Paranaviトップ ライフスタイル 家事/育児 小・中学受験に全フリはもう古い!?「英語を勉強させればよかった……」と母が後悔した理由

小・中学受験に全フリはもう古い!?「英語を勉強させればよかった……」と母が後悔した理由

SHARE

Xでシェア Facebookでシェア LINEでシェア

中学受験を題材にした小説「天現寺ウォーズ」「中学受験ウォーズ 君と私が選んだ未来」のため受験生親子に取材を重ねた筆者。2024年に自身の息子の中学受験伴走を終え、春に新生活が始まりましたが、ひとつ、後悔していることがあります。それは、子どもたちに早期からコツコツ英語を勉強させておけばよかったということ。なぜそう思ったか、そして「もし戻れるならこれをやりたい」という勉強法をご紹介します。

中1時点でこんなに英語力に差があるなんて!

「中学受験をしながら、こんなに英語を勉強してきた子どもたちがいるの……!?」

息子が中学受験を終え、中学校に進学しました。はじめの1週間、私にとっては驚きの連続。息子の同級生に、英語ができる子どもたちがたくさんいたのです。

帰国子女も多い学校なのですが、もちろん我が家のように、普通~の大手進学塾で4科目の入試で入ったきた子が大多数。英語の初学者が多いだろうと勝手に決め込んでいましたが、蓋を開けてみれば英語のできる子の多いこと……。英検2級を持っているという子も珍しくないそうで、「いつの間に!?」という感じ。

もちろん小学校でも英語の授業はありますが、うちの息子の場合、完全に国際の時間は息抜きタイム……。家で復習するようなそぶりもないし、楽しく座っているだけでした。結果、せっかくの授業を習得せず、小文字のabcも怪しいレベルで卒業しました。がっかり。

でもそれは今思えば母の怠慢でした。私自身、受験英語を苦労して勉強したいわゆる「純ジャパ」だったので、英語を中学生からはじめるのは、語学習得という観点から考えると少々遅いということはよくわかっていました。とくに発音やリスニングは、早ければ早いほどいい。もちろんそれは分かっていたので、幼稚園のときはキッズ向け英会話教室に1年ほど通わせてみました。

……しかし、安くないお月謝の割には、週1回行ったところで手応えは薄く。もちろん続ければきっと身についたと思うのですが、3歳から例えば中学生になるまで通い続けるとお金も結構な高額になる。それならばコスパも大事な我が家は貯めておいて1年くらい留学したほうがいいのでは? という結論に。

そんな言い訳をしつつ、スイミングなどの習い事が忙しくなって辞めてしまったのです。以来、英語との接点はなし。このツケが、中1になった息子に回ってきたというわけです。

そして誤算だったのは、令和の中学受験生は英語も並行して学んできた子が大勢いました。これからはそんなスーパーキッズと切磋琢磨しなくてはなりません。もう少し、少しずつでも勉強させてあげればよかった……。

そこでそんな反省を生かして、時間も限られているワーママが実現可能な英語の勉強についてまとめてみます。

オンライン英会話の最大のメリットは?

英語を勉強するときに、親の立場から2つの目的がまず浮かびます。1つは英語でコミュニケーションを取れるようになり、将来は仕事で使えるくらいのレベルを目指したい。そしてもう1つは、国内大学受験や場合によっては国際大学受験を突破できる英語力を身につけたいということです。

まずはリスニング力、会話力を磨くためにおすすめの方法は、オンライン英会話。「英会話教室と何が違うの?」と思われるかもしれませんが、ずばり、長く続けるために重要なコストが違います。対面の英会話スクールは、月に2~5万円ほど。個別ではなく、グループレッスンが一般的です。対してオンライン英会話であれば、個別でもコストを下げることができますし、移動時間も節約できます

子どもが英語力をつけるとき、大切なのはある程度量を、長期間投じること。我が家のように、週1回、しかも1年程度ではあっという間に忘れ、なかったことになってしまいます。

そうならないために、週に数回、個別で、長期間続けられるオンライン英会話は忙しい母にピッタリ。大手の「ネイティブキャンプ」では小・中学生を対象に、1年間ライトプランが無料になる「ゼロ学割」というキャンペーンも。ほかにも子どもに特化した「キャンブリーキッズ」も人気です。

いくつか無料体験して、しっくりくるものを選べばOK。我が家も春からスタートしました。

ゴリゴリのエリート英語塾に小学生から通うのもアリ

さて、オンラインでコツコツ回数を重ねつつ、やっぱり気になるのは英検や入試に通用する力。ゴリゴリと文法と仕上げながら、ゆくゆくは長文問題に難なく取り組んでほしい。

最近は英検準1級をもっていれば、大学入試で英語の試験が免除されたり、中学受験や高校受験でも級に応じた加点があったり。英検は大きなアドバンテージになっている模様。我が家はこの春5級と4級からの受験になりますが、小学生でも半年から1年ほど準備をしていれば取得することができると思います。市販の教材を買ってきて、一緒に少しずつ進めるのもいいですね。

もしも、小学生のうちに爆速で英語を進めたいと考えている方がいましたら、無学年制のハイレベルな英語塾もおススメです。英語単科塾の「平岡塾」、「J PREP 斉藤塾」のように、難関中高一貫校生や留学志望者御用達の英語塾では、小学生から通えるコースも開設されています。

コースにもよりますが月に2~4万円ほどで、最高レベルの英語授業を受けることができるでしょう。平岡塾は渋谷エリア、J PREPはいくつかの教室を展開していますので、もしもいずれかに通えるエリアにお住まいでしたらチェックしてみてください。

まずはやってみる」にピッタリのツールも活用!

もしも上記の塾は遠くて送迎が無理、という場合、もちろん近隣の教室でかまわないと私は考えます。英語を上達させるのは時間、量なので、週に1回すごい塾に行っても身につかず、毎日1時間コツコツ勉強するのがいちばんの近道でしょう。

英検の対策でしたら、文法を積み重ねていく「公文式」も導入にいいと思いました。無料体験を定期的に行っているのでチェックしてみてください。英語にはタッチペンという音声再生機能がついたペンを導入していて、これは意外に優れモノでした。

また、スマホがあればアプリが手っ取り早いかもしれません。あくまでも補助的な手段ではありますが、単語アプリ、会話アプリなど豊富にそろっていますので、スタートにはうってつけです。「Duolingo」のように子どもが自主的にどんどんすすめられる学習アプリは、保護者の負担も少ないでしょう。

SHARE

Xでシェア Facebookでシェア LINEでシェア

Keyword

佐野倫子
Writer 佐野倫子

VIEW MORE

Page Top