当します。
「活動日」にセミナー開催日を、「利用した機関の名称」に主催企業の名称を記入し、求職活動の内容を「就職セミナーに参加」とすればOKです。
民間セミナー以外で求職活動の実績として認められるもの
ハローワークや民間セミナーなどセミナーを受講する以外にも、求職活動の実績と見なされる活動はたくさんあります。
コロナ禍でセミナーやイベントなどが延期・中止になるなかで、民間セミナーのみでの実績作りは難しくなっています。
自宅で安全にできる求職活動もありますので、知っておきましょう。
最短1日でできる求職活動の作り方などは「最短1日!失業保険の『求職活動の実績』の作り方と4つの注意点」の記事を参考にしてくださいね。
実績になるもの1.雇用保険受給説明会(初回講習)
失業保険の給付を受けるために参加する説明会、「雇用保険受給説明会(初回講習)」も求職活動に該当します。
会社都合退職の場合、初回の失業保険認定日までに必要な求職活動の実績は「1回」です。
そのため、この初回講習に受講すれば初回の求職活動は終わりです。
関連記事:失業保険認定日はどう決まる?退職から失業保険を受け取るまでの流れ7STEP
実績になるもの2.求人への応募
冒頭で説明した通り、求人に応募することは立派な求職活動です。
合否関係なく「応募した」時点で求職活動と見なされますので、認定日の前日時点で合否が出ていなくても問題ありません。
ハローワークからの紹介はもちろん、転職エージェントなどから紹介された求人への応募も対象です。
一番のおすすめはDYM就職
登録先に悩みたくない方におすすめなのが、質の良い求人が豊富な転職エージェントDYM就職です。
東証一部上場企業からベンチャー企業まで幅広い求人の中から、あなたに合った求人を転職のプロが厳選し紹介してくれますので、どの求人に応募するか悩む必要はありません。
また、DYM就職は研修制度が充実した求人が豊富なので、経歴に自信がなくても、長いブランクがあっても応募しやすい求人がそろっています。
転職に不安や悩みを抱えている方は、登録してとりあえず相談してみるのがオススメですよ。
実績になるもの3.ハローワークでの職業相談・紹介
ハローワークで就職相談をした場合は、企業に応募しなくても求職活動として認められます。
認定日で行きそのまま職業相談を受ければ、それで実績を1回分得られたことになります。
地元の企業に就職したい場合は、ハローワークでの相談が一番です。
もちろん紹介された求人すべてに応募しなくてもOKですので、積極的に自分の希望の求人を紹介してもらいましょう。
実績になるもの4.企業説明会
セミナーに近い「説明会」と呼ばれるイベントへの参加も求職活動に入ります。
セミナーが就職に関する全般を学べたり体験できる一方で、企業説明会は一企業のことを詳しく知るための場であることが多いです。
その業界や企業を深く知るチャンスですので、目的の企業や職種がある場合は積極的に参加しましょう。
実績になるもの5.資格の取得
希望職種への転職に必須の資格や、取っておくと就職活動で有利になる資格などがある場合、その資格を「受験」することで実績になります。
受験していれば求職活動として認められるため、「求人への応募」同様、結果の合否は実績に関係ありません。
ただし、資格試験であればなんでもいいわけではなく、自分の目指す職種や業界に関係がある資格であることが前提です。
あまりにかけ離れており関係性がないと判断された場合は、実績として認められない可能性が高いので注意しましょう。
「○○だけ」に注意!求職活動の実績と認められないもの
行っても求職活動として認められないものもあります。
以下のような、「○○しただけ」というものは求職活動として認められません。
- 転職サ-ビスに登録しただけ・求人を検索しただけ
- ハローワークでパソコンを使い、求人を閲覧しただけ
- 資料請求しただけ
- 知人に仕事先の紹介をお願いしただけ
これら4つは、すべて「応募」さえすれば実績になります。
実際に就職につながる動きをしていなければ、実績として認められません。
民間セミナーのみで求職活動の実績にする際のQ&A
民間セミナーのみで求職活動の実績を得る際に、よくある疑問についてみていきましょう。
Q1.オンラインセミナーでも実績になる?
すべてではありませんが、オンラインでも実績として認められるセミナーもあります。
オンラインセミナーのページに「このイベントへの参加は求職活動の実績になります」など、記載されていることもありますのでチェックしてみてください。
オンラインの場合、「参加証明書」は受講後に郵送されるケースが多いです。
発送される時間も考え、認定日前日までに参加証明書が手に入るようにスケジュールに気を付けましょう。
ただし、最終的な判断はハローワークですので、受講したいセミナーが実績になるか判断しかねる場合は管轄のハローワークに相談するのが賢明です。
Q2.民間セミナーはどうやって見つける?
大手の転職エージェントに登録しておくのが一番簡単で情報を早く入手する方法といえます。
各転職エージェントでセミナーが行われる際は、お知らせメールやメッセージが配信されるためです。
大手転職サービスにはできるだけ登録して、随時情報をチェックするよう心がけましょう。
また、地方の場合などは、新聞の折り込み広告としてセミナーのチラシが入っている可能性もあります。
まとめ
- 求職活動の実績は、民間セミナーの受講のみでOK
- ただし、転職に直接関係するような民間セミナーであることが条件
- セミナーに受講したら「参加証明書」を必ずもらい、ハローワークに提出する