Paranaviトップ お仕事 働き方 「就活のうまい情報収集法、知らない人は損してる!」#世界最速で日経新聞を解説する男(セカニチ)の、世界一わかりやすい経済講座

「就活のうまい情報収集法、知らない人は損してる!」#世界最速で日経新聞を解説する男(セカニチ)の、世界一わかりやすい経済講座

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「そろそろ就活に向けて動き出さなきゃ!でも、企業の情報ってどう集めるの……?」ヘルプを求める大学生が続出しています。情報が溢れかえる世の中で、迷子になっていませんか? 今日は、著書『世界一面白くてお金になる経済講座』が大型書店で売り切れ続出! イベント開催も続々、さらに「新刊」(テーマは企業選び・働き方)がまもなく発売と絶好調の「#世界最速で日経新聞を解説する男」(セカニチ)こと南祐貴さんに、オススメの企業情報収集について教えてもらいました

外貨を稼げる企業は、円安の今こそ絶好調!

さくらもえ

さくら

就活に向けて、そろそろ気になる企業を調べてみよう!という学生が多いみたいです。でも、コロナもあって、いろんなものの価格が上がっていて、でもお給料はあんまり上がらず……今って、日本は経済危機ですよね。そんな中で業績を上げている企業は、ごく一部じゃないですか?
#世界最速で日経新聞を解説する男(セカニチ)

なんと儲かっている企業は無数にあります! 例えば今は歴史的な円安ですね。世界中で外貨を稼げる企業は、円安で稼げます。トヨタやソニー、東京エレクトロン(半導体製造装置メーカー)、キーエンス(機器メーカー)、総合商社など。この春、初任給を30万円に上げるファーストリテイリング(ユニクロやGUの親会社)もそうですね。2022年の冬ボーナスが300万円を超えた(!)という企業もあるので、要チェックですよ。夏冬合わせてボーナスだけで600万円以上の企業もあります

#世界最速で日経新聞を解説する男(セカニチ)の、世界一わかりやすい経済講座 就職活動

世の中を本当に幸せにしている企業なら、長期的には必ず株価が上がります!

さくらもえさくらもえ

さくら

格差が広がっているんですね。かくいうセカニチさんが新卒のころは、何を軸に就活したんですか?
#世界最速で日経新聞を解説する男(セカニチ)

年収が高く、ひたすらモテそうな会社を受けました(笑)。テレビ局や広告代理店など、港区の飲み会で「俺、ジャニーズと友達なんだよね〜」って言えそうな企業を選びました。ビジネスコンテストで優勝するなど、本当は起業に興味津々だったんですよ。でも「起業はリスクが高い、失敗したら死ぬ」と自分に言い訳をして、逃げてしまった。今でも猛烈に後悔しています
さくらもえ

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深い後悔の経験は、人生の厚みになりますね。セカニチさんが今大学4年生だとしたら、どこの会社に行きたいですか?
#世界最速で日経新聞を解説する男(セカニチ)

即答でMicrosoftです! MicrosoftとGoogleは年収が非常に高くて有名ですね。Appleはスーパーホワイト職場すぎて、やることがないとさえ言われていますが(笑)、前者2つよりは年収が低めです。とはいえ相当の高待遇ですが……

「年収」「採用人数」「スキル資産」「平均年齢」を要チェック

さくらもえ

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お給料が高いのはもちろん羨ましいけど、自分の将来に役立つスキルがほしいし、激務高給は嫌。プライベートも充実させたい! どんなポイントを見て企業を選べばいいでしょう?
#世界最速で日経新聞を解説する男(セカニチ)

僕が思う会社選びのコツは、こちらの4つ。4つすべてが合う会社はごく一握りなので、3つ以上当てはまれば理想的といえるでしょう。
#世界最速で日経新聞を解説する男(セカニチ)の、世界一わかりやすい経済講座 就活
#世界最速で日経新聞を解説する男(セカニチ)

年収が高い=人材として市場から高く評価されているということ。お給料は仕事のやりがいにも直結しますし、人材価値が高いと転職にも有利ですよ。採用人数が少ないと、それだけ希少な人材になれる。語学力や企画、デザイン、編集など具体的なスキル資産が貯まる職場で腕を磨けば、数年後に独立できるかもしれません。そして職場の平均年齢が若いと、若手のうちから責任ある仕事を任せてもらいやすい。ITツールをろくに使えない年配社員のケアという非常に無駄な仕事(笑)も、やらずに済みます

穴場は「売買代金の多い会社」と「株価が10年伸びている会社」

#世界最速で日経新聞を解説する男(セカニチ)の、世界一わかりやすい経済講座 就職活動

10年前の「就活、人気企業ランキング」を見ると、時代の流れを感じます。

さくらもえ

さくら

4つのポイントを抑えたうえで、これから伸びる可能性が高い企業、未来のある会社がいいですね。それって、具体的にどの指標を見ればわかりますか?
#世界最速で日経新聞を解説する男(セカニチ)

上場企業であれば「売買代金が多い」「株価が10年間、右肩上がり」の2つを見ましょう。「売買代金」とは、その企業の株が売買された総額のこと。売買代金が多い、イコール市場から注目&期待されている企業です。売買代金ランキングTOP150社の中に、聞いたことのない企業が必ずあるはずです。そこが“隠れ優良企業”かもしれません
#世界最速で日経新聞を解説する男(セカニチ)の、世界一わかりやすい経済講座 就活
さくらもえ

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お宝探しみたいですね! それから「株価が10年伸びている会社」ですが、どうして「10年伸びている企業=本当に強い企業」と言えるのでしょうか?
#世界最速で日経新聞を解説する男(セカニチ)

僕が長年少なくない額をかけて株に投資してきた経験です。初心者には「10年」の区切りがベストだという結論にたどり着いたんです。3年や5年では短すぎて信用できないし、20年や30年では長すぎる。そして、強い企業は伸び続けるのが、資本主義の鉄則です。本質的に弱い企業が謎の一発逆転を遂げるケースはほぼないので、“逆張り”の発想は禁忌です。強い企業、もっと言うと「株主・従業員・消費者を等しく幸せにしている企業」を知ることが大事。そういう企業の株価は、10年単位で見ると必ず上がります。逆に、人件費を安く抑えて儲けを出す”搾取モデル”の企業や、いわゆる激務高給で見せかけの待遇だけがいい企業は、サステナブルに成長することはできません。

経済初心者でも使える、4種の神器を押さえよう

さくらもえ

さくら

その2ポイントを調べられる、オススメのツールはありますか? 「スマホから」「無料で」見られるものでお願いします。
#世界最速で日経新聞を解説する男(セカニチ)

(笑)。優良企業を知るための4種の神器は「Yahoo!ファイナンス」「日経電子版」「Investing.com」「Slickcharts」です!それぞれ使うポイントが違うので、1つずつ解説しますね。 初心者にまず見てほしいのが、「Yahoo!ファイナンス」と「日経電子版」。「Yahoo!ファイナンス」は直近10年間の「売買代金ランキング」を見たいときに、「日経電子版」は株価の変動を知りたいときにオススメです。なお、株価が10年伸びている会社を見つけるには、「10年来高値」をつけている企業を探しましょう。先ほど説明したような真の強さがあるうえ、直近の業績がいいので高年収も期待できます!

#世界最速で日経新聞を解説する男(セカニチ)の、世界一わかりやすい経済講座 就活

人は「知らないこと、未知のもの」に対して不安を覚える生き物。知識をつければ不安がらずに済みます。

さくらもえ

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4種の神器、残りの2つ「Investing.com」と「Slickcharts」は初めて聞きました。素人でも使えるのでしょうか?
#世界最速で日経新聞を解説する男(セカニチ)

誰でも使えますよ。まず「Investing.com」は世界中の金融商品を網羅しているデータベースで、10年よりも細かい区切りで株価の推移を見たいときに使えます。気になる企業の候補があれば、「Investing (企業名)」で検索。好きな期間でカスタマイズしながら、その企業の歴史を追えます。そして「Slickcharts」は、世界トップ企業を知るツールです。初心者なら例えば、最大の注目が集まる「S&P500」「Nasdaq」がどんな企業で構成されているのか見てください。「S&P500」は、経済最強国・アメリカを代表する株価指数のこと。「Slickcharts S&P500」で検索すると、MicrosoftやGoogle、Amazon、Apple、Teslaなどの超有名企業がずらりと出てきます。上位で聞いたことがない企業名もあるはず、それが隠れ優良企業との出会いになります

優良企業の「持株会」に入るのが狙い目!

さくらもえ

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情報収集の方法がわかり、いざ志望企業を決めたところで、面接という難関があります。突破するコツがあれば教えてください。
#世界最速で日経新聞を解説する男(セカニチ)

結論、「模擬面接をしまくる」一択です! 気を付ける点は3つ。「面接官が質問したくなる“落とし穴”を仕掛ける」「ESはパッと見て伝わるよう、シンプルな文章にする」「過去→現在→未来で一貫性のある話をする」です。緊張しがちな人は、相手の目ではなく鼻を見るといいですよ。

さくらもえ

さくら

なんだかすごく賢くなった気分です。もっとお得情報があれば教えてください!
#世界最速で日経新聞を解説する男(セカニチ)

優良企業に入社して、「持株会」に入るのがオススメです。持株会は、勤め先の会社の株を持つ組織で、上場企業の一部にあります。奨励金という実質ボーナスもあります。会社としては、社員に株を買ってもらうのはとてもありがたい。なぜなら、上場企業が求めているのは「安定的な株主」だから。社員としても勤務先の業績が伸びるとボーナスも増えて嬉しいので、長期的にいい関係を築ける株主候補としてぴったりです。だから会社は社員に株を持ってもらいたいわけですね。

#世界最速で日経新聞を解説する男(セカニチ)の、世界一わかりやすい経済講座 就活

持株会に不安がある方は、セカニチに「持株会うらない (企業名)」という感じでDMしてください。占います!

さくらもえ

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そもそもその制度がある会社を狙おう!ということですね。どうもありがとうございました。次回は、転職組へのアドバイスをお願いします!

イラスト:ゆん

セカニチの「米国株買わない人は絶対損してる!」超円安と値上げラッシュの深い関係

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南祐貴(みなみ ゆうき)●Koru-workers株式会社 代表取締役。1989年 東京都調布市生まれ。2012年に大手広告代理店に入社、約6年勤めて、自由になるため退職・起業。クラウドファンディングなどで資金を集めて高輪ゲートウェイ駅近くに港区高輪で初のゲストハウス『Koru Takanawa Gateway』をオープン。同時に、経済や投資をわかりやすく解説する「#世界最速で日経新聞を解説する男(セカニチ)」を開始。生放送コミュニティ・オンライン学習サービスの「Schoo」では、国内最大級6200本の授業から「ベスト授業&ベスト先生」の2冠に輝く。本書が初の著書。各SNSで毎日情報発信。インスタグラムのフォロワーは2万人以上。

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