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小柳津林太郎さんと語る、これからの時代に必要な「お互いを成長させる」理想のパートナーシップ

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前回の記事では、「仕事を頑張っている女性がタイプ」とパラキャリ女性に向けて前向きなメッセージをくれた小柳津林太郎さん。今回は、上場会社の役員という立場でありながら、日頃から恋愛で四苦八苦(?)しているというパラナビ事業責任者・飯田安紗美と、仕事と恋愛のバランスや理想の結婚について語りました。普段から一緒に仕事をしている2人だけに対談はかなりディープな内容に……。

恋愛経験と仕事の偏差値は相関関係?

飯田さん写真

飯田

仕事と恋愛の切り替えって普段から意識的にしてますか?

小柳津さん写真

小柳津

僕は基本的に話したがりだから、恋愛の悩みも誰かに話すことでコントロールしてるかも。昔、日本酒のCMで、「悩みってのは人に話した瞬間に半分解決するんだよ」っていう言葉があって。話すことで楽にはなる。

飯田さん写真

飯田

私もあまり溜め込まないタイプなので、気持ちが落ち込むと、すぐ人に相談しちゃう。でも、逆にそうすることで仕事のパフォーマンスは絶対落とさないようにしている部分はありますね。

小柳津さん写真

飯田

恋愛が絶好調な時は仕事のやる気も絶好調。逆に恋愛がマイナスな時は、仕事に逃げるというか仕事でカバーしようとしています。

飯田さん写真

飯田

恋愛は裏切られることもあるけど、仕事は頑張ったぶんだけ返ってくる。そういう意味では、恋愛で自己肯定感が失われることがあっても、仕事で取り返せますよね。そうやってバランスをとっています。

小柳津さん写真

小柳津

あとは恋してる時は、もっとカッコよくなろうとして仕事に打ち込んだりしちゃう。それは男子目線かな?

飯田さん写真

飯田

小柳津さんは今、仕事にすごいフォーカスしているように見えるから、恋愛する余裕なんてないのかなと思ってた(笑)!

小柳津さん写真

小柳津

それはわからないですよ(笑)。恋は別腹。付き合う付き合わないは置いておいて、恋してる時って仕事の集中力ややる気はMAXになるんで、いつだって恋はしていたいと思ってます。

飯田さん写真

飯田

恋している時は違う脳みそが働いて、クリエイティブになったりしますよね。恋愛でハッピーになったり苦しんだりする経験が仕事に生きてきたりもする。

小柳津さん写真

小柳津

恋をしている時は、自分とは感覚の違う相手をどうやって楽しませるか、どうやって喜ばせるかを全力で考えないといけない。仕事でも、特にtoCのサービスは、顔の見えない十人十色の感覚を持つ人たちに向き合わないといけないから、嫌でも相手に向き合わないといけない恋愛での失敗経験は役に立つはず。

飯田さん写真

飯田

マーケティングのデータにもなりますね!

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小柳津

10年くらい前、当時付き合っていた彼女にホワイトデーのプレゼントで、かぼちゃのプリンを作ってあげたんです。てっきり喜んでくれるかと思ったら、その子は料理にプライドがあったからか男の人の手料理が響かなかったみたいで。その子が求めていたのは手料理じゃなかったんですね。そういう失敗体験が、仕事でもリスクヘッジ力を高めてくれる。

小柳津さん写真

理想のパートナーシップは「山」

飯田さん写真

飯田

女心は難しいですね。かくいう私も、失敗談としては、男の人に構いすぎて、安心されちゃった結果、都合のいい存在になっちゃったこともあります。甘やかしすぎちゃうんですよね。

小柳津さん写真

小柳津

僕はいつも引っ張っていく方だから、あんまり甘えることはないけど、Too Muchだったり、相手の気持ちと自分の気持ちのバランスが取れていないと逃げたくなっちゃうかも(笑)。

飯田さん写真

飯田

私は甘やかしすぎちゃう一方で、なんでそんなに仕事頑張るの? っていうふうに張り合われちゃうこともある。私が頑張るのをみて、勝手にライバル視されちゃったり。

小柳津さん写真

小柳津

お互いリスペクトに欠ける恋愛は続かないよね。僕は僕、あなたはあなたで応援し合える関係がいちばんいい。それができるためには両方に自尊心がないとダメ。

飯田さん写真

飯田

小柳津さんみたいに自分に自信があって、達観している人は少ないのかもしれない。

小柳津さん写真

飯田

僕は最近、漢字の「人」みたいにどっちかが支えて補うっていうパートナーシップよりも、お互いが自立している方が理想だなと思っていて……。専業主婦で、稼ぎは旦那さんというのを間違っているとも思わないし、そういう関係を求めている男性も当然いるとは思うんですけど。

飯田さん写真

飯田

「人」じゃなくて、「山」だ!

小柳津さん写真

小柳津

そう! 「山」。「山」になりたい。お互い仕事だけじゃなくて自分のやるべきことがあって、同じ道を助け合って進んでいくみたいな対等な関係性。稼ぎの差はあれど、自立している人であってほしい。

パートナーにはマネジメントもしてもらいたい?

飯田さん写真

飯田

私たち働く女性にとっては、小柳津さんみたいな考え方をする男性が本当に増えてほしい! 女性の社会進出が増えてきているのに、支えることに関しては、女性の役目って考えている男性が多いからバランスが崩れちゃっているんですよね。

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小柳津

仮に結婚して、支払いを折半するところがあったら僕が100%出す。共働きだったら8:2とか。基本かかるところは自分が出して、奥さんの余剰予算は美容とか交際費に充ててもらえればって思う。

飯田さん写真

飯田

なにそれ! めっちゃいい旦那さん!

小柳津さん写真

小柳津

あと、パートナーに求めることとしてビジネスの話ができるっていうのはポイントになりますね。僕は家庭にも仕事の話を持ち込みたいタイプで、ビジネスの悩みや出来事も共有して聞いてもらいたい。仕事の話をしても、うーんわかんないってなるよりは嬉しいよね。

飯田さん写真

飯田

理解してくれるともっと話したくなっちゃいますよね。ここで、私のアピールをすると(笑)、仕事でのマネジメント経験って、今後の人生で育児にも役立つんじゃないかと思っています。私は今役員として、社員をマネジメントする立場なんですが、一人一人の成長過程を自分でどうプランニングするかを日々考えないといけないので、育児を疑似体験できているんじゃないかな。

小柳津さん写真

小柳津

それは面白いね! 子どもだけじゃなくて、僕もマネジメントしてもらってパフォーマンスが上がるようにしてほしい(笑)。飴と鞭を使い分けて、成果が出るようなコミュニケーションがとれる人がいいですね。

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制約があるからこそロマンが生まれる

飯田さん写真

飯田

コミュニケーションと言えば、今はウィズコロナで恋愛のコミュニケーションもだいぶ変わってきていると思うんですが、小柳津さんはどうですか?

小柳津さん写真

小柳津

やってみたいのが、付き合う前にオンラインデートで同じ体験を共有すること。例えば、同じタイミングで同じ映画を見て、終わったタイミングでオンライン飲みをして、疑似映画館デートをする。最近僕が出資している会社でもオンラインデートのマッチングアプリを作ってるんですよ。

飯田さん写真

飯田

それすごい楽しそう! それでいうとオンラインの方が出会いは効率がよくなるかもしれないですね。嫌だったらすぐ切っちゃえばいいし。でも、物足りないとかそういうのはないんですか?

小柳津さん写真

小柳津

逆に言うと、オンラインっていう制約があるからこそピュアな恋愛がしやすいんじゃないかなと思っいて。学生時代の淡い恋愛みたいな。実際会えない中でいかにコミュニケーションを深めていくかっていう妄想をしてます(笑)。

飯田さん写真

飯田

オンラインで期待しすぎて、実際会ってどうなるかはちょっと怖いかも。私は昔、mixiで出会ってやりとりしていた好きな人に、実際に会ったら「あれ?」ってなったことがある(笑)。

小柳津さん写真

小柳津

当時のカメラだとそうなるよね(笑)。今は動画とか、これからさらに5Gとかで声や雰囲気も実物とあまり違わないくらいにリアルになってきているかも。匂いとかフェロモンとかは、さすがに伝わらないけど……。すごいマニアックな話になってきた(笑)。

飯田さん写真

飯田

私は逆に、ウィズコロナは無理して恋愛しなくてもいいかなっていうマインドになってきて。『愛の不時着』の影響もあるんですけど、ベタベタするだけじゃなくて、離れていても会えない期間を思い合って心配することが愛なんだなって思えるようになった。『梨泰院クラス』も、15年くらいかけて復讐する話ですけど、成果を出すのに時間がかかってもいいんだよって教えられた気がします。今までは白黒すぐハッキリさせたいタイプだったので。

小柳津さん写真

小柳津

制約があるからこそ、長持ちするしロマンが生まれる。長野県上田市に「無言館」っていう戦死した学生の絵を集めている美術館があって、その中に兵士たちが恋人や妻たちに残した手紙集っていう展示があるんです。死が間近に迫っている時って、愛する気持ちが最大限に昇華されるのか、もうどうしようもなく心を打つ作品ばかりで。今は平和だけど、コロナっていう非常時だと考えると、本当に大事なものについて考えるいいきっかけなのかもしれないですね。

飯田さん写真

飯田

確かにコロナによって試されてる。一方で、離婚も増えているって言いますしね。小柳津さんは、今後結婚するうえでは、さっきの自立しているっていうこと以外に大事にしたいポイントはありますか?

小柳津さん写真

小柳津

やっぱり、お互いに魅力的であり続けるために磨き続けるってことじゃないですかね。子どもができて、男女として見れなくなっちゃうっていうんじゃなくて、お互いずっと恋愛として意識し合えるのが理想。

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飯田

緊張感がなくなっちゃったらダメですよね。一緒にお風呂に入るのはどうですか?

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小柳津

うーん、どうだろう? たまの温泉旅行でならいいけど、毎日入ったらだめだね(笑)。ドキドキが減る行為は極力しない。裸でウロウロしないとか、最低限のエチケットかな。

飯田さん写真

飯田

小柳津さんの好きな自立していて仕事をエンパワーしてくれるタイプの人は自分磨きも怠らないはず。幻滅させないように気をつけるので(笑)、これからも「女性の味方日本代表」でい続けてください!

小柳津 林太郎(おやいず りんたろう)●1981年生まれ。慶應義塾大学経済学部卒業後、サイバーエージェントに新卒入社。マーケティングプランナーを経て、入社3年目で子会社「CyberX」の社長に就任。29歳のときには米国子会社の立ち上げにも関わる。2018年、Amazon Prime Videoが手掛ける婚活サバイバル番組『バチェラー・ジャパン』に2代目バチェラーとして登場、人気を博す。その後、AbemaTVアナウンス室部長などを経験し、2019年に独立。現在は、DMMオンラインサロンにて、「ハイブリッドサラリーマンズクラブ」の運営や、”Stay Gold TV”というYoutube チャンネルの立ち上げ、複数社の顧問業に従事。2019年8月より株式会社GHOST代表取締役に就任。人生を豊かにするモノとコトをプロデュース業に従事。

ハイブリッドサラリーマンズクラブ

飯田 安紗美(いいだ あさみ)●トレンダーズ株式会社美容マーケティングDiv.執行役員として大手企業のPRプランニングに携わりながら、美容メディアを運営する株式会社MimiTVの取締役も兼務。パラナビ事業責任者。

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岡部 のぞみ
Writer 岡部 のぞみ

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