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人生の節目は自らデザインする!オア明奈さんが語る「幸せの総量」を上げる極意とは

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オーダーメイドウェディングブランドの代名詞でもある「CRAZY WEDDING」のエグゼクティブプロデューサーとしてがむしゃらに働き、2018年には法人向けお祝い事業を社内創業。その後2020年5月に、独立したオア明奈さん。独立を決めた頃、世の中はコロナ渦ど真ん中。そのとき、オアさんの次なるライフチェンジのヒントになったのが、社会人1年目からの習慣であった「振り返り」でした。常に「人生を見つめる」癖をつけてきたからこそ、ピンチをチャンスに変えられたオアさんに人生の節目を自らデザインしながら、「好きなことを人生の真ん中」にしてチャレンジし続けるためのヒントを伺いました。

コロナ渦で独立。日常だった“振り返り”が人生の転機に

――2020年はコロナ元年と言われた年でしたが、どんな経緯で独立されたのでしょうか?

2015年、29歳で全く未経験のウェディング業界に転身して、「CRAZYWEDDING」の創成期をプロデューサーとして経験を積んできました。入社当時からまずは5年、とにかく突っ走ろうと決めていました。人生をかけてこのブランドを世の中に届けていこうと。

2018年、(株)CRAZYは「世界で最も人生を祝う企業」とビジョンに掲げました。私にとって「人生を祝う」とは、「自分の人生を肯定する瞬間、この人生で良かったと感じるきっかけを創ること」と定義することで、結婚式以外のタイミングでも、この人生を祝う体験を届けたいと思い、企業の周年イベントなどのプロデュースを行う法人向けのお祝い事業を立ち上げたりしました。

ちょうど5年を迎える2020年を前に、父親の他界や自身の体調不良が重なり、一度立ち止まってこれからの人生について考えようと2020年1月から3ヶ月間の休職を決めて、ニュージーランドへの一人旅をしました。

3月に帰国した時にはコロナ真っ只中。世界が大きく変わるタイミングに、入社時に決めた5年を迎え、そして35歳を迎える年という節目に、自分の30代後半の人生を想像した時に、日本と海外の2拠点生活や子育てをすることも見据えて、場所に縛られず、さらに自由度高く働くスタイルにチャレンジしてみようと思いました。

その頃、会社がビジョン変更を決めた変革期だったことも重なり、私なりの「人生を祝う」を追求していく次の5年にしようと考え、フリーランスという道を選びました。

オア明奈 クレイジーウエディング時代

前職でプロデューサーを務めた結婚式の様子。

――独立早々、コロナで“祝う”仕事が思うようにできない中で、新たな道である「ライフログ(振り返り)」はどのように始まったのでしょう?

そうですね。「祝う」という言葉を聞くと多くの人が、結婚式や誕生日などの「ハレ」を想像すると思います。確かにこういったハレの機会は、コロナによって自粛せざるをえない状況になりました。

ただ、もともと私自身は、「人生を祝う」とは、「自分の人生を肯定する瞬間、この人生で良かったと感じるきっかけを創ること」だと定義していて、そう考えると「祝う」はもっと日常であっていいし、自分の人生を振り返ることそのものが、「人生を祝う」なんじゃないかと思うようになりました。

実は、私が新卒1年目から自己成長のために趣味のように続けていた唯一の習慣が「振り返り」でした。会社に提出する日報に「この日どんなことがあって、何にトライして、どれくらい成長したのか」を事細かく振り返って毎日提出していたら、いつの間にか私の日報が全社で共有されて読まれるようになってました(笑)。最初は自分のためにやっていた振り返りが誰かの気づきになることを知って単純にうれしかったのを覚えています。前職の(株)CRAZYでは、私が講師となって、社内で振り返り研修を行ったり、社外に向けても人生の棚卸しを行い、それをチームで共有するというプログラムを、「ライフログ研修」と題して提供するようになっていました。

――昔から趣味のように続けていた習慣が、会社での取り組みになり、さらに仕事になっていったんですね..!

実は、コロナ渦になる直前、2019年12月に私が主催して、「人生を振り返るライフログ講座」と題して、小規模のイベントを開催したんです。その時に、告知から1週間にも関わらず30名近くの方が申し込んでくださって、振り返りについて悩んでいる人や、「ライフログというやり方を知って、初めて自分で自分を褒めてあげようと思えた」といったリアルな声に触れて、「ニーズがあるんだな」という確かな手応えを感じました。

その直後、3ヶ月間休職してニュージーランドへ一人旅に行ったのですが、3月に帰国すると日本でもコロナ禍真っ只中。完全にオンラインで物事が進んでいく世の中になったことと、大勢がリアルで集まって結婚式や企業の周年イベントなどは当面自粛するムードの中で、「今すぐ私ができること、かつ世の中が求めていることは何か」を考えたときに、すぐに頭に浮かんだのがオンラインで行う「ライフログ」でした。

誰しもが強制的に立ち止まることになって、思いもよらぬ時間ができ、これからの未来、人生に不安を抱えているタイミングでした。だからこそきっとお役に立てる、そう思って2020年4月から試しに小規模の講座からスタート。コロナ渦でニーズとタイミングがあったのも、チャレンジできた要因だと思いますね。

人生の節目は自らデザインする!オア明奈さんが語る「幸せの総量」を上げる極意とは

旅先のニュージーランドにて。

「できること」から「好きなこと」を真ん中に置いてみる

――先行きが見えなかったあの状況で、素早く切り替えて、本業とは別の形で新たなチャレンジを始めるのは、すごく勇気がいる決断だったと思います。実際はどんなお気持ちだったのでしょう?

柔軟に切り替えたというより、今自分にできることを、まずはやってみたという感覚です。ニュージーランドから帰国後、2週間の自主隔離期間に、まずはなにかやってみようとイベントページを立ち上げてSNSで告知しました。

これで、起業しようとか、お金を稼ごうとか思う気持ちよりも、私も含めコロナ渦で突然立ち止まることになったことで抱えている未来への不安を、ライフログが溶かしてくれるんじゃないか。やり方を伝えることで、救われる人がいるんじゃないか。そう考えると、「人生を祝う」を追求したいと考えていた私にとって、ライフログがその一つだなと自然と思えました。気合を入れてチャレンジしたというより、世の中の空気と流れに身を任せてみた、という表現の方が近いかも。

――「人生を祝う」の一環としての「ライフログ」なんですね。そもそもマイナスイメージの「振り返り」を「楽しいこと」に変換されてるのが素敵です!

多くの人が、反省したり、失敗を繰り返さないために振り返りはしなくちゃいけない、と考えている気がします。できなかったことをできるようになるために、仕事のPDCAを回すために、できない部分にフォーカスするのが染みついているから楽しいと思えないんだと思います。私にとって「振り返りは、褒めるためにやるもの」と定義しています。自分の出来たこと、成長したことを書き出して、「よく頑張ったね」と、自分で自分を抱きしめてあげる時間。そこに他人からの評価は必要ないんです。

おそらく、片付けコンサルタントの近藤麻理恵さんにとっての「片付け」と同じようなイメージかもしれません。他の人からすると、面倒くさいこと、やりたくないことな片付けが、彼女にとっては好きで好きでしょうがないというのが溢れていますよね。私にとっての振り返りもそんな感じです。(笑)

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――「できること」だけでなく、「好きなこと」にフォーカスしてみたと?

そうですね。自分への最高のご褒美タイムはなんですか?と聞かれたら「振り返り」と即答するくらいです。だから自分が好きで好きでしょうがなくて続けていたことを試しに提供してみたら、想像以上に必要としていた人がいて驚いているというのが正直なところ。

独立して何やろう?と考えた時に、自分が「できること」にフォーカスすると、他にもやれる仕事は色々あったと思います。

でも、自分のスキルや経験といった「Can」ではなくて、「ただそれをやっているだけで誰かに貢献できる」ということは何か? を純粋に考えた時に、それが私にとっては「振り返り」だったという感じですね。

これは起業したい人やフリーランスを目指す人に通ずるものだと思うんですけど、できることだけ追及するだけなら今の延長線上でしかないですよね。自分の人生をデザインするにあたって、自分が「好きなこと」「得意なこと」そして、「どう在りたいか」を真ん中に置いた上で、どんな働き方、サービスを形にするのか? を考えることは、人生における幸せの総量を上げるために重要なことじゃないかなと思っています。

「人生の節目を自らデザイン」して新たな一歩につなげる

――実際にオアさんが主宰する「ライフログスクール」ではどんな活動をしているんでしょうか?

2020年4月からスタートして以来、20代、30代の女性を中心に、2年間で延べ1500名を超える方がライフログを体験してくださっています。2020年7月からは、「ライフログスクール」を立ち上げ、主宰しているのですが、こちらは、全4回の講座とライフログスクール修了生がサポートする自習室(全6回)、私との1on1カウンセリングを通してライフログを実践して頂くオンラインスクール。約2ヶ月間、仲間と共に自分自身、自分の人生に集中して向き合う場です。各期20人限定、年3回開催していますが、おかげさまで毎回満員の申し込みがあり、2022年3月末で6期生が修了しました。

スクールの他にも、前向きな振り返りを習慣にするためのコミュニティとして、「ONDO」というオンラインサロンもやっています。月末に必ず私とサロンメンバーで1ヶ月の振り返りを行う時間を設けていて、月額1000円で、現在80人ほどのサロンメンバーがいます。

――たった2年で活動の幅を広げるスピードがすごいですね。昨年はクラウドファウンディングで「人生肯定」という本の出版にも挑戦されましたよね?

人生の節目は自らデザインする!オア明奈さんが語る「幸せの総量」を上げる極意とは

初の著書「人生肯定」

2021年2月にクラウドファンディングを行い、770名を超えるご支援のおかげで初著書「人生肯定」を出版することができました。この本は「人生肯定」 という考え方を、まずは自分たちの手が届く範囲の必要としている人たちへ届けたい。そしてその輪が人から人へ広がることで一つの温かいムーブメントになってほしいという願いを込めて、あえて出版社を通してではなく、プロジェクトメンバーを募りクラウドファンディングでの自費出版/数量限定の予約販売の形を取らせて頂いたんです。

出版から8ヶ月、支援者づたいに口コミが広がり、2021年12月末には発刊した1000冊が完売しました。オンライン書籍化のリクエストも多数頂いたのですが、プロジェクト本来の目的と純度を保ってこの本は完結させたいという私の意思でそれはしないことに決めました。その代わり、noteにて毎月1章ずつ全文公開をしていますので、よかったらこちらから読んでください。

また、2022年4月23日(土)、出版から丸1年の節目の日には、1日限りの個展を開催するんです。コンセプトは、「365日後のあなたへ」出版から1年経った今だから伝えられることがあるんじゃないかと思っています。

ある意味、昨年この本に私の35年分の人生を全て詰め込んだので、36歳となった今年は、新しい自分にチャレンジするフェーズですね。

――次にチャレンジしたいことは具体的に決まっていますか?

人生の節目は自らデザインする!オア明奈さんが語る「幸せの総量」を上げる極意とは

ライフログスクール運営メンバーのみなさん。

すでに2022年1月から大きくギアチェンジをしているんですが、想いとメソッドをチームでアップデートして届けることにチャレンジしています。

この2年は個人事業としてライフログスクールを主宰してきましたが、私の想像を超えて、本当に多くの人がライフログを通して人生が変化していることを体感しています。

だからこそ、自分の手が届く範囲にしか届けられなかった「ライフログ」をより多くの人に体感してもらえるような新たなサービスやチーム作りをしていきたいなと思っています。人生の棚卸しから価値観を見つめ言語化すること、前向きな振り返りを習慣化することがもっと当たり前になってほしいと思っているので、そのためには私自身も、フリーランスという立場から、事業家として経営者としてアップデートしていかなくてはいけないこともあると感じています。

――起業したい人に贈るメッセージをお願いします!

“いつか”ではなく、”今”自分にできることを考えること。そしてその「今」は自らデザインするということです。そのためには、自由に働きたいからフリーランス、縛られたくないから起業という考えではなく、自分自身の人生における目的や大切にしたい在り方を言語化することから始めてみることが大切ではないでしょうか。もちろん、周りからの信頼や自信も必要なので、時期を見極めることも大切だとは思います。とはいえ、周りの声や世間の当たり前や誰かからの期待ではなく、「自分がどうありたいか」に忠実になること。人生の節目は自らデザインするという意識が、新たな道への一歩を踏み出すことに繋がると私は信じています。

人生の節目は自らデザインする!オア明奈さんが語る「幸せの総量」を上げる極意とは

オア明奈(おああきな)●「人生を祝うことを通じて、世界の体温をあげる」をパーパスに掲げ、その人の人生に光を当てて、結婚式や誕生日などのお祝い機会、企業・地方自治体のイベントプロディースを行う。新卒から7年間コンサル会社に勤め、国際結婚を機に転職。オーダーメイドウェディングブランドCRAZY WEDDINGエグゼクティブプロデューサー、法人向けお祝い事業立ち上げを経て、2020年に独立。過去の棚卸し、感情の可視化から自身の在り方を言語化する「ライフログ」を考案し、20代、30代の女性を中心に1年で延べ1000名を超える人が体験。2020年7月よりライフログスクールを主宰。ポジティブ心理学を学び、組織のウェルビーイングを高めるカルチャーづくり専門家チームDelivering Happiness Japanコーチサルタントも務める。2021年、初書籍「人生肯定」をクラウドファンディングにて出版。

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杉森 有規
Writer 杉森 有規

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