「ビットコインの価格が暴落したら、借金を負うの?」
「価格が暴落したら、すぐに売却した方がリスクは少ない?」
ビットコイン取引をする人は取引チャートで価格が下落するたびに、ヒヤヒヤしているかもしれません。
なかには『暴落』の2文字を見て、焦ってビットコインを売却してしまい、損をした経験があるという人も多いでしょう。
今回はビットコインの価格暴落で失敗する原因を整理し、暴落したときの対策や注意点を紹介します。
※※当サイト内の各記事は執筆当時の各取引所の商品情報となりますので、最新の商品情報については各取引所のホームページをご確認ください。
Contents
ビットコイン(BTC)の暴落で取引に失敗する原因
ビットコインの暴落で取引に失敗する原因は以下の3つです。
- 損切りのタイミングを逃し、損失が膨らんだ
- 相場が戻ると思い込んでしまった
- 過去の成功体験に甘んじて根拠のない取引をした
原因1.損切りのタイミングを逃し、損失が膨らんだ
ビットコインの暴落で失敗した原因の一つは、損切りのタイミングを逃して損失が膨らんだことかもしれません。
なぜなら、少し損の段階で損切りをしないと、やり直せないほどの損失に膨らんでしまうこともあるからです。
「今回は損切りになっても、取引をトータルで見たときに利益が出ていればOK」という考え方に切り替えていきましょう。
ビットコインを取引するときは、それまでの取引での利益合計が損失以上になっていればいいと考えることが大切です。
原因2.相場が戻ると思い込んでしまった
ビットコイン価格が暴落したとき、相場が戻ると思い込んでしまうと危険でしょう。
たしかに、価格が暴落している時に通貨を保有する著名人や投資家が「相場が戻るだろう」などと発言すると、信じたくなるものです。
しかし、資産を守れるのは自分だけです。
著名人や投資家の意見だけを鵜呑みにして、チャート分析を怠るのはおすすめできません。
明確な根拠なく、相場が戻ると思い込むのは避けてチャート分析やあらかじめ決めた取引ルールに従いましょう。
原因3.過去の成功体験に甘んじて根拠のない取引をした
ビットコインの暴落で失敗した原因には、過去の成功体験に溺れてしまったからかもしれません。
仮想通貨の市場価格が上がり、保有しているだけで資産が10倍以上になった成功体験が忘れられない人もいます。
しかし、仮想通貨の急激な値上がりを経験していると、根拠のない増資をして価格暴落時に損失が大きくなることもあるでしょう。
持っているだけで資産が何十倍にもなるようなケースはなかなかありません。
自分の足元を見て投資し続けることが大切です。
ビットコイン(BTC)の暴落で借金を負いやすい人の特徴
ビットコイン取引は投資なので、多少の損失を追う可能性はあります。
しかし、ビットコインが暴落したからといって、必ずしも借金を負うわけではありません。
ビットコイン(BTC)の暴落で借金を負いやすい人の特徴は以下の通りです。
- 生活資金や全財産をつぎ込んでしまう
- ビットコイン取引をするために借金をする
- 投資の勉強をせず、勘に頼った取引をする
- 投資初心者だが、いきなりレバレッジ取引で3倍以上の高レバレッジをかける
- ビットコインの利益に対して支払う税金を用意していない
借金を負いやすい人の特徴を整理し、借金のリスクを最小限に抑えた取引をしましょう。
特徴1.生活資金や全財産をつぎ込んでしまう
ビットコインの取引に生活資金、そして全財産をつぎ込んでしまう人は、暴落時に借金を負いやすい傾向です。
なぜならビットコインに投資しても、必ずしも資産が増えるとは限らないからです。
手持ちのお金をすべてビットコインに使ってしまうと、緊急時のための備えや近い将来必要になるお金、当面の生活費までなくなって困窮してしまいます。
ビットコイン取引にハマりすぎてしまい、余剰資金を超えるお金で取引する行為は避けましょう。
特徴2.ビットコイン取引をするために借金をする
ビットコインの取引のために借金をする人も、価格暴落で借金を負いやすい傾向です。
なぜなら借金で投資すると焦ってしまい、冷静な判断ができずに利益が出にくくなるからです。
ネットで「仮想通貨で儲かって数百万の借金が返せた」などの体験談を読んで、自分も同じようにできるのではと思う人もいるかもしれません。
しかし実際には借金で投資すると、判断を誤ってさらに借金が膨らむおそれがあるので、避けたほうがよいでしょう。
特徴3.投資の勉強をせず、勘に頼った取引をする
投資の勉強をせず、勘に頼って取引をする人は、ビットコインの暴落時に借金を負いやすい人です。
なぜなら勉強不足で投資予測ができず、行き当たりばったりだと取引で損失を出しやすくなるからです。
ビットコインはもちろん、仮想通貨全体の正しいしくみや市場傾向を理解しておきましょう。
仮想通貨関連の情報は毎日更新されていますから、常に勉強を怠らないことが大切です。
特徴4.投資初心者だが、3倍以上のレバレッジをかけた取引をする
投資初心者の時は現物取引から始める方が安心でしょう。
なぜなら、現物取引は現金で購入した通貨で取引するので、投資額以上の損失が出ないからです。
一方で、レバレッジ取引は投資額に数倍のレバレッジをかけて取引するので、投資額以上の金額で取引できる分、借金を負う可能性があります。
よって、投資初心者の時は3倍以上の高いレバレッジをかけた取引はしないほうがよいでしょう。
どうしてもレバレッジ取引をしてみたいという人は損失が出る可能性がある事を理解した上で、1~2倍までのレバレッジをかけて取引をしましょう。
特徴5.ビットコインの利益に対して支払う税金を用意していない
ビットコイン取引の利益に対し、支払う税金を用意していない人は、価格暴落時に借金を負いがちです。
なぜならビットコインの利益に対する所得税は、翌年に納めることになるからです。
ビットコインなどの仮想通貨で出た利益は、「雑所得」として確定申告をする義務があります。
そしてビットコインで儲かった次の年に価格が暴落して損失が出ても、前年の利益額に応じた所得税を支払わなくてはなりません。
ビットコイン取引で利益が出て、その利益を全額散財してしまうと、次の年に税金が支払えなくなるおそれがあります。
税金を支払えなければ、国に口座を差し押さえられることもあるでしょう。
ビットコイン(BTC)暴落時に慌てすぎないための対策2つ
取引通貨の価格が暴落すると、だれでも慌てるものです。
しかし、「急いては事を仕損じる」ということわざにもあるように、慌てすぎても良いことはありません。
ビットコインを保有している時に、価格が暴落した場合の対策は以下の2つです。
- 暴落した価格が想定内なら、しばらく静観してみる
- 追加購入するか、売却するのかを判断する
対策1.暴落した価格が想定内なら、しばらく静観してみる
ビットコインの暴落価格が想定内なら、しばらく静観してみましょう。
なぜならビットコインは暴落しても一時的で、中期的に見ると戻ることもあるからです。
ビットコインの価格相場は、長期的には上下の変動を繰り返すのが一般的です。
そのため相場を短期的に見て、下がったからとすぐに売ってしまうのではなく、長い目で見て地道に投資を続けましょう。
対策2.追加購入するか、売却するのかを判断する
保有するビットコインが暴落したら、チャンスととらえて追加購入するのか、損切りした方がよいと判断して売却するのかを考えましょう。
追加購入する場合、自分がビットコインを保有していないと仮定し、現状を購入チャンスととらえるかどうかで購入すべきか考えるのがおすすめです。
また仮に、追加購入すると決めた時も購入予定の金額の7割ほどで購入する方が良いでしょう。
一方、損切りをする場合は価格変動で狼狽し、むやみに売却する状況にならないようにビットコインに対する世の中の需要の有無を見極めることが大切です。
なかなか判断がつかないという人は「ビットコインは今後、暴落する?」の記事を参考にしてみてくださいね。
ビットコイン(BTC)取引で借金を負わない取引方法
ビットコイン取引で借金を負わない方法は以下の3つです。
- 投資額以上に損失が出ない「現物取引」をする
- 余剰資金で取引をする
- 利益が出たら、支払う税金分を確保しておく
方法1.投資額以上に損失が出ない「現物取引」をする
ビットコインで借金を負わないためには、投資額以上に損をしない「現物取引」をしましょう。
なぜなら現物取引は手持ち以上の通貨を使った取引ができないので、暴落してもゼロになるまでで、損失にはならないからです。
現物取引は「買い」からしか始められず、市場価格が下がりきったと思われるタイミングで買う必要があるのがデメリットです。
しかしまずは手持ちの余剰資金で、無理なく投資をしたい方にはおすすめできます。
方法2.余剰資金で取引をする
ビットコイン取引は必ず、全額失っても困らない余剰資金で取引をしましょう。
たとえば貯金を以下3つに分類し、余った資金をビットコイン取引に充てるのがおすすめです。
- 生活にかかる最低限のお金:食費、家賃、光熱費など
- 直近3か月以内に支払う予定があるお金:冠婚葬祭、子供の学費など
- 突然の出費に備えたお金:通院費、故障に伴う家電や家具の買い替えなど
余剰資金の中からビットコイン取引に使う投資額を決めたら、必ず余剰資金を超える取引を避けましょう。
方法3.利益損切りのタイミングを決めておくが出たら、支払う税金分を確保しておく
ビットコイン取引で利益が出たら、すぐに利益にかかる税金額を算出しておきましょう。
なぜなら、ビットコイン取引の利益が20万円以上出たら、確定申告をおこない、翌年に税金を支払う必要があるからです。
利益額にかかる税金額が分かったら、すぐに支払う税金分は取引口座から出金しておくと安心です。
ビットコイン(BTC)の暴落に備えて押さえておくべき注意点4つ
ビットコインの暴落に備えて押さえておくべき注意点は以下の4つです。
- ビットコインは価格変動が大きいと知っておく
- 損切りのタイミングを決めておく
- 価格急騰時にビットコインを購入し、高値掴みしない
- レバレッジ取引をするなら、ロスカットの仕組みに頼りすぎない
注意点を押さえて、仮にビットコインが暴落しても慌てないようにしましょう。
注意点1.ビットコインは価格変動が大きいと知っておく
ビットコインは価格変動が大きいと知っておきましょう。
なぜなら、ビットコインはドルや円と比較すると3〜5倍ほども価格変動をする通貨だからです。
ビットコインは「ボラティリティ」と呼ばれる価格変動が大きいのでリスクが高いですが、大きな利益を得られる可能性もあります。
注意点2.損切りのタイミングを決めておく
ビットコイン投資をするときは、損切りのタイミングを決めておきましょう。
なぜなら損切りを適切に行えば、トータルでは利益を大きくできるからです。
損切りをすると一時的に資産は減りますが、その後投資経験を積めば勝ちが積み重なり、最終利益がプラスになりやすくなります。
一度に大きな額を損切りして資産を減らすと、利益を出そうとしてリスクが高い取引に手を出しがちです。
ビットコイン取引による損失は、資産の2%程度に抑えるのを目安にしましょう。
注意点3.価格急騰時にビットコインを購入し、高値掴みしない
価格急騰時にビットコインを購入する、「高値掴み」をしないようにしましょう。
投資の初心者は価格が上がり続けている通貨を見ると、まだ上がるのではと思い込みがちです。
異常に高騰するビットコイン相場を見て衝動的に買ってしまったが、実はそのタイミングが高値のピークともいえるでしょう。
その後は価格相場が下がり続けるだけで、「高値掴み」だったケースは多くあります。
注意点4.レバレッジ取引をするなら、ロスカットの仕組みに頼りすぎない
ビットコインのレバレッジ取引をするなら、取引所のロスカットに頼り過ぎないようにしましょう。
なぜならロスカットのしくみは、必ずしも完璧ではないからです。
取引所のロスカットは、追証(追加で差し入れる委託保証金のこと)や損失金を支払う可能性を低くしてくれます。
しかし通貨価格が暴落すると取引所へのアクセスが激増し、ロスカット作業が遅れて損失額が増えることもあります。
レバレッジ取引ではロスカットに頼り過ぎず、1〜2倍程度の低めの倍率から始めましょう。
ビットコイン(BTC)取引をしたい人におすすめの仮想通貨取引所3選
価格の暴落に備えて堅実に取引をしたい人は以下の3点に注意し、取引所を選びましょう。
- 金融庁の認可がある
- ビットコインの現物取引ができる
- 少額取引ができる
以上の3つの条件を満たした仮想通貨取引所は以下の3社です。
取引所 | キャッシュバック | 取引所手数料 無料 | 入金手数料 無料 | 評判 |
---|---|---|---|---|
2,000円 | ※BitMatch取引手数料を除く | |||
1.最短当日から取引できる!DMM Bitcoin
DMM Bitcoinのおすすめポイント
- キャッシュバックのお金で実質無料で取引が始められる
- もちろん口座開設は無料
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2.マネックスグループの傘下で信頼性が高い「Coincheck」
Coincheckは国内のダウンロード数が308万で、2020年上半期でのアプリダウンロード数が国内NO1です。
また、取り扱い通貨数においても15種類と豊富なので、国内取引所では取り扱い通貨数もNO1です。
通貨の最小購入単位は500円と少額なので、複数のアルトコインに投資したい人も利用しやすいでしょう。
また、通常の取引サービス以外の貸仮想通貨や積立投資などの独自サービスも充実しています。
3.取引画面が見やすく、初心者でも取引しやすい「bitbank」
bitbankは金融庁の認可を得ていて、リップルの取引高が日本最大です。
またセキュリティが高く、2018年10月3日 ICORating調べにおいて国内NO1を獲得しています。
安心して取引ができるのはもちろん、スマホアプリの操作が容易なので、操作に不安がある人も使いやすいでしょう。
まとめ
- ビットコイン価格が暴落したからといって、必ず借金を負うわけではない
- ビットコインの暴落に備えて、損切りのタイミングを決めておく
- ビットコイン取引をするために借金をする行為は避けた方がよい