メルカリのリーガル担当と片付けコンサルト、そして1児の母という3足の草鞋をはくyokoさん。ずっと趣味でやっていた“片付け”がどうやって仕事になっていったのか。前編に続き、リアルなパラキャリの始め方を教えてもらいました。 Contents
育休中に気づいた“片付け”というパラキャリの可能性
――「片付けコンサルタント」のお仕事を始めたきっかけは?
――趣味でやっていたときも発信はされていなかったんですか?
yoko
――そこから実際のお仕事につながっていきましたか?
yoko
――お客さんの口コミでつながっていったんですね。
yoko
――現在どのくらいの頻度で片付けのお仕事はされていますか?
yoko
私が片付けコンサルタントとしてお仕事をしている間は、夫と息子の蜜月の時間ですね(笑)。何度か「人の家片付け過ぎかな……?」と彼に相談したのですが、「息子と2人だけでいろんな場所にいけるのが楽しいからまったく気にしないで!」と言ってくれました。パパ生活を満喫してくれているようで本当にありがたいです。ただそうは言っても、夫もすごく忙しい人なので、彼の負担も大きかったかなと、ちょっと反省しています。なので今は月1〜2ぐらいのペースでお仕事をお請けしています。
アクションを起こして“ただ好きなこと”を仕事に
――それこそ、両立が大変だと感じることはありますか?
yoko
あと片付けに行くときは、「祭りだぜ!」みたいな感じなので(笑)。緊張はしますけど、すごく楽しみなことだから、頑張って両立してるという感覚はないですね。お金を稼ぐのが目的になっていたら、変わってくるのかなと思うんですけど。
――yokoさんは片付けのお仕事も個人レッスンがメインですよね?
yoko
そうですね。整理収納アドバイザーって仕事の仕方が2つあって、ひとつは個人向けの仕事と、もうひとつが講師の仕事。私は、やっぱり片付けること自体が大好きなので、お客さんと一緒に片付けていたいタイプですね。片付け講座もご依頼をいただいてお請けしたこともあるのですが、やっぱり実際にお客さんのご自宅にうかがって、いろんなことをお話しながら、その人のライフスタイルに合った家づくりをサポートすることにやりがいを感じています。
――パラレルキャリアを始めたい人にアドバイスをお願いします!
yoko
あとは仲間を作ること!私は26歳で出産したので、当時年齢的にまだママになっている同級生が少なく、友人の中にパラレルキャリアをやっている人もほぼいないことがネックでした。だからオンラインサロンに入ったりして同じ目線で話せる人とつながるようにしました。世のワーママたちって忙しいのでオフラインではなかなか会えませんが、オンラインサロンだったらいつでもどこでもフラットにつながることができてとても助けられました。一人でパラレルキャリアをやるのって孤独なので、私はそういう人間関係にすごく支えられていますね。
yoko(ようこ) ● 幼少期からの片付けやインテリア好きが高じて、育休中に“片付けコンサルタント”として仕事を始める。その後、リユースの世界観に惹かれ株式会社メルカリに転職。リーガル担当として、平日は週5日フルタイム勤務をしながら、1児の母として育児もこなすやりくり上手なママ。整理収納アドバイザー1級。
yoko
物心ついたときから片付けが好きで、小学校くらいから人の家を片付けたりしてたんです(笑)。当時は、片付けが得意とか好きという感覚はまったくなくて、母と理想の家の間取りを描いて遊ぶっていうのが好きな子どもでしたね。2017年の育休中に仕事として本格的にお金をいただいてやるようになりました。それまでは、趣味として社会人になってからも時々友達の家を片付けに行ったりしていたんですけど、育休中にふと、自分がやりたいことってなんだろう?と携帯の検索履歴を見ていたら、全部インテリアとか収納関係のことだっていうことに気が付いて。そこで初めて「仕事にしよう」と思って、すぐブログを立ち上げました。その後は体系的に相手に片付けスキルを伝えられるようになるため、整理収納アドバイザー1級や防災備蓄収納1級プランナーの資格も取得しました。