「自分らしく生きる」「ありのままの自分で生きる」
理想的な生き方とはいえなかなか実現するのは難しいもので、まずどんな生き方が”自分らしい”と言えるのか明確な答えを持っている人は少ないです。
ここでは、あなたにも、あなたの周りの人にも良い影響を与える「自分らしい生き方」を実践するためのコツを紹介します。
Contents
「自分らしく生きたい」と思う人が増えている
新型コロナウイルス感染症により、人々の生活が一変しました。
これまでの常識が非常識になってきているのは、みなさんも感じているのではないでしょうか?
「日本能率協会マネジメントセンター」の調査によると、コロナ禍では自分らしい生活を送りたいと思う人の割合が増えてきているという結果がでています。
生活の変化で人々の価値観も変わり、目標や結果のためよりも自分らしく生きることを求める人が多くなってきたといえます。
「自分らしさ」とは、あなたにしか見つけられないもの
「自分らしく生きたい」と思っても、まず「自分らしさがなんなのかわからない」人も多いです。
2019年のナガセビューティケァの女性を対象にした調査によると、自分らしさとは「自然体でいること」と答えた人が約7割にのぼりました。
この調査では、どの世代でも「自然体でいること」がトップで、年齢関係なく多くの人が「自然体でいること=自分らしい」と認識しているのがわかります。
一般的に「自分らしい」とは、等身大で飾らずありのままの自分でいることと定義できますが、それが具体的にどんな生き方になるのかは個人で違います。
あなたには、あなただけの自分らしさの答えがあるはずです。
自分らしく生きているかチェック!自分らしさを大切にしている人の特徴4つ
自分が自分らしく生きているのか、判断するのは難しいことです。
あなた自身は自分らしく生きてないと思っていても、周りから見るととても魅力的な生き方をしている可能性だってあります。
ここでは、自分らしく生きている人の特徴を紹介していきます。
特徴1.「自分」を大切にしている
自分を大切に生きている人は、自分の気持ちや意見をないがしろにしません。
自分の気持ちを押し殺したりいつわったりしてまで、人に好かれようと思わない人が多いです。
自分を認めることで、自分の選んだ道や決断に自信が持てるようになり、自己肯定感が強まります。
「自分のやることに自信が無い」「自分はこうしたいけど人の目が気になる」
そんな考えが強い人は、まだ自分を大切にできていないかもしれません。
特徴2.相手を尊重する
自分らしく生きる人は、自分だけでなく他人の思いや考えも大切にしています。
「相手の考えや幸せを認められないのは、ただの自分のわがままだ」と理解しているからです。
自分の考えを尊重したいという思いがある人であれば、他人の思いも尊重したいと思うのが当然のことです。
ただ自分の考えだけ周りに押し付けるのは自分らしさとは言わず、自己中心的な行動といえるでしょう。
特徴3.プライベートはもちろん仕事も楽しんでいる
自分らしく生きている人は自分への理解度が高いので、「やりたいこと」「向いている仕事」が明確で、仕事を楽しんでいる人が多いです。
仕事が楽しいとプライベートも充実します。
どんな仕事をするかは、自分らしく生きることに直結します。
自分に合った職種、職場を見つけることが自分らしさを見つけることにもつながるでしょう。
関連記事:やりがいのある仕事の見つけ方|自分なりのやりがいを見出すコツ
特徴4.先入観で自分の可能性をせばめない
自分らしく生きることができる人は、先入観や思い込みにとらわれません。
なにごとも視野を広く持つことができるので、決めつけ・思い込みで自分の可能性をつぶさないのです。
「自分は〇〇ができないから××もできない」「●●が上手くいかなかったから今回もどうせダメ」
こんな考えは自分の思い込みによるものが強いです。
先入観・思い込み・決めつけなどにとらわれ、自由な発想で動けないうちは自分らしく生きることはできないでしょう。
特徴5.常識にとらわれすぎず、自分の価値観をもっている
自分らしく生きる人は、一般的な常識にとらわれすぎず、自分にとって大切かどうかで物事を取捨選択をします。
相手を思いやるための常識は持っておかなければいけないものですが、たとえば、次のような常識はどうでしょうか。
- 結婚は〇代まで
- 一軒家を持つことが一人前になった証
- 正社員という働き方が一番
これらの常識は、あなたが自分らしく生きるうえで本当に必要ですか?
「一般的に・世間的に」という概念にとらわれすぎない人が、自分らしさを見つけられます。
自分らしく生きるためにやってはいけないNG行動4つ
自分らしく生きるために、してはいけないことや、捨てるべき考えをみていきましょう。
やってはいけないこと1.失敗を恐れて何もしない
自分らしく生きるためには、失敗を恐れすぎてはいけません。
失敗を恐れて成功のための努力をするのはOKですが、失敗を恐れて何も行動にうつさないのはダメです。
「失敗」は、恥ずかしいことでも周りに迷惑をかけることでもありません。
アメリカ合衆国第26代大統領セオドア・ルーズベルトの名言に「ミスをしない人間は、何もしない人間だけだ」というものがあります。
失敗したとしても挑戦しているだけ、自分らしさに近づいているのです。
やってはいけないこと2.人と比べる
「自分」を大切にしていないと、なんでも人と比べてしまったり、うらやましいと思ったりしてしまいがちです。
自分らしさはあなたにしかないもので、あなたにしかわからないので、人と比べても本当の自分らしさは見つかりません。
人と比較して自分に優劣をつけるのではなく、自分の長所そのものに目を向けるべきです。
人と比べそうになる気持ちを、自分を知ろうと思う気持ちに変えていきましょう。
やってはいけないこと3.八方美人になりすぎる
自分らしく生きるうえで、全ての人から好かれるのは難しいことです。
人間同士、相性が合う合わないがあるのは当たり前で、どんなに良い人も必ず誰かに「苦手だな」と思われているのです。
八方美人に「どんな人からも良く思われよう」と自分をいつわるたび、本当の自分らしさから離れていってしまいます。
無理に八方美人になりすぎず、素の自分でいても一緒にいてくれる人を大切にしましょう。
やってはいけないこと4.なんでもかんでも欲しがる
とくに「物」に関して、なんでもかんでも欲しがるのはやめましょう。
最新の家電・ガジェット、アクセサリーや服など、ついついほしくなってしまうものは多くあります。
しかし、その欲しいものは本当に自分がほしいものですか?
人が持っていて「うらやましいな」と思ったものだったり、着ているだけで自慢になりそうな高価な服だったりしませんか?
他人の目を気にしたものではなく、本当に自分にとって良いと思えるものを手に入れるほうが、より長く使えてより大切にしたくなる買い物になります。
自分らしく生きるために試してほしい5つの方法
自分らしさは、なかなか見つけられるものではありません。
自分らしさを知るためには、まず自分を知り、自分がおかれている状況を把握していく必要があります。
また、いままで試したことがないことに挑戦することも大きなきっかけです。
ここでは、自分らしさを見つけるために試してほしいアクションを紹介していきます。
方法1.仕事を見つめ直す
月の20日以上時間をともにする「仕事」は、生きていくうえで避けて通ることができません。
仕事のせいで自分らしさを失ってしまうこともありえるので、仕事選びは自分らしく生きるうえで重要な要素です。
自分らしさは、日々なんとなくこなしている仕事を見つめ直すことで見つかるかもしれません。
仕事選びに困ったら転職・就職のプロに相談するのがおすすめ
仕事選びは簡単なものではなく、まして、自分らしく生きるための仕事選びとなると、より多く悩みを抱えることになります。
仕事のことで悩んだら、転職エージェントなど、転職・就職のプロに相談するのが一番です。
たとえば、リクルートエージェントなら、豊富な転職実績を誇るアドバイザーが仕事選びから入社まで、マンツーマンで就職をサポートしてくれます。
転職のプロから客観的な視点から評価がもらえるので、自分で思ってもみなかった適職を見つけられる可能性もあります。
方法2.自分に使える時間を大切にする
自分だけの時間を大切にしましょう。
自分のためだけに使える時間をきちんと確保することは、自分を大切にすることにつながります。
友達や家族、仕事に使う時間ばかりに重きを置いている人は、なかなか自分の成長やメンテナンスに時間をさけません。
「今週の休みはオンラインで英会話を学ぶ」「毎週水曜日の夜は必ず好きな映画を見る」など、ルール化して必ず自分のために使う時間を確保してみましょう。
関連記事:ベストな休日の過ごし方30選|休日を自分らしく楽しむためのルール3つ
方法3.スキルを身に着ける
スキルを身につけることも、自分らしさを見つける良い方法です。
スキルが身につけば自信につながり、自分のことをもっと好きになれます。
自分のことを好きになることで自分のことをもっと知りたいと思うようになり、自分にしかない「自分らしさ」が見つかる良い状態になります。
たとえば、いま需要の高いITスキル、プログラミングを勉強してみるのもおすすめです。
プログラミングスクールは「テックキャンプ」などオンライン講義で完結するスクールが多く、どこかに通うことなくスキルを身につけられます。
テックキャンプは、エンジニアに転職したい方向けの講座から、とりあえずプログラミングを理解したい方向けの講座まで、ニーズに合わせた受講ができます。
方法4.人を頼ってみる
人に頼ることに慣れましょう。
人を頼れないということは「〇〇は私がすべき」という常識や思い込みにとらわれているということです。
どの仕事も誰がすべきというものはなく、得意・不得意などで振り分ける方が効率的に進みます。
あなたが「苦手だな」「時間が無いな」と思う仕事は手放してしまった方が、チームとしての効率は上がるかもしれません。
あなた自身も不得意なことに時間を割かれなくなり心に余裕ができるので、得意なことに全力でエネルギーが使え、前向きになれます。
方法5.直感を信じてみる
「これ好きかも」「これやってみたいかも」など、ふとしたときの直感を信じてみましょう。
考えてから行動にうつすのも悪いことではありません。
ただ、熟考することで、「まわりに認められたい」「失敗したくない」という思いが強くなり、自然体でいられなくなってしまいます。
自分らしく生きるには、直感を信じて「頭より体が先に動いた」を実践してみることが大切です。
直感を信じると、思いもよらない自分らしさを知ることにもつながります。
まとめ
- 自分らしく生きたいと思う人が増えている
- 自分らしさは、人のまねや人と自分を比較することでは見つからない
- 自分らしさを見つけたいのであれば、周りはもちろん自分のことも大切にする