「写真を売って副業ができる?」「写真販売で副収入を得るにはどうしたらいい?」という疑問を解決していきます。
今回は、写真販売を副業として始める方法や注意点、写真を売るコツを紹介します。
Contents
写真を売る副業の仕組み
写真を売って副業にすることができます。
写真販売サイトに写真を登録しておくと、サイズに応じて販売価格が設定できて、売り上げから仲介手数料を差し引いた残りが自分の報酬になります。
写真のサイズが大きいと販売価格も高くできるので、得られる報酬も増えます。
写真は企業の宣伝素材としてチラシやポスター、広告などで使われるチャンスがあるでしょう。
写真を売るといくらで売れる?
写真販売サイトでは写真の売上金額からサイトの仲介手数料を引いた金額が販売者の報酬です。
写真の売上金額は写真のサイズ、写真販売サイトが定める報酬率、購入者の契約に応じて売上金額が異なります。
大手の写真販売サイトである「PIXTA」を例にします。
写真の販売価格はSサイズは550円、Mは1,980円、Lは3,630円、XLは5,500円で、報酬率は22〜42%です。
仮にSサイズの写真が1枚売れると、550円の22%の121円が報酬になります。
月間の販売枚数が多いほど報酬率が上がり、1枚あたりの報酬額も増える仕組みといえるでしょう。
写真販売サイトで副業をはじめる方法5STEP
大手写真販売サイト「PIXTA」で副業を始める5STEPを紹介します。
- PIXTAに個人情報を登録する
- 写真をアップするための入門テストに合格する
- 販売できる写真の条件を確認し、写真をアップする
- PIXTAで写真が審査される
- PIXTAから許可が下りたら写真販売開始
PIXTAを利用するには、入門テストと写真審査に合格する必要があります。
入門テストはテスト受講前に約10分の入門講座を受講しておけば合格可能なので、極端に難度の高い試験を受ける必要はありません。
写真審査は写真技術の高さを求められるわけではなく、写真に不備がないかを確認するテストです。
スマホで完結!写真販売におすすめのアプリ2選
スマホだけで写真販売が完結できれば、出先や通勤中のスキマ時間にも写真を投稿しやすいでしょう。
スマホで写真を撮り、アプリから簡単に投稿できる写真販売サービスを2つ紹介します。
1.Snapmart(スナップマート)
Snapmartは、スマホなどで撮影した写真をユーザーが使用者に直接販売できるサービスです。
「マーケットプレイス」では写真単品が1枚330円(税込)、定額制プランなら60円(税込)から購入できます。
写真の販売サイズはS(縦横の長辺いずれかが800px以下)、M(縦横の長辺いずれかが1500px以下)、原寸大(縦横の長辺いずれかが1501px以上)の3種類です。
出品枚数とリクエストの応募回数、登録した本人情報などによってユーザーランクが決まり、報酬率はレベル1では30%、最高のレベル7では60%になります。
2.Shutterstock(シャッターストック)
Shutterstockは、スマホやパソコンから写真、動画、音楽をアップロードして販売できるサービスで、販売者への報酬総額は過去15年で10億ドルを越えています。
写真を買うユーザーは1枚から写真を購入できないので、1か月に1枚350円の画像10点で3,500円のプランか、1か月に1枚33円の画像750点で25,000円のプランから選択します。
写真販売の場合、販売数が100点以下だとレベル1なので報酬率は15%、2万5,000点以上ではレベル6なので報酬率は40%になります。
写真の販売数が増えるほどレベルが上がるので報酬率が上がりますが、レベルは毎年1月1日にリセットされるので注意しましょう。
写真販売におすすめのサイト2選
複数の写真販売サイトに登録しておけば、写真を売るチャンスを増やすことができます。
また、サイトの登録者によって需要が高い写真は異なるので、複数サイトに登録をしてみるのがおすすめでしょう。
1.PIXTA(ピクスタ)
PIXTAは、商品パッケージやテレビCMなどに利用されるロイヤリティフリーの写真やイラスト、動画を販売しているサービスです。
写真はSサイズ(Web用)が550円(税込)、最大のXLサイズ(A3からの印刷用)が5,500円(税込)で、ユーザーは1枚あたり割安に購入できる定額制プランもあります。
写真が購入されるとクレジットを獲得できるので、クレジットは10クレジット以上貯まれば1クレジットを110円で換金可能です。
報酬率は一般クリエイターの場合は通常22〜42%で、独占販売の設定をすれば報酬率を30〜48%に上げられます。
2.photolibrary(フォトライブラリー)
photolibrary(フォトライブラリー)は、写真やイラスト、動画などを販売しているサービスで特に女性や家族、料理写真が人気です。
写真の最低販売価格はSサイズ(640×425px)が無料、Mサイズ(2001×1329px)が108円(税込)、Lサイズ(4288×2848px)が216円(税込)です。
100円単位で販売価格を上げることが可能で、Lサイズの販売上限価格は5,000円となります。
登録した初月の報酬率は60%で、初月以降は過去1年間の売上回数に応じて報酬率が設定され、フォトライブラリー以外で販売する場合は報酬率は31〜47%です。
画像は一眼レフカメラで撮影した写真しか受付がないので気をつけましょう。
写真販売のメリットは3つ
写真販売のメリットは3つあります。
もともと写真撮影が好きで、たくさん撮ったものがある人なら手軽に始められるでしょう。
メリット1.初期費用をかけずに副業ができる
副業を始めるときに気になってしまうのは、初期費用ではないでしょうか。
写真販売の副業なら、一眼レフのカメラがなくてもスマホがあれば始められるサービスもあります。
また、多くの写真販売サイトは無料登録が可能で、販売ノルマもありません。
初期費用をかけず、手軽に副業を始めたい人におすすめです。
メリット2.撮り貯めた写真を活用できる
スマートフォンが普及し、誰でも手軽に写真が撮れるようになりました。
写真フォルダに保存したままの写真を活用すれば、気軽に副業を始められます。
写真を撮るだけで終わりではなく、販売することによって写真で収入を得ることができます。
メリット3.スマホで手軽に撮った写真も販売できる
写真販売はプロの写真家が多く活躍する一方、一般の人の写真の需要もあります。
なぜなら、写真素材の用途は多岐にわたるからです。
たしかに、プロの写真家の写真は構図と編集が洗練されているので、売れやすい傾向にあります。
しかし、素人が撮影した何気ない日常風景の写真も需要が高いので活躍のチャンスは十分にあるといえるでしょう。
写真販売のデメリットは2つ
写真販売のデメリットはどんな要素があるでしょうか?
写真販売は競合が多いので、コツコツと販売を続けることが大切です。
デメリット1.競合が多いので、すぐに安定した副収入を得るのは難しい
写真販売は競合が多いので、すぐに安定した副収入を得るのは難しいかもしれません。
なぜなら、写真販売サイトには当然ですが、プロのカメラマンも参加しているからです。
写真販売がすぐに軌道に乗らなくても諦めず、継続して新しい写真をアップし続けることが大切です。
デメリット2.写真1枚当たりの単価が低い
写真は1枚撮るのにも手間がかかりますが、販売単価が低いのがデメリットです。
たとえば、風景写真の場合、どこかへ出かけて撮影する必要があります。
よって、写真撮影に慣れるまでは手間がかかると感じる人も多いかもしれません。
しかし、写真撮影を継続して投稿写真を増やしていけば、写真を撮るスキルが上がるので売上アップのチャンスも高いでしょう。
写真販売のコツは4つ
写真販売のコツは4つあります。
写真販売の副業を成功させるためには、投稿する写真と販売方法を工夫しましょう。
コツ1.競合が少なく、需要が高いテーマを狙う
写真販売は競合が少なく、需要が高いテーマやジャンルを見つけるのが重要です。
たとえば、人物メインの写真は市場人気が高いのですが、競合はさほど多くありません。
なぜなら、人物写真は販売者が被写体のモデルに販売許可を取る必要があるため、手間がかかるからです。
事前にモデルに販売許可を取れるのであれば、人物をテーマにした写真販売もおすすめでしょう。
コツ2.写真は購入者が使いやすいように、複数の構図を用意する
購入者が使いやすいよう、複数の構図の写真を販売しましょう。
なぜなら、写真の購入者の使用目的は多岐にわたるからです。
たとえば、購入された写真はチラシやポスター、商品パッケージ、WEBサイトなどに使われます。
同じ背景の写真でも複数の構図で撮影してアップロードし、販売チャンスを増やしましょう。
コツ3.すぐに売れなくても、継続的に写真を投稿する
写真がすぐに売れなくても、継続して投稿することが大切です。
自分では売れるか自信がない写真にも、予想を超える需要がある可能性もあります。
写真の質を保ちながら継続して写真を投稿することで、販売サイト内での露出が増えて、販売機会を増やすことができるでしょう。
コツ4.検索タグは最大上限数までつけて、SNSで拡散させる
写真販売サイトで写真を販売する際は、写真に検索タグを付けられます。
検索タグは写真購入者が写真を探すときに使うため、最大数付けておけば販売チャンスを増やせます。
検索タグ付きの写真をアップした後は、自分のSNSで写真を宣伝することができます。
ただし、SNSでの宣伝行為は写真販売サイトによってはできないことがあるので、事前に確認しておきましょう。
副業で写真販売をするときの注意点は3つ
写真を撮る際の注意点は以下の3つです。
- 最低限は写真撮影の基礎を学ぶ
- ピンボケした写真を選ばない
- 著作権や肖像権についての知識を最低限身につけておく
たとえば、商標や企業のロゴ、著作権保護の対象である芸術作品が映り込んだ作品を選んではいけません。
また、肖像権違反になるおそれがあるため、事前に許可を得ていない人が映る写真を使うのもNGです。
サイトによってはマスクや帽子で人物が特定できない場合、人物が映る写真を販売できることもありますが、著作権を侵害するおそれがある写真は基本的に販売できないと考えましょう。
写真販売に関するQ&A
写真販売に関してのQ&Aをまとめました。
写真販売の副業の疑問を解消して、スムーズに始めましょう。
Q1.インスタで投稿や編集をした写真も販売できる?
インスタグラムで投稿や編集した写真を販売することも可能です。
たとえば「SUZURI(すずり)」なら、写真をアップするだけで写真を使ったオリジナルグッズを販売できます。
スマホだけで完結するので、始めやすいのも魅力です。
Q2.海外で撮影した写真も販売できる?
海外で撮影した写真も販売が可能です。
ただし人物や商標が映っていると著作権侵害のおそれがあるため、販売するのは避けましょう。
写真の検索タグに英語も入れておくと、海外ユーザーが購入してくれることもあります。
まとめ
- 写真販売はスマホで撮った写真も販売できる
- 写真販売は複数のサイトに登録した方が売上につながる
- 写真販売は写真のサイズ、手数料、報酬率に応じて収入額が異なる