「仕事辞めたら人生楽しすぎ!」
2人に1人が転職を経験しているといわれるいま、仕事を辞めるハードルは下がってきています。
人生は泣いても笑っても1度きりです。
仕事を辞めたり、転職や働き方を変えたりと1歩踏み出すことで、『人生が楽しい!』と感じるチャンスは誰にでもあります。
仕事を辞めたことは正解だったと言えるような、リスク回避の方法を知って不安を解消していきましょう。
Contents
転職経験者2人に1人の時代。仕事を辞めても人生は終わらない!
社会人の2人に1人は仕事を辞めて転職したことがあると言われています。
実際、リスクモンスター株式会社の調査によると、転職経験「あり」が56.6%、「なし」が43.4%という結果が出ています。
個人によって転職の理由や事情は違いますが、これほどまでに転職経験がある人が多い時代で、仕事を辞めるだけで「人生終わった……」と悲観的になる必要はないでしょう。
仕事辞めたら人生楽しすぎ!いったん仕事を辞めてみるべき理由4つ
仕事を辞めることはリスクが多いことと思われがちですが、仕事を辞めてみないとわからないこともあります。
いったん仕事を辞めてみるべき理由をみていきましょう。
1.人生が劇的に変化するわけではないから
仕事を辞めただけで人生が劇的に変わることはありませんので、この世の終わりのように恐れる必要はありません。
仮に人生を80年としたとき、働く時間が占める割合はたったの12%程度。
この割合から見ても、仕事が変わっただけで人生が終わったり、大きく変わりすぎたりすることは珍しいといえます。
プレッシャーに感じすぎず「転職は人生における通過点の一つ。会社を辞めるという選択肢もアリかも」という気持ちを持ってみましょう。
2.自分を見つめ直す時間ができるから
毎日行っていた仕事を辞めると、いやが応でも「自分は何をすべきか・自分は何がしたいのか」を考えるようになります。
仕事をしているときは、日々の仕事をこなすことに重きを置いているため、自分がしたいことやすべきことを考える時間がありません。
真剣に自分を見つめ直す時間ができるので、より深く自分を知ることができます。
自分を知ることで、本当に自分のやりたいことや自分のためになる仕事を見つけやすくなるでしょう。
関連記事:本当に自分らしく生きるための方法とすぐに辞めたいNG行動
3.ストレスから解放されるから
誰でも大なり小なり仕事上のストレスを感じることはあります。
またとくに嫌なことがなくても、「毎日決まった時間に決まった仕事をして」と行動を仕事にしばられている以上、ストレスを感じることは当たり前です。
仕事を辞めることでこれらのストレスから解放されます。
どんな対処をしても仕事が嫌でたまらない気持ちが続く場合もあり、ストレスを解消できないままほおっておくと、最悪体調を崩してしまいます。
体調に悪影響を及ぼすレベルのストレスなら、仕事は辞めてしまった方が賢明でしょう。
4.前職での経験が武器になるから
前職での経験は、転職のときに有利になることもあります。
- 同業種への転職:前職の経験をかわれ「即戦力」として採用される
- 他業種への転職:マネジメント力や実行力など「働く力」が評価され採用される
このような場合は、年収アップも見込めます。
もちろん、何回も転職すればいいというわけではなく、”給料が上がる転職の仕方”をする必要があることも覚えておきましょう。
関連記事:あなたの給料が上がらない理由|転職?交渉?今とるべき対処法
仕事を辞めて後悔しないために【在職中にとるべき行動4つ】
「仕事辞めたら人生楽しすぎ!」となるためには、ただやみくもに仕事を辞めるだけではいけません。
後悔しないためにも、在職中にやっておくべき行動をまとめました。
- 転職のプロにキャリア相談して、実際に転職活動をはじめる
- いまの仕事の嫌な部分を整理する
- 仕事を辞めない場合のリスクを考えてみる
- 「引継ぎ」を考えながら仕事をする
1.転職のプロにキャリア相談して、実際に転職活動をはじめる
「仕事を辞めるのはできたとしても、そのあと上手く転職できる?」という不安を持つ方は多いでしょう。
そういった場合は、転職のプロに相談して、実際に転職活動をはじめてみるというのも一つの方法です。
転職エージェントは転職先の紹介をしてもらえるだけでなく、転職したあとのキャリア設計まで無料相談できます。
また、どんな求人を紹介してもらえるかで自分の市場価値を知ることができるので、転職に対してのリスクヘッジになります。
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2.いまの仕事の嫌な部分を整理する
後悔しないためには、仕事を辞めるまえに何が嫌なのか何がストレスとなっているのかをもう一度考えてみましょう。
頭の中で考えるのではなく、紙やメモアプリなどに書き出してみる方が、自分のことを客観的に見ることができ冷静に事実を見つめ直せるのでおすすめです。
ここでまとめたことは、辞めた後の転職先の選定や今後のキャリア形成にも活かせます。
3.仕事を辞めない場合のリスクを考えてみる
仕事を辞めるリスクを考えるのと同様に、このまま仕事を続けたときのリスクも考えてみましょう。
今の仕事を続けて起こり得るリスク
- 転職を先延ばしにしていたら年齢がネックで転職しづらくなった
- スキルアップができない職場で働き続けた結果、転職もできず辞めるに辞められなくなった
- 肉体的・精神的に不調をきたしてしまった
いま辞めたときのリスクと仕事を辞めないで続けるときのリスクを比べてみましょう。
仕事を辞めない選択のほうが、あなたの人生にとって悪影響を与える可能性も十分にあります。
4.「引継ぎ」を考えながら仕事をする
引継ぎは仕事を辞めるうえで重要なことです。
転職活動を進めると同時に、誰にいつ引き継いでもいいようにマニュアルの作成や取引先の整理を進めておきましょう。
この会社の関係者とは二度と会わないからと思っていたら、転職先に元同僚がいた、転職先の取引先が元職場だった、ということが十分にありえるのです。
できる限りの引き継ぎを行ってから、仕事を辞めるのがベストです。
また、スッキリ引継ぎをしておいた方が、あとくされなく「仕事辞めたら人生楽しすぎ!」という気持ちになれるでしょう。
仕事を辞めて後悔しないために【スムーズな退職ノウハウ3つ】
「仕事辞めたら人生楽しすぎ!」となるためには、退職をスムーズにすすめる必要があります。
かといって退職は何度も繰り返し行うことではないので、慣れないことも多く上手くできるのか心配な方も多いでしょう。
ここではスムーズな退職のためのノウハウを紹介していきます。
- 退職の申し出は辞める1ヶ月前までに
- 繁忙期などをさけ、円満退職を心がける
- 辞めたいのに辞められないなら退職代行サービスの利用も視野に
1.退職の申し出は辞める1ヶ月前までに
引継ぎ・退職手続きなどのことを考えて、申し出は退職したい日の1~2ヶ月前にはしておきましょう。
民法627条では「解約の申入れの日から二週間を経過することによって終了する」とさだめられており、正社員(無期雇用)の場合は会社側が認めようが認めまいが労働者が退職を申し出てから2週間たつと自動的に雇用は終了すると決まっています。
しかし、民法上では2週間前の申し出でも退職可能ではありますが、円満でスムーズな退職をしたいのであればひと月以上前から申し出るのがベターです。
中には就業規則で「退職の申し出は〇ヶ月前まで」と定めている会社もあるので、調べておきましょう。
関連記事:「仕事を辞める」後悔しない決断の基準は?円満退職までの5STEP
2.繁忙期などを避け、円満退職を心がける
円満退職には、退職する時期選びも重要です。
「この時期に辞めると、普通の時期よりも迷惑をかけそう」とわかりきっている時期があるのなら、そこは避けて辞めましょう。
あまり良いとは言えない退職時期
- 繁忙期
- 大きなプロジェクトの途中
- 就業規則に定められている期間外
3.辞めたいのに辞められないなら退職代行サービスの利用も視野に
仕事を辞めたくても、在職強要されたりハラスメントがあったりで言えない・言いづらい環境にいる場合もあります。
仕事を第三者の手で辞めにくいように妨害されている状況に置かれているのであれば、退職代行サービスの利用を検討してみましょう。
とくに退職代行サービスの利用する必要性が高いケース
- 在職強要をされ、悪質に引き止められている
- パワハラなどが横行しており辞めると言いづらい
LINEで相談可能というサービスもあり、相談だけでも気軽に行えます。
仕事を辞めて後悔しないために【辞めた後の生活費】
仕事を辞めるうえで、一番心配になることは金銭面です。
辞めた後の生活費や収入を明確にして不安なことを解決していくことで、より後悔なく仕事を辞める決断ができるかもしれません。
いまいちど、きちんと辞めた後の費用について考えてみましょう。
- 生活費がいくら必要か計算する
- 失業保険を申請方法を確認する
- しばらく働かないのなら公共職業訓練・各手当も調べる
1.生活費がいくら必要か計算する
転職活動は一般的に3ヶ月かかるとされていおり、仕事を辞めた後から転職先を探すのであれば、おおむね3ヶ月分の生活費が必要ということになります。
もちろん失業保険も受け取ることができますが、転職活動は運とタイミングにもよるため、いつまでかかるかわかりません。
最低でも必要な3ヶ月分の生活費を計算してみて、自分の貯蓄などを考えたとき仕事を辞めても安心かという点を考えてみましょう。
2.失業保険を申請方法を確認する
失業中に欠かせない「失業保険」の申請方法は、辞める前に必ず確認しておきましょう。
失業保険を受け取ることができる条件は以下2つです。
- 定められた雇用保険に期間加入していること
- ハローワークの定める「失業の状態」であること
離職票や雇用保険被保険者証を提出し、ハローワークで申請します。
※詳しい失業保険のもらい方について:失業保険のもらい方は5STEP!退職後に申請して受け取るまでの流れ
受給額は、雇用保険の加入期間や年齢などで確定します。
※失業保険の計算方法について:失業保険、【いくらを、いつからもらえる?】金額と期間の計算方法
3.しばらく働かないのなら公共職業訓練・各手当も調べておく
しばらく働く予定がないのであれば、公共職業訓練や各種手当についても調べておきましょう。
「公共職業訓練」は、求職者であれば無料で就職に向けてのスキルや資格を取得できるもので、ハローワークにて申し込みを行い書類選考や試験を合格すると受講できます。
Web系から美容系まで、さまざまなジャンルの中から好きなものを選んで学ぶことができます。
※公共職業訓練の詳しい内容について:公共職業訓練の受け方4STEP | 失業保険をもらいながらスキルを習得するコツを解説
また、失業保険の受給中に再就職するともらえる「再就職手当」というものもあります。
※再就職手当の受け取り方について:再就職手当をもらう条件と受給までの流れ|いつから、いくらもらえる?
手当などのことを把握しておけば、収入面でも安心して仕事を辞められるでしょう。
「仕事辞めたら人生楽しすぎ!」と思うためにやってはいけないこと3つ
「仕事辞めたら人生楽しすぎ!」と思うために、やってはいけない注意点をまとめました。
- 勢いで仕事を辞めない
- 悩んだら人に相談する
- 無断欠勤を続けて、そのまま退職する
注意点1.勢いで仕事を辞めない
仕事辞めたら「人生楽しすぎ!」と思うことは確かとはいえ、勢いで仕事を辞めてしまってはいけません。
感情のおもむくまま辞めると転職への準備ができていないことが多いため、後悔の方が強くなってしまう可能性が高いです。
仕事を辞めて正解だったと思うためには、紹介したような前準備・知識を用いて実践するのが大切です。
注意点2.悩んだら人に相談する
「準備もしたし転職のイメージもできた、でもなんだか踏み切れない」
そんなときは1人で考えず、人に相談して第三者視点でアドバイスをもらいましょう。
相談相手は誰でもいいわけでなく、噂が流れないためにも在職中の職場関係者はできるだけ避けるべきといえます。
会社の状況を知りながらも、現在は別の会社に勤めているOB・OG、元同僚がおすすめの相談相手です。
また、「仕事を辞めて後悔しないために【在職中にとるべき行動】」で紹介したように、転職のプロに相談するのもいい方法です。
関連記事:転職相談は誰にすべき?転職希望者に多い悩みとおすすめの相談相手
注意点3.無断欠勤を続けて、そのまま退職する
どうせ仕事を辞めるからと言って、無断欠勤をしてそのまま退職するという行動は絶対にやめましょう。
失業保険の申請に必要な書類を会社からすぐに送ってもらえなかったり、滅多にはありませんが、会社側から損害賠償を請求されたりする可能性もあります。
退職後のリスクが高いため、無断欠勤をしてそのまま退職という方法はおすすめできません。
どうしても退職届を受理してもらえない、数日間、無断欠勤をしていて会社に行きづらいという人は、無断で退職せずに退職代行などのサービスに相談し、会社との間に入ってもらいましょう。
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まとめ
- 仕事はやめてもなんとかなる
- 後悔しない転職のためには、在職中から就職活動をはじめるのがおすすめ
- 辞めた後の生活費を考えることで不安が減らせる