Paranaviトップ ライフスタイル 恋愛/結婚 【2022年最新・お金のリアル】働く女性361人に聞いた「パートナーに求める年収はいくら?」「デート代、割り勘したい?」

【2022年最新・お金のリアル】働く女性361人に聞いた「パートナーに求める年収はいくら?」「デート代、割り勘したい?」

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女性たちの間でたびたび話題に上がる、「パートナーに求める年収問題」、そして「デート代、割り勘したい?問題」。しっかりキャリアを築いてお金を稼ぐ女性が増えている今、みんなの「お金」にまつわる価値観はどれほど変化しているのでしょうか? 今回パラナビでは、働く2544歳の女性361人に調査を実施。今を生きる女性たちの、ちょっと意外な「お金のリアル」が見えてきました!

自分の年収は「0〜450万円」が8割弱

【お金のリアル】働く女性361人に聞いた「パートナーに求める年収はいくら?」「デート代、割り勘したい?」【2022最新事情】

まずは、自分自身の年収について。「0〜300万円」がもっとも多く、次いで多い「300〜450万円」と合わせると78%近くになりました。転職サービス「doda」の調査(※1)によれば、女性の平均年収は20代で「317万円」、30代で「378万円」、40代で「402万円」。世間一般のデータ通りの結果となりました。※1:「女性の平均年収ランキング202120211213日発表

年収は、現実的な範囲で上げていきたい

【お金のリアル】働く女性361人に聞いた「パートナーに求める年収はいくら?」「デート代、割り勘したい?」【2022最新事情】

「300〜450万円」がもっとも多くなりました。0300万円」「450600万円」の3TOP状態で、合わせると79%超と大多数です。上昇志向を持ちつつも、大幅な年収アップを狙うのではなく、堅実に上を目指したいという姿勢が見えます。

なお、「800〜1000万円」「1000万円以上」を目標とする人は合わせて9.1%。国税庁によると(※2)、実際に年収が800万円を超えている人の割合は9.2%です。2544歳の女性たちが思い描く理想は、意外に世間の平均通りなのかもしれません。※2:「民間給与実態統計調査(令和2年分)」

パートナーの年収は「自分よりちょっと高め」希望?

【お金のリアル】働く女性361人に聞いた「パートナーに求める年収はいくら?」「デート代、割り勘したい?」【2022最新事情】

気になるこの質問。「450〜600万円」がもっとも多くなりました。次いで多い「300450万円」と合わせると62%に達しています。

「パートナーの年収は、自分よりも少し高ければOK」といったところでしょうか。女性たちの堅実な考え方、あまり無理せずにパートナーと二人三脚で支え合っていこうという姿勢が読み取れます。男女ともに若年層の年収が上がりにくくなっている現実を知って、飛び抜けた高みを望まない人が多くなっているのでしょうか。

ちなみに、自分の目標年収を「1000万円以上」と答えた人の割合と、パートナーに求める最低年収を「1000万円以上」と答えた人の割合はぴったり同じ5.8%。一部の女性は、強い上昇志向を持っていますね。同じく一部の女性は、パートナーにもかなりの高収入を求める傾向にあるようです。

自分の年収がパートナーより高くても「気にならない」が大多数!

【お金のリアル】働く女性361人に聞いた「パートナーに求める年収はいくら?」「デート代、割り勘したい?」【2022最新事情】

「気にならない」が75%超えの大多数という結果に! 今や、「高収入なパートナーとお付き合いする、結婚する=女性の幸せ」といった価値観は、かなり薄れてきていますね。かつては、モテる男性の条件といえば「3高(高収入・高身長・高学歴)」だったそうですが、学歴と身長はさておき、「高年収」が必須条件という時代は終わったようです。価値観は様変わりしましたね。

こうした女性の変化に伴って、男性側の価値観も変わっているのでしょうか? 「男性(夫、彼氏)は女性(妻、彼女)よりも高収入であるべき」といった考えは、男性へのプレッシャーになっていたと思います。もし、その圧力がやわらいでいるとしたら、真に対等なパートナーシップに近づいているのかもしれませんね。

デート代・生活費「全額おごられたい」派は少数派

【お金のリアル】働く女性361人に聞いた「パートナーに求める年収はいくら?」「デート代、割り勘したい?」【2022最新事情】

Twitterなどでたびたび話題にあがり、アツい議論を巻き起こす「デート代、割り勘する?」問題。ここでは、年収や状況に合わせた「傾斜配分」派が合わせて47.1%とトップになりました。単独では、「半分ずつ折半」派がいちばん多い32.4%「パートナーが全額負担」は17.5%と、少数派でした。

一般に、男性のほうが女性よりも年収が高い傾向にあるため、「傾斜配分」派の実際は、男性が少し多めに負担しているケースが多いのでしょうか。実際の運用には、カップル・夫婦ごとに細かいローカルルールがありそうです。「傾斜配分」派の具体的な傾斜の付け方、「半分ずつ折半」派は生活費や交際費をどこまで合算してる? ……などなど。

いずれにしろ、2人で話し合って考えをすり合わせ、お互いにすっきり納得できる結論にたどり着くことが必要ですね! その過程で、お金や生活に対する相手の価値観を知ることができるのではないでしょうか。

なお、2015年2月発売のファッション雑誌『steady.』(宝島社、※3)でも同様の調査が行われていました。その結果では、デート代は「割り勘」が40%、「彼が払う」が31%、「交代で払う」が27%という割合。この7年で、「彼が払う」の割合が10%以上下がり、「交代で払う」「傾斜配分」など臨機応変なやり方が広がりつつあることがわかります。※3:宝島社プレスリリース「今どきの男子は奢らない!?「デート代」は割り勘(交代)が当たり前…67%」

コロナで「お金の優先順位は上がった」が本音

【お金のリアル】働く女性361人に聞いた「パートナーに求める年収はいくら?」「デート代、割り勘したい?」【2022最新事情】

「上がった」が69%と多数派。「上がった」「下がった」の2択だったため、「上がった」と答える人が多かったのかもしれませんね。お金に関して堅実な考え方が一般的になっている分、お金の優先順位がじわりと上がってきたとも考えられます。

1〜5の結果と総合して考えると、「お金の優先順位が上がった」の意味は、「2人で寄り添って、無理なくお金を稼いでいく」「パートナーと似た金銭感覚を持ちたい/大事にしたい」といった方向性でしょうか。単純に「パートナーに高収入を求める」という考え方とは、少し違うのではないかと思います。

「お金」から見える、令和のパートナーシップ

今回の調査結果から見えた、25〜44歳の女性たちの“お金のリアル”をまとめると……

  • 働く2544歳の女性たちは、お金に関して堅実な考え方を持っている
  • 4人に3人は、パートナーよりも自分の方が高年収でも「気にならない」
  • 交際費や生活費は、「傾斜配分」派と「半分ずつ折半」派が8割弱と主流
  • 「男性が稼いで、女性を養う(生活費・交際費を負担する)」という考え方は終わった
  • 男女の壁なく、対等なパートナーシップをつくっていきたいという潮流

「男性なら/女性ならこうあるべき!」という縛りから解き放たれたい……。その切実な気持ちはきっと、男性も女性も、20代も40代もみんな同じです。お金という切り口から、パートナーシップに関する新しい潮流が見えてくるかもしれません!

【お金のリアル】働く女性361人に聞いた「パートナーに求める年収はいくら?」「デート代、割り勘したい?」【2022最新事情】

<調査概要>
調査対象:会社員、公務員、自営業、自由業、経営者の25~45代女性361名 ※年齢、エリア、既婚の有無、子どもの有無で均等割付
調査方法:インターネット調査
調査期間:2021年12月20日(月)~21日(火)

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さくら もえ
Writer さくら もえ

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