この冬、テレビやSNSは「新型コロナウイルス」の話題で持ち切りですね。感染拡大が心配される中、日本国内の企業では 在宅勤務(リモートワーク)を推奨するところが増えています。働き方改革の施策として、導入を検討する企業も多くなっているリモートワーク。時間や場所にとらわれない働き方を実現した事例も増えている一方、労務管理に苦労している企業も多いとか。今回は、リモートワークに注目が集まる今だからこそ知りたい “リモートワーク成功の秘訣“ をご紹介します!
Contents
最近よく目にする「リモートワーク」って何?
リモートワークとは、「会社のオフィス以外で仕事をするスタイル」のこと。働き方の多様化が進む現代において、“場所にとらわれないワークスタイル“は、以前にも増して注目を集めています!
地方のオフィスで働くメンバーや、在宅で働くメンバーが、同じチームで仕事を行うのがリモートワークの特徴です。育児との両立など、その時の状況に応じて柔軟に自宅勤務ができる仕組みを導入している会社も多くなってきています。
リモートワークの2大メリット
ここでは、リモートワークがもたらす “ 2大メリット” をご紹介します!
● 時間の節約・生産性アップ
● 自分に合った働き方が選択できる
(1) 時間の節約・生産性アップ
はじめに、リモートワーク最大のメリットとして「通勤(移動)時間の節約」が挙げられます。通勤による疲労・ストレスの軽減や、移動時間を業務に充てられることから、会社全体の生産性が向上した事例も少なくありません。
(2) 自分に合った働き方の選択
2つ目に、自分の生活環境に合ったワークスタイルを選択できるということ。
例えば、お子さんのいるお母さん・お父さんの場合、保育園の送り迎えなどで勤務時間に制限がかかってしまう場合がありますよね。
しかし、リモートワークであれば、お子さんの様子を見ながら仕事に取り組むことができたり、通勤時間を業務時間に充てることでフルタイムで働くことが可能になる場合もあります。このように、自分のライフスタイルに合った働き方を選択できることが、リモートワーク最大のメリットです!
ツールを使いこなせば、リモートワークが捗る!
これまでリモートワークのメリットをお伝えしてきましたが、実際にリモートワークを始めるためは、様々な準備が必要になります。
・オンライン会議
・チームのタスク管理
・オンライン画面共有
など……。リモートワークは、物理的な距離が生まれるため、普段オフィスで当たり前に行っている共有事項・コミュニケーション1つにしても「チャットツール」が必要不可欠なのです。
そこで、今回は「無料で導入できるリモートワークの必須ツール」をご紹介いたします!
● チャットツール《Chatwork》
※ 参照 : Chatwork公式サイト
社内外のコミュニケーションに対応しており、実際に導入している企業も多いビジネスチャット。チャット機能以外にも、ファイル共有・ビデオチャット・タスク管理機能など様々な基本機能が搭載されています!
タスク管理機能は、自己のタスクだけではなく、チーム単位・指定のメンバー(個人・複数)でタスクやスケジュールを管理することができるため、非常に便利なツールです。
● ミーティング・チャットツール《Zoom》
※ 参照 : Zoom 公式サイト
Zoomは、PCやスマートフォンを使って、セミナー・ミーティングをオンラインで開催することができるツールです。セミナーの主催者から招待URL(ミーティングID)を受け取り、指定の時間にそのURLをクリックするだけでセミナーに参加できるという優れもの!
実際の利用者からは、Zoomで部署全体の MTG をオンライン開催してみたところ、スライドの細かい字も読めるし、チャットやQ&A機能など、オンラインならではの優位性があったという声もあがっています。
● タスク管理ツール《trello》
※ 参照 : trello 公式サイト
みなさん業務を行う上で、ToDoやタスクの管理に困っていませんか?そこで役立つのが「ふせん」のような感覚で使えるタスク管理ツール「Trello(トレロ)」なのです!
タスクひとつひとつを「Card(カード)」として登録します。そしてタスクの進捗ごとに、未着手・着手・確認待ちといった「List(リスト)」に移していくことで、ステータスを管理できます。ほかにもカード(案件)ごとにタスクを共有する担当者をアサインできたり、期限が過ぎると通知が届く機能などもあるので、とてもオススメですよ!
アプリ開発ツール《kintone》
※ 参照 : kintone公式サイト
kintoneは 案件管理や進捗管理などのアプリ が、最短3分、ノンプログラミングで作成できるツールです。登録した情報は複数人で共有でき、目的に応じてデータを抽出し集計することも可能!
これまではExcelで作成したデータをメールで共有するなど、複数のツールを使用していましたが、データの入力、集計、共有、コミュニケーションの全てを1つのツールで行うことができるのです。アクセスすれば最新のデータが確認でき、修正やコメント入力もできるので、“効率的な情報共有と円滑なコミュニケーション ” が可能に!
ファイル共有ツール《Google Drive(ストレージ)》
※ 参照:Google Drive
こちらは、実際に使用している人も多いのではないでしょうか? Googleが提供するオンラインストレージサービスです。Google Driveの利点としては以下の2つがあげられます。
● PC・スマートフォンといった全ての端末でアクセスが可能
● スプレットシート・ドキュメント機能で、オンラインでファイルの編集・保存が可能
1つのファイルを同時に編集できるため、同じファイルを参照しながら会議を行うこともできます。リモートワークには欠かせないツールですね!
リモートワークへの移行は生産性を上げるチャンス!
★ 最後に、今回の内容をまとめてみましょう!
① リモートワークとは?
→ 場所にに捉われないワークスタイルのこと
② リモートワークを推奨するメリットとは?
1. 時間の節約・生産性アップ
2. 自分の生活環境に合った働き方が選択できる
③ 無料で導入できる便利ツール
・《Chatwork》:チャットツール
・《Zoom》:ミーティング・チャットツール
・《trello》:タスク管理
・《kintone》:アプリ開発ツール
・《Google Drive》:ファイル共有
新型コロナウイルスの国内感染により強制的に在宅勤務を指示する企業が出始めている今、日本でもリモートワークに大きな注目が集まっています。
まずは何よりも、これ以上感染が広がらないことを祈るばかりですが、2020年はリモートワーク対応の波が確実にやってくるでしょう。実際にネットやSNSでは、リモートで働くためのノウハウやツールが共有されており「やってみたら意外と普通に仕事ができた」という声も広がっています。
リモートワーク対応の波は、 “日本の生産性を高めるチャンス“ と捉え、改めてこれまでの自分の働き方を見つめ直してみる良い機会かもしれません!