――現在のお仕事スタイル、パラレルキャリアの活動を教えてください。
まず、ひとつは、2014年に産前産後ケア「anzucco」を立ち上げ経営しています。「妊産婦さんが安心して新しい命を迎えることの出来る社会をつくる」をコンセプトに、産後のお母さんのサポートや、助産師さんの雇用確保に取り組んでいます。現在は、経営も6期目に入り、マネージメント業務や採用など基本的には運営側にまわっています。
その後、2018年からは海外の資産運用会社でのコンサルタントとしての仕事をスタート。時期によって仕事の内容は変わりますが、不動産買収や企業投資の仕事が多めですね。また、同じタイミングから「THE CHOICE」という、企業の女性リーダーや女性エグゼクティブ中心のネットワークの東京支部のヘッドを務めています。“FOREVER LEARNING” をメインテーマに、学び続ける場を提供しています。毎月のセミナーだけでなく、大企業トップとのディナーやメンバー同士の交流会など、毎回さまざまなテーマでイベントを開催しています。こちらは、私一人ではとてもお会いできないような方々とお会いできるので、私自身とても勉強になっています。成功者から学ぶっていちばん贅沢ですよね。パラレルキャリアになって、質の高い人脈を広げることの重要さを実感しているので、こういったネットワークで一社会人として成長できることに感謝しています。プライベートでは、2016年4月に長女を出産。2018年12月に長男を出産し、子育てにも奮闘中です。
（↑「THE CHOICE」でファシリテーターをしている時のガスケールさん）
――1日のスケジュールを見せてください。
平日
5：45 起床 朝ご飯・弁当作り
6：30 朝食・子供着替え
7：00 娘のアクティビティ・化粧
8：00 出発・子供たち送迎
9：00 仕事開始
14：30 仕事終了
15：00 子どもたちピック
16：00 帰宅・電話会議
17：15 子どものご飯準備・夕飯
18：00 子供お風呂
19：00 家族で遊ぶ
20：00 夫婦で夕飯
21：30 夜寝る準備
22：00 就寝
６時前に起床。家族の朝ごはんづくり、娘のお弁当づくりを済ませて、6：30にいったん夫を見送ります。その後、息子にご飯を食べさせたり、着替えさせたり、オムツも2回くらい取りかえます(笑)。7時までにご飯とお弁当づくりを終えられるのが理想ですね。そこからは、上の子がリビングで自分の好きなお絵描きやローマ字を書いたりするなど、その時々で彼女の選んだ朝のアクティビティをするので、自分のメイクしながら見守るのが日課。30分くらいで切りあげて、彼女は自分で荷物をバックパックにいれて出かける準備完了！8時には家を出発。車で子どもたちをそれぞれのスクールに送った後、9時～14時までが仕事の時間です。だいたいミーティングが2～3本が入るか、電話会議が入るかというパターンが多いですが、本当に毎日バラバラですね(笑)。忙しいときには、機関投資家としてのMTG、ディールがあるときは物件見学、売り主さんと打ち合わせ、契約書の作成、などが詰まった1週間もあれば、自分が経営している産前産後ケアの会社として、ヨガインストラクターの採用面接で自分でヨガレッスンを受けることも。
15時には子どもたちをピックアップする時間なので、外で作業するのはそこまで。帰宅したら、そこからは娘たちは自宅にいるチューターにお任せして、電話会議などの仕事が残っていたら、子供を見ながら自宅で仕事します。お迎え後スケジュールが空いていれば、娘の友達と公園へ行ったり、図書館へ行ったりしています。17時半～はご飯タイム、18時ごろにはお風呂に入れて、19時前には夫も帰宅するので、そこからはよほどのことが無い限り“絶対に仕事をしない”と決めて、家族でめいっぱい遊ぶ時間にしています。寝る前には、夫と私が英語と日本語の絵本を一冊ずつ読むのがお約束。歯を磨いたら、我が家では寝かしつけはしないので、二人を部屋に置いておやすみ。そこから1時間半～2時間くらいは夫婦の時間で、一緒にディナーを作って、ワインを飲みながらいろんな話をします。毎晩何を話すんだって位、あ、もうこんな時間、と慌てて寝る準備をする感じです。この時間を楽しみに毎日頑張っているような感じで、家族で過ごす時間が私にとっての一日のハイライトですね。
「誰に会っても恥ずかしくないアイテムしか持たない！ 上質&シンプル主義」
仕事柄、企業トップ・投資家サイドなどいろんな方に会うので、どんな人に会っても引かれるアイテムは持たないということを意識していますね。自ずとシンプルなものを選ぶようになった結果、現在の超シンプル主義に行きつきました(笑)。あとは、長く使い続けられるように上質なものを選ぶようにしています。
GOYARDのバッグはもう15年くらい愛用中。ビジネススクールに通っていたころ、「この鞄に負けないくらいの人になる！」と奮発して買った思い入れの強いバッグです。仕事のときは、型崩れして中身が見えてしまうものはNG。マチがあって自立するものは、床にも置けるし気持ちもオンになるので重宝します。
私は、基本的に持ち物が少なく、化粧直しもリップくらいですね。見せたくないものはロエベのバッグインバッグへ。あと、パラレルキャリアの必須アイテムでいうと、エルメスの２つ折りの名刺入れです。自分の名刺だけでも３種類あり、さらに名刺交換する機会も多いので、すぐにパンパンになるのが悩みです(笑)。エコバッグは。パリにあるMONOPRIX(モノプリ)というスーパーで１～２ユーロで買ったもの。バッグにぐしゃっと入れても大丈夫なのと(笑)、一回分の買い物が余裕で入る大容量なところがお気に入りです。