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複業研究家・西村創一朗さんに聞く「パラレルキャリアを切り拓く、いい出会いの見つけ方」

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西村創一朗さんといえば「複業研究家」「HRマーケター」「NPO法人ファザーリング・ジャパン理事」といった複数の顔を持つ、まさに“パラレルキャリア”の実践者。さらにnoteやClubhouseなどさまざまなSNSを使いこなし、そこで出会った人たちと新しいキャリアを切り拓いています。西村さんのようにアンテナを高く持ち、仕事につながる出会いを生み出すにはどうすればいいのでしょうか。そこで2021年4月4日、「出会いの化学反応で創る仕事の楽しみ方」をテーマに、Clubhouseでウェビナーを実施しました。今回は、その模様をじっくりお届けします!
>“複業研究家”・西村創一朗さんדレースクイーン広報”・橋本岬さんと探る「生存戦略としてのパラレルキャリア」

約7割の人が“出会い”がきっかけで副業を加速

――副業をはじめ、キャリアの幅を広げるには、やはり“人との出会い”が重要になってくるのでしょうか。

そうですね。僕は今まで複業研究家として、1500名以上の副業を支援してきました。肌感として、約7割の方が“新たな出会い”がきっかけで、副業の量も質も高くなっています

――約7割も! 今は新型コロナウイルスの感染拡大で行動が制限されていますが、オンラインならさまざまな方法で人とつながることができますよね。

ただ、一言で“出会い”と言っても、意味のあるものとそうでないものがあるので要注意です。意味がない出会いの代表は、いわゆる異業種交流会。知り合う人の分母は一気に増えるものの、お互いの目的が見えづらいため、「名刺交換するだけで終わってしまった」なんてこともしばしば。大切なのは、自分の意志や得意なことに紐づく出会いを増やすこと。その方法の1つとして、SNSを活用するのも手です。

――なるほど。しかし「SNSを使いこなしたいけど、方法がいまいちわからない」という声も多くあります。

プライベート用じゃなく、仕事用にSNSを使うのは勇気がいりますよね。仕事用としてSNSを使うときにまず大切なのは、「自分が何者なのか」「何をしたいのか」「どんな価値提供ができるのか」を言語化できるようになること。なぜなら、周りの人に自分のプロフィールを認識して興味を持ってもらわないと、意味のある出会いにはつながらないからです。

自分に合うSNSはどう見つけたらいい?

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――ただ、SNSの種類が多く「どれが自分に合うんだろう?」と悩んでしまいます。

とりあえずいろいろ試してみる、というスタンスでもいいんじゃないでしょうか。僕はよくSNSをスポーツに例えています。球技が得意な人もいれば、陸上が得意な人もいる。でも結局、挑戦してみないと自分にどれが向いているかわからないですよね。

SNSも同じ。文章を短文でキャッチーに伝えるのが得意ならTwitter、長文で意図を読み取らせるのが得意ならnoteが向いています。人には向き不向きがあるんですよね。大企業の偉い人でも、文章を書くのは苦手だけど人前で話すことは得意とか、プレゼンは得意とか、みなさん人それぞれです。だから「このSNSが正解」という答えはありません。発信したい内容と、自分に向いている発信の仕方にマッチしたSNSを見つけるのが重要だと思います。

――SNSには「炎上リスク」があります。「炎上したらどうしよう」と思ってしまい、なかなか積極的に発信できません。

正直、よほど悪意がないと炎上はしないと思います。フォロワーが数千人を超えると影響力が大きくなり、そのぶん炎上リスクも高まりますが、SNSを始めたばかりなら、そこまで気にしなくていいと思いますよ。ただ、誰かを敵視したり否定したりする投稿は、フォロワー数に関係なく荒れがちではあります。なので、誰かを傷つけるものや、攻撃的な投稿は避けたほうがいいですね。

副業NGの企業にいても、パラキャリはできる

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――パラレルキャリアをしてみたいと思うものの、「副業禁止」の企業で働いている場合はどうしたらいいでしょうか?

「副業OKの会社に転職したら?」「会社にバレないように、こっそり副業したら?」と安易にアドバイスする人もいますが、僕は今の会社に在籍したままでもできることはあると思います。というのも、副業禁止の企業は「副業でお金を受け取ることは禁止しているけれど、ボランティアは禁止していない」という場合がほとんどです。

副業をしたことがある人ならわかると思いますが、最初は意外と稼げません。僕も会社員時代に副業でブログを始めて、最初の3カ月は売り上げが62円でした。これじゃ、ガリガリ君も買えない(笑)。

――たしかに、「副業を始めてすぐ軌道に乗った」という話はあまり聞かないかもしれません。

今の会社にいる間は“助走期間”だと思うのがいいと思います。ボランティアとして、お金を受け取らず副業をする代わりに、自分は経験とスキルを手に入れる“キャリアアップするための準備期間”です。そしてアマチュアレベルからセミプロレベルになり、「稼げるかも?」と思ったら、転職や独立を考えてみるのもいいのでは。また、副業で働く姿を副業先に評価してもらい、その企業からオファーをもらうというパターンもあります。

――ありがとうございます! 最後に、自分のキャリアを切り拓くために“出会い”を作りたいと思っている人たちにアドバイスをお願いします。

新型コロナの影響で、対面での出会いの場が減っているのは事実です。ただその一方、SNSをはじめオンラインでの新しい出会いの場が増えています。僕はこの間、Clubhouseで初めて話した人と後日ランチへ行き、仕事の話をしました。先ほども話したとおり、出会いは量だけじゃなくて質も大事これほどオンラインでつながれる機会が増えたのだから、ぜひ積極的に出会いにいってほしいと思います。

西村 創一朗(にしむら そういちろう)●複業研究家、HRマーケター、株式会社HARES代表取締役、NPO法人ファザーリング・ジャパン理事、3児の父。2011年に株式会社リクルートエージェントに入社。本業の傍ら「二兎を追って二兎を得れる世の中をつくる」を掲げ、2015年にHARESを創業。翌年リクルートキャリア(現・株式会社リクルート)を退職し、独立。週末は地域の少年サッカークラブのコーチも務める。

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橋本岬
Writer 橋本岬

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