早いもので、あと1カ月と少しでもうクリスマスですね! 「クリスマスまでに素敵な人と出会いたい!」「恋人がほしい」と思う方も多いのではないでしょうか? 今回取り上げるのは、30代女性A子さんの婚活の悩み「自分を偽ってでも婚活すべきなの?」。恋愛コンサルタントの橋本楓さんが、具体的な解決法をお伝えします。同じような悩みを持つ方は、ぜひ参考にしてみてください。
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マッチングアプリに挑戦、でも続かなかった…
30代半ば、仕事はシフト制というOLのA子さん。カウンセリングで最近の婚活事情についてお伺いすると、「コロナ禍で出会いがなくなり……婚活を頑張ってみたもののうまくいかず、最近は婚活自体ストップしちゃいました」とのこと。
A子さんは、会社の先輩に背中を押されて、半年前にマッチングアプリを始めてみたそうです。しかし、「いいね」をもらっても写真やプロフィールだけでは相手のことがわからないと思い、「いいね」を返してマッチングすることはほとんどできない状態が続きました。たまにマッチングした相手とも、上辺だけのメッセージ交換が続いて乗り気になれず、会う前に全員フェードアウトしてしまったそうです。
こういう話は、A子さんに限らず多く聞きます。マッチングアプリでは、マッチングしてから何度もメッセージ交換を重ねて、その中で具体的に会う約束をして、やっとリアルで会うことができます。会うまでに時間がかかるだけでなく、すべての相手に対して同じフローを踏むので、メッセージの内容が似てしまったり、誰とやり取りしているかわからなくなったりしてしまいがちです。
その結果、マッチングしても実際に会うことができるのはごく一部。ほとんどの人が、マッチングしただけで終わってしまうか、メッセージ交換中にやり取りが終了してしまうんです。
なるべく早めに、会ってみよう
メッセージ交換は、たしかに相手をよく知るための大事な手段です。しかし、会ったこともない相手とのメッセージでは、何を話題にしていいかわからないだけでなく、お互いの感情も見えにくいので、どうしてもうわべの内容になりがちです。
ある程度メッセージ交換をしたら、なるべく早く会って、実際に話してみてください。すぐ会うことに抵抗があるなら、ビデオ通話や電話でもいいので、ぜひお話をしてみてください。話すことによって、表情が直接見えなかったとしても、相手の雰囲気や感情が少しわかるようになります!
はじめは緊張するかもしれませんが、感情が見えないメッセージ交換を長々続けるよりも、相手との距離を少しでも早く縮めるほうがスムーズです。自分(女性側)にとっても結果的に負担が少なく、婚活の成果が出やすくなりますよ!
女性っぽい、かわいらしい服装が苦手なんです
A子さんがマッチングアプリに抵抗を感じている理由がもう1つありました。それは、ご自身のプロフィール写真です。プロフィール写真を撮ること自体に抵抗があるわけではなく、プロフィール写真で女性らしさを出さなければいけないことに抵抗があるといいます。
プロフィール写真をどんなものにしたらいいか、マッチングアプリのアドバイザーに相談したところ「プロフィール写真は第一印象を決める大切なポイント。なるべく女性らしい色合いのものを選んで、またスカートをはくのがベストですよ」と言われたそうです。確かに、マッチングアプリでの印象は、7割がプロフィール写真で決まると言ってもいいぐらいとても重要なものです。
しかし私は、「女性らしい色合い、スカートがベスト」と考えるのは違うと思います。人それぞれに似合う服の系統があって、自分に似合う服や自分の好きな服を着ているからこそ、その人の人柄や魅力が出てくるのだと思います。「ピンク・黄色=女性らしい色」、「スカート=女性がはくもの」という考えは、思い込みにすぎません。
自分が好きなファッションを最優先しよう
そんな呪縛から抜け出して、自分らしいファッションを自由に楽しむのは普通のことです。ピンクやパステルカラーの服を着る男性も、スカートをはいたりネイルしたりしている男性も、たくさんいます。
みなさんもぜひ、自分が自分らしくいられる、いちばん輝ける、自分に合ったファッションで過ごすように意識してみてください。さらにそのファッションに合ったロケーションで撮影すると、あなたの人柄が自然と写真に出てきますよ。自分に似合うファッションがわからない……という方は、お友達と一緒にショッピングに行ったり、コーディネーターさんに依頼したりすることをオススメします!
「本当の自分」を偽ってでも、婚活すべき?
最後にA子さんから、「自分を偽ってでも、婚活すべきでしょうか?」と本質的な相談をいただきました。これまで婚活をした中で、いろいろな人と会っても付き合うまでには至らなかったことから、今のままの自分では男性には受け入れてもらえず、モテている友人をマネして婚活したほうがいいのか。そこまでしてまで婚活をしなければいけないのか……そう悩んでいるとのことです。
私の答えは「NO」です。あなたが婚活しているということは、つまり「結婚したい」「パートナーが欲しい」と思っているからだと思います。では、なぜそう思うのでしょうか、まずは自分自身と向き合って、そこを明らかにしてみましょう。そのうえで、そのためにどうするかが大切です!
「既婚者」という肩書だけがほしいなら、自分を偽ってでも婚活をして結婚したほうが良いでしょう。しかし、ほとんどの方はそうじゃないはず。自分を理解してくれるパートナーと生きていきたい、子どもがほしい、あったかい家庭を築きたい……などの理由から、結婚という選択肢を選ぶのだと思います。
それなら、ありのままの自分を受け入れてくれる人と出会うことが大切です。自分を偽った状態で婚活していても、あなたを本当に理解してくれるパートナーには出会えません。そんな婚活をしていても、きっとそのうちむなしくなってしまうでしょう。
「ありのままの自分=努力しなくてOK」ではない
しかし、だからといって努力をせず今のままの状態でいいと思うのは間違いです。きっとA子さんも、同じような悩みを持った人も、今の自分に自信を持てない状態なんでしょう。自分を心から好きになり、自信を持った状態になれると、今よりももっと輝かしく、あなたらしく生きることができ、また周りにもありのままの自分をさらけ出すことができます。
では、どうやったら自信が持てるか? それは、あなたが自分と対話をすることでしか導き出せません。もちろん、信頼できる誰かに話を聞いてもらいながら、一緒に導いていくという手段もあります。そのためにコンサルタントなるものがいるので、プロに頼るのも1つの手です。
ぜひ、自分に自信を持つための努力は惜しまずに、たくさん時間をかけてみてください。ありのままの自分で婚活を楽しめるようになるはずです。周りと比較せず、自分自身と向き合い、自分を認めて生きる。それこそが、婚活成功のいちばんの近道です!
今回は、実際に橋本楓さんがコンサルティングしたA子さんの話をもとに、「自分を偽ってでも婚活すべきなの?」という悩みに対しての解決方法を教えていただきました。ぜひ参考にしてみてください!