Paranaviトップ ライフスタイル 暮らし 2025年はグリーンを育てて癒されてみない?土を使わない観葉植物「&Green」に込めた思いとは?

2025年はグリーンを育てて癒されてみない?土を使わない観葉植物「&Green」に込めた思いとは?

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植物がもつ癒しの力は、忙しい毎日の中で心のオアシスになってくれます。とくにインテリア性の高い観葉植物は、おしゃれなだけでなくリラックス効果も高いアイテムです。そんな観葉植物を、2025年のスタートを彩るお供にしてみませんか?本記事では、土を使わない観葉植物ブランド「&Green」のブランド担当者であるサントリーフラワーズ株式会社の尾山さんに、ブランドの魅力や初心者でも観葉植物を楽しむ方法について詳しくお話を聞きました。

土を使わないから初心者でも安心!「&Green」の特徴

——まずは「&Green」が誕生した背景について教えてください。

サントリーフラワーズは、ホームセンターや園芸店で販売されるお花や野菜の苗といった、ガーデニング商材の開発から販売を主要事業として展開している会社です。ガーデニングを楽しむ方には、お庭や広いベランダを持つ郊外や地方に住まわれる方が多くいらっしゃいます。しかしそのような方だけではなく、都市部に住む方や若い方にも、植物の楽しみ方や魅力をもっと広めていきたいと考えていました。

そこで、お部屋の中でも手軽に楽しめる商品であればより多くの方に手に取っていただけるのではと考え、観葉植物を使った事業として2021年10月に「&Green」が誕生しました。

——「&Green」の観葉植物は、土を使わず水のみで育てられると伺いました。なぜこのような商品が開発されたのでしょうか?

これまで多くの方が「植物を育てたい」という気持ちはあるものの、水やりのタイミングがわからない、土の管理が難しい、生育スペース狭い、といったことが懸念点となり購入を躊躇してしまう現状がありました。

そこで私たちは、もっと簡単に植物のある生活を楽しめる方法はないかと考え「パフカル」というスポンジを使用した観葉植物のブランドを立ち上げました。このスポンジは吸水性が高く、植物の生育に必要となる水分と空気の供給が非常にスムーズであることが特徴です。「&Green」の観葉植物は土ではなく、このパフカルに根付いて育ちます。

「&Green」の観葉植物は、メンテナンスのしやすさも特徴です。穴の開いていないグラスなどにパフカルの3分の1程度まで水を溜めていただき、水が全部なくなったら水やりのタイミングです。非常にわかりやすいので、水やりのタイミングがわからず植物を枯らしてしまうかもしれないという不安を軽減できます。

またパフカルは水洗いが可能で衛生的に管理できるので、虫の発生リスクを軽減できます。このように初心者でも失敗しづらく、植物を元気に育てやすい設計になっています。とくに衛生的に保ちたいキッチンや洗面所に安心して飾れることも、魅力のひとつですね。

さらに育てやすさだけでなく、デザイン性にもこだわっています。パッケージや植物を育てる器にもシンプルで好みを選ばないデザインを採用し、インテリアの一部としても楽しめる商品を目指しました。この点も、これまで観葉植物に馴染みのなかった若い方々に受け入れられる大きな要因だと感じています。

単身用の住宅でも育てやすいコンパクトなサイズの観葉植物は、お届けサイズもポストインできるくらい小さなサイズなので、最初は驚くかもしれません。現在、3つの植物が毎月届くサブスクリプションサービスも行なっており、少しずつ緑に囲まれた暮らしができあがっていく楽しみがあると好評なんですよ。

暮らしを彩るだけじゃない、ブランドに込められた思いとは?

——「緑との新しいつながりを創るグリーンブランド」という「&Green」のブランドコンセプトには、どのような思いが込められているのでしょうか?

「&Green」は植物と人とのつながりだけでなく、社会や環境への貢献も大切にしているブランドです。パフカルで植物を育てると、土で育てた場合と比べて生産時や購入後の水の使用量が3分の1程度に抑えられます。

水環境を守るというつながりでは、売上の一部を水環境を守る団体などへ寄付する活動もしています。自分の楽しみのために購入した植物が、世界の水衛生環境を整備したり、自然を保護する社会的な活動にもつながっている——そんな新しい消費の形となっているんです。

また私たちは商品を通じて人々の間に心温まるつながりを作りたいと考えており、手軽にプレゼントを贈れるサービスとして人気なLINEギフトでも商品を展開しています。お手入れが簡単かつ老若男女を問わず親しんでいただけるシンプルなデザインなので、誕生日プレゼントや新生活・引っ越しのお祝いにもおすすめです。

植物は贈られることでも新しいつながりを生み、その存在が日々の生活に彩りを与えてくれるものです。「&Green」は単なる商品提供に留まらず、人と人、そして自然や社会と人を結ぶ架け橋のような存在でありたいと願っています。

新しい年のスタートに「グリーンのある生活」がおすすめな理由

——尾山さん自身は、植物のある生活の魅力をどのように感じていらっしゃいますか?

植物は、私たちの日常に小さな変化と癒しをもたらしてくれる存在です。私自身、朝起きて植物に水をやる時間や、その成長を観察するひとときが生活のリズムを生み、自分と向き合う大切な時間になっています。「&Green」の観葉植物は、初心者でも気軽に始められることから、多くの方が生活に取り入れやすいと感じています。植物を通じて心が満たされる感覚をもっと多くの方に体験していただきたいです。

とくに新しい年の始まりには、何か新しいことを始めたくなるものですよね。「植物を育てる」という行為は、単にインテリアを変えるだけでなく、自分自身の心の在り方を変えるきっかけにもなります。例えば、忙しい日常の中で植物を通して時間の流れをしみじみと感じたり、日々のストレスを和らげてくれたりといった効果もあります。

——初めて観葉植物を育てる人におすすめの商品はありますか?

3種を寄せ植えにするのにちょうどいいサイズのオリジナルポットと植物がセットになっている「&Green Set」は、初心者に人気の商品ですので迷ったらそこからスタートするのもいいと思います。あとはお世話のアイテムとして、水やりのジョーロと葉水のための霧吹きボトルがあれば最初は十分です。水の中に入れる植物活力剤や葉に吹きかける植物活性剤があれば、さらに元気に育てられます。

「&Green」では、観葉植物を人々の暮らしのパートナーだと考えており「パートナー・グリーン」と呼んでいます。新しい年の幕開けに観葉植物と共に過ごす生活を始めて、心地よい変化をぜひ実感してみてほしいと思います。

尾山 翠(おやま みどり)● アパレル会社にて営業、企画などを経て、2020年サントリーフラワーズ株式会社に入社。ブランディング、商品設計、マーケティング、生産管理等、ブランド構築に関わる全てを担い、土を使わない観葉植物ブランド「&Green」を2021年10月に立ち上げ。現在は同ブランドの担当者として、グロースのための戦略策定や運用に従事する。

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Writer Miyu

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