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価値観は常に変わるもの!結婚して価値観が変わった妻と温厚な夫がたどり着いた新たな夫婦の形

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25歳で結婚し、結婚生活3年目に突入した橋本楓さん。そんな橋本さんは、結婚してから価値観が大きく変わったそう。“価値観が合う人”と一緒になりたいと考えている方も多いと思いますが、価値観はその時々で変わるもの。今の価値観とこれからの価値観が変わることを前提とし、お互いに理解し合い、歩み寄れる、そんなパートナーを見つけることが大切です。今回は、橋本さんの体験談をもとに価値観の変化によって奮闘しながらも歩み寄る夫婦の形をご紹介します。

結婚を機に変わった妻の価値観

プロポーズ、両親の顔合わせ、引っ越し、入籍……順調に結婚生活がスタートしましたが、ふと「私は、このあとどんな人生を送るのだろう」と今後の自分の人生について考えはじめました。25歳の私は、目の前の仕事をこなし、その時々を楽しみながら過ごしていました。将来こうなりたいと目標を持って突き進んでいなかったので、結婚という新たな人生のスタートのタイミングが、自分の人生について考えるきっかけになったのです。

2人で旅行に行きたい、子供が欲しい、一緒に過ごす時間を大切にしたいなど、お互いが思い描いている夫婦の価値観は一緒でした。しかし、私が自分の人生について考え出したことをきっかけに、夫婦であるときの自分を思い描くのではなく、1人の人間として、女性としてどうしたいかを考えるようになりました。

  • 今、本当にやりたいことをやれているのだろうか
  • 子供ができると今の生活とは大きく変わってしまうのでないだろうか
  • 将来どんな人間になりたいのか
  • 自分の強みは何なのか
  • 自分が今大切にすべきことは何なのか

その結果、私の価値観は大きく変わりました。

  • 自分がやりたいことを見つけ、やりきれるような基盤を作る
  • そのために子供は今すぐにではない
  • 誰かに影響を与えられる女性になりたい
  • 強みをもっと見つけていきたい
  • 自分自身をもっと磨いていきたい

2人の人生でもある一方、私自身の人生でもある。これまで2人の価値観を重要視してきた私が、ある意味わがままなぐらい自分中心の価値観を持つようになったのです。

価値観の変化によって喧嘩勃発の危機

夫にとっては、突然妻の価値観が変わり、優先順位が変わり、行動が変わったので驚きだったようです。やりたいことを見つけるために、いろいろな人に会おうと外食の時間を増やしたり、新たなコミュニティに入ったり、勉強会に参加したり……夫婦の時間よりも自分の時間を優先した行動に変わりました。やると思ったら意見を曲げない、猪突猛進タイプの妻なので、はじめは夫が我慢して、私の自由にさせてくれていました。しかし、夫の我慢も限界となり、私が家にいる時に喧嘩をすることが多くなり、険悪な雰囲気になることが増えてきてしまいました。私が逐一報告するタイプではなかったので、何をしているのかわからない状況が続いていることが嫌だったようなのです。

理解と歩み寄りには十分な時間を

このままでは2人の距離が遠くなると思い、しっかり時間を取り、夫と向き合う時間を取りました。どのような人生を送りたいと思っているのか、そのために今自分が何をしているのかなど、真剣に自分の気持ちを相手にぶつけました。すると夫は、やりたいことが見つかるまで頑張ってほしい、自分の時間や人との出会いを大切にしてほしいと、私を応援してくれたのです。もちろん、夫の要望もありました。事前に何をするか共有してほしい、できるだけ週末は夫婦の時間を優先してほしい、何かあったら相談してほしいなど……話し合う時間をしっかり設けたことにより、わがままな妻の考えを夫は理解してくれましたし、お互いに歩み寄ることができたのです。

2人だけの夫婦の形を作り出そう

夫婦は、お互いの価値観に歩み寄り、2人だけの形を作り出すことで成り立っています。正解はないので、お互いが思い描く夫婦の形に2人で近づけていくのです。私たちは、結婚当初思い描いていた夫婦像とは違う夫婦の形で生活をしています。おそらく結婚当初に思い描いていた形だと、子どもがいて、家を建てて、家族の時間をいちばんに考えた生活を送っていたでしょう。しかし今は、子どもはおらず、それぞれで過ごす時間を尊重しながら2人で過ごす時間を確保している生活です。

結婚生活3年目で、すでに大きな価値観の変化とそれに伴った生活の変化がありました。いつ、どのタイミングで、誰の価値観が変わるかはわかりません。お互いに歩み寄る気持ちさえ忘れずにいれば、どのような変化も乗り越え、2人だけの幸せな生活が待っています。婚活をしている人は、今の価値観と一致する相手なのかを見るのではなく、今後価値観が変わっても歩み寄る気持ちを忘れない人かどうかを見極めることが大切です。

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橋本 楓
Writer 橋本 楓

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