再就職したいと思っている主婦の方、必見!
「ブランクがあるから」「子どもがまだ小さいから」という理由で再就職を諦めるのは早いですよ。
主婦が再就職するための3つのコツや注意点をまとめました。
主婦の再就職は思っているよりも難しいことではありませnので、ぜひ参考にしてくださいね。
Contents
主婦の再就職は難しいことではない!
「結婚や出産を機に退職したけれど、もう一度働きにでたい!」そんな方は多いはずです。
しかしいざ再就職したいにあたっては、育児や休職にともなうブランク、資格の有無など、さまざまな問題が気がかりになります。
不安の多い主婦の再就職ですが、実はそんなに難しいことではありません。
その理由を次の項目で紹介していきます。
主婦の再就職が難しくない理由4つ
主婦の再就職が「難しくない」主な理由を、4つにまとめました。
思っているほど厳しいものではないということが分かるはずです。
理由1.主婦向けの求人数は年々増加している
主婦の就職やパートに関する情報発信もしている、主婦特化の求人サイト「しゅふJOBパート」の集計では、主婦向けの求人は年々増加傾向にあることがわかります。(※2020年3月)
画像出典:「しゅふJOBパート」
労働力人口の減少に伴い、企業側が積極的に主婦の採用も行っているからです。
企業側も子持ちやブランクがあることを前提として、求人をだしています。
そのため、主婦特有の不安要素を理由にして再就職活動をはじめないのはもったいないといえます。
再就職できる可能性は広がっているので、ぜひ挑戦してみましょう。
理由2.「時短勤務」など、主婦に嬉しい雇用スタイルの広がり
働きたい気持ちはあっても、「フルタイムで働くのはやっぱり厳しい」という方も多いのではないでしょうか?
最近では働き方の多様化が認められ、時短勤務やリモートワークなどの主婦に嬉しい雇用スタイルが広がってきています。
10時~16時勤務・週3日勤務などの求人も多く、希望を言えば時間の融通を利いてくれる企業も多くなっています。
忙しくてフルタイムでは働けない、子育てとの両立が難しそうなど、時間の制限を理由に再就職を諦める必要はありません。
理由3.主婦にとってブランクは不安要素にならない
ブランクが長いというのも再就職にあたっては大きな不安要素と言えますが、それほどネックになるわけではありません。
最近は、主婦の中でもとくに40代の再就職が多く、主婦向け求人サイト「しゅふJOBパート」では、利用者のほぼ半数が40代となっています。
画像出典:「しゅふJOBパート」
ブランクがあるといってもスキルや社会人経験があることから、企業にとっては「即戦力になってくれる」という魅力があるのです。
またそれにプラスして、主婦業や育児の経験もある主婦は、コミュニケーション能力や臨機応変な対応能力などが身についているといます。
そのため企業側も長いブランクがある主婦の方でも、積極的に採用するケースが増えてきているのです。
理由4.国や地方自治体が女性の再就職支援を行っている
国や地方自治体などは、女性の再就職支援を行っています。
男女共同参画局「女性応援ポータルサイト」では、主婦に嬉しい再就職に役立つ情報を取り扱っています。
厚生労働省では、厚生労働省委託事業として「仕事と育児カムバック支援」という、再就職を目指す女性のための情報提供サイトを開設しています。
各地方自治体でもこのような再就職支援を行っているので、ぜひお住いの自治体の支援を調べてみてください。
きっと再就職の際に手助けをしてくれる支援制度が見つかるはずです。
主婦が再就職先をみつけるときの3つのコツ
主婦が再就職先をみつける際に、知っておきたいコツを3つまとめました。
1.自己分析をしっかり行う
再就職先を見つける前に、まずはしっかりと自己分析を行いましょう。
自己分析ができていないと、再就職しても上手くやっていけず続かない可能性が高いです。
自身のやりたいことや収入面はもちろんですが、家庭のことも考えてどのような働き方がしたいかを考えなくてはなりません。
主婦の方は、働き方に関する条件が多くなります。
その分、主に時間的な制約も多くなってしまうので、しっかり考えておきましょう。
2.いままでのキャリアや主婦の経験を活かした職種を選んでみよう
再就職する際に、どんな職種で働こうか悩む主婦の方も多いはず。
ブランクを多少感じても、いままで働いてきたキャリアを活かせる職種を選ぶのがおすすめです。
未経験ではじめての職種よりも、始めやすく働きやすいでしょう。
また、未経験の職種でも、主婦の経験を活かした職種であれば始めやすいといえます。
調理関係や保育関係・介護職などは、資格や社会人としての経験がなくても、家庭の中で経験してきたことが再就職へ繋がります。
「家事代行」など、主婦業をそのまま活かせる仕事もあります。
3.再就職の相談にも乗ってくれる「転職エージェント」の利用がおすすめ
仕事を探す方法は、ハローワークの利用や求人情報雑誌をチェックするなど、さまざまな方法があります。
どの探し方でも重要になってくるのは「自己分析」です。
ここをハッキリさせておかないと、自分の希望に見合った職はみつかりません。
しかし、自己分析を踏まえた希望の職を、自分1人で見つけるのは大変で不安が伴います。
そこで、再就職におすすめなのが「転職エージェント」の利用です。
「転職エージェント」では、求人の紹介はもちろん「働く」ことに関する悩みの相談にものってくれます。
再就職にあたって何から始めればよいのか分からない、面接などに不安があるなどの悩みもしっかりサポートしてくれるのでおすすめです。
再就職したい主婦にオススメ!「人材紹介サービス」「転職エージェント」
「転職エージェント」とは、求職者と人材を必要としている企業の間に入り、サポートする人材紹介サービスのこと。
求人情報だけでなく、求職者の働くことに関する相談にものってくれます。
再就職に不安がある、どんな働き方をすればよいのか分からず悩んでいる主婦の方に、おすすめの転職エージェントを紹介します。
おすすめ1.リモート・週3、4勤務の仕事を探している主婦向け!プロオンラインワーカー
プロオンラインワーカーは、副業ではなく、安定収入を継続的に探している人向けのサービスです。
リモートや在宅勤務、週3,4勤務など、あなたの希望の働き方を叶えながら、キャリアづくりができます。
WEB系の仕事や人事、広報PR、営業関連職などを中心に募集しているので、これらの仕事でこれまで頑張ってきた人にはとくにおすすめです。
おすすめ2.リクルートエージェント
国内最大級の転職エージェント「リクルートエージェント」。
求人の数は10万件以上、扱っている職種も「リクルートに無い職種は無い」と言われるほど多岐にわたっており、とりあえず登録しておきたい転職サービスです。
もちろん主婦が働きやすい会社の求人も豊富に取り扱っており、以下のような求人と出合えます。
●ワークライフバランスが取りやすい
●福利厚生が充実している、産休・育休が取りやすい
●女性が多い職場で働きやすい など
登録から再就職のサポートまで、すべてのサービスが無料です。
おすすめ3.パソナキャリア
大手人材派遣会社・パソナが運営する転職エージェント「パソナキャリア」。
女性の活躍支援に特化したサービスを提供する「女性活躍推進コンサルティングチーム」という女性の就職専門チームがあり、働く女性向けの転職セミナーなどを定期的に開催しています。
女性の転職に関わってきたキャリアアドバイザーが多く在籍しており、主婦の再就職に心強いサポートを受けることができます。
おすすめ4.LiBzCAREER(リブズキャリア)
リブズキャリアは、女性のライフステージに合わせた働き方をサポートする転職サービスです。
最大の魅力は、「退勤目安時間」「育児中役員在籍」「ママシャイン活躍」など、育児中の主婦に嬉しいこだわり条件で求人を検索できるところです。
他の転職エージェントに比べると求人数は少ないといえますが、女性・育児中の主婦向けに特化している専門性の高い求人が多いためです。
育児中であっても、再びキャリアを築いていくことができるおすすめのサービスです。
おすすめ5.type女性の転職エージェント
type女性の転職エージェントは、サービス開始から18年という業界でもトップクラスのサービス歴で、現在までにのべ数千人の女性の転職をサポートしています。
東京・埼玉・千葉・神奈川など、都市部の求人を多く取り扱っています。
女性の就活中に多い悩み「面接メイクアップ」など、女性ならではの悩みをサポートしてくれます。
在籍しているキャリアアドバイザーも女性が多いため、再就職したい主婦にとって利用しやすいサービスです。
資格がなくても働ける!主婦力も活かせる「家事代行」
資格や社会人経験があまりないという主婦の方におすすめなのが「家事代行」です。
「家事代行」とは、掃除や洗濯、料理といった日常の家事を代行して行うサービスのことを指します。
働くのに特別な資格は必要ありませんし、未経験でも研修制度があるので安心して働けます。
家事代行は時給が比較的高めで、昇給制度があるところが多いので、頑張り次第で給与アップも狙えますよ。
Casy(カジー)
時給:1,450円~で、週1回2時間から働けます。
時間の都合がつきやすく家庭との両立がしやすいのが魅力です。
フォロー体制もしっかりしていますので、家事代行が未経験の方でも安心して働き始めることができます。
キャットハンド
時給:1,200円~1,500円で、週1回2時間から働けます。
資格なしでも働けるますが、「調理師免許」などの資格があると優遇してもらえます。
また、年齢制限がありませんので、幅広い世代の主婦の方におすすめのサービスです。
主婦が再就職する際に気をつけて欲しい3つの注意点
主婦が再就職をして働く際に、気をつけて欲しい注意点を3つまとめました。
1.家族の理解を得ておくこと
家族の理解を得ないまま働くのはおすすめしません。
時短勤務や週2~3日の勤務であっても、働きながら家事や育児をこなしていくのは大変なことです。
働きながら家事・育児を自分1人ですべてやるのは困難といえます。
家族の協力が必要となりますので、働き出す前に理解を得ておきましょう。
また小さいお子さんがいる場合、保育園からの呼び出しの対応なども事前に話し合っておきましょう。
あらかじめ話しておくことで、働きだしてから家族間で負担が偏ってしまう事態を防ぐことができます。
2.主婦がよく聞かれる質問の回答を用意して面接対策をする
いくら企業側が主婦の再就職に理解があるといっても、働くために自分で何か対策を立てていないようでは採用は難しいといえます。
「1.家族の理解を得ておくこと」で説明したように、保育園のお迎え対策などをきちんと考えて面接に来る人の方が、企業側からの印象は良くなります。
その他にも、以下のような「面接で聞かれそうな質問」に対する対策は行っておきましょう。
- 残業ができるか?また月何時間対応可能か
- お子さんが熱をだしたときの対応について
- 再就職をしようと思った理由
- これまでの経歴 など
3.扶養の範囲内で働きたいなら年収の上限を把握しておこう
再就職する場合、扶養の範囲内で働きたいという希望の方は、年収の上限を把握しておきましょう。
扶養には、103万円の壁、106万円の壁、130万円の壁、150万円の壁と呼ばれる収入のラインがあります。
それぞれの壁の特徴をみていきましょう。
税制上の扶養 | 社会保険上の扶養 | |
103万円の壁 | 所得税が発生する | |
106万円の壁 | 社会保険に加入する必要がある
(※条件により異なる) |
|
130万円の壁 |
パートナーの扶養から外れる | |
150万円の壁 | 配偶者特別控除額の上限 |
103万円の壁|所得税の発生
年収が103万円を超えると「所得税」が課せられます。
103万円以下の場合は税金を払う必要がないため、パートナーの税金負担も軽くなります。
また、パートナーが勤めている企業の福利厚生で配偶者手当が支給されている場合、支給されるラインを「103万円以下」と定めている企業が多いため、超えてしまうと支給を受けられなくなるので注意が必要です。
106万円・130万円の壁
どちらも、社会保険への加入が必要になるラインです。
106万円では、働いている先の従業員の人数や勤務日数など諸々の条件を満たした場合、パートナーの扶養を外れ勤務先の社会保険への加入義務が発生します。
130万円は、106万円で該当しなかった人を含むすべてのケースで扶養から外れなければいけないラインです。
150万円の壁
150万円は、扶養者であるパートナーが「所得税の配偶者特別控除」の満額38万円を受けるための上限年収額です。
扶養に入っている方の年収が150万円を超え上がり続けると、控除額は38万円をピークに下がり続けるということです。
年収に応じて徐々に減額されていくものなので、急に出ていく額が増えるわけではありません。
主婦の再就職に関するQ&A
主婦の再就職に関する、悩みや不安をQ&Aにまとめました。
Q1.再就職に有利な資格はなにがある?
資格はないよりも、あるほうが再就職に有利といえます。
女性に人気で、再就職におすすめ資格は以下の3つです。
- 医療事務・調剤薬局事務
景気に左右されにくく、女性に人気 - 歯科助手
歯医者はコンビニよりも数が多いので就職先が多い - 介護事務
仕事だけでなく、家族の介護にも知識が活かせる
Q2.子持ち主婦はどのタイミングで再就職しているの?
お子さんを持つ主婦の方が再就職した際の末子の年齢は、0~1歳までが多いという結果があります。
子どもが0~1歳の小さい時期でも、家庭内での協力や地域・会社の制度を利用すれば主婦でもフルタイムで働くことは可能です。
また子どもを保育園に入れることが難しい場合は、小学校入学前など子供の成長に合わせて再就職を目指すパターンが多いです。
再就職するタイミングも、それぞれの家庭の事情によって変わるので焦らず自分たちのタイミングで進めましょう。
まとめ
- 子持ちやブランクが長くても、主婦の再就職は難しいことではない
- 再就職する際は家族の理解・協力は必要不可欠
- 転職エージェントを利用すれば再就職に関する不安も解消できる