AV女優のギャラ、営業活動、売れる条件…新宿東口で出会ったスカウトマンに聞いてみた

街なかを歩いているとき、AVのスカウトマンに「モデルになりませんか？」などと声を掛けられたことがある人も多いはず。では、AV女優ってどんなお仕事なのでしょうか。今回は私が大学生のときに、AV女優のスカウトをされた際、いろいろ聞いてみたことをお伝えします！

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「エッチなビデオに出ない？」スカウトは意外と単刀直入

あれは大学生の頃……。新宿東口をうろうろしていたら、「ちょっとお姉さん〜、エッチなビデオに出てみませんか？」とスカウトマンに声をかけられました。

AVのスカウトといえば、「パーツモデルにならない？」「コンカフェで働かない？」的なオブラートに包んだ聞かれ方をするのかと思いきや、案外、単刀直入なものでした。いかにもチャラ男風のスカウトマンだったらスルーしていたと思いますが、その人はまるでクマのプーさんのようなぽっちゃり男性。

「おっとりした話し方が、なんかいいな……」と思い、性に対して興味津々だった20歳の私は、話だけ聞いてみることにしたのです。

AV女優には3種類ある

近くのカフェに移動して「AV女優とはどんな仕事なのか？」について話を聞きました。まず、AV女優はざっくり分けて3種類あります。

①単体女優

単体女優とは制作会社の専属AV女優のことで、ルックスがずば抜けている一握りの子、または元芸能人や元アイドルなどの肩書きがある子しかなれないといいます。

例えば、明日花キララさんや、最近引退を発表した三上悠亜さんは単体女優に当たります。

②企画単体女優

企画単体女優は、特定のメーカーと契約はせずに、いろいろな作品に出演できます。企画単体女優は、AV界全体では2軍レベルですが、女の子のルックスレベルは高いです。

採用倍率は、100人面接して3、4人いるかいないか、という程度だそうです。上原亜衣さんや深田えいみさんなどは、企画単体女優として活躍していました。

③企画女優

企画女優とは「企画ありき」で撮影に呼ばれる女優さんのことです。撮影内容はハードなものが多く、作品に名前が出ることはないので、企画女優になっても知名度は上がりません。

しかし、もっとも顔バレしづらいことから、アルバイト感覚で出演する子も多いそうです。

ちなみに「私はどれですか？」と聞いたところ、「あなたのレベルだと企画単体か企画ですね」といわれました。私の顔で単体女優は無理でした……（泣）

AV出演のギャラは…女優によってピンキリ

気になるAV出演のギャラも聞いてみました。

プー「単体女優でだいたい1本50〜300万円、企画単体女優で10〜60万円くらいと、女の子によっても大きく変わります。ちなみに、企画の場合は約3〜10万円です」

もし私が企画女優でデビューした場合、数万円のギャラで身バレリスクを抱えながら世界中に全裸とセックスを公開……ということになります。これを安いと感じるか妥当と感じるかは、その人の価値観によるでしょう。

営業活動は、担当者に「ヤリたい」と思わせられるかが勝負

さらに、AVの仕事はどうやって貰えるのかを聞いてみました。

プー「まず、宣材写真を撮ります。うちの事務所の場合は、写真館でパンツ一丁の写真を撮り、宣材写真とプロフィールを持ってマネージャーと一緒にAVメーカーを回り、営業に行きます」

私「営業兼、オーディションみたいなものですね？」

プー「そうです。営業のときにトップレスになって写真撮影することもあります。それはカメラ写りをチェックするためで、例えばローアングルで見たときの顔を撮ります」

私「（それは嫌だなぁ……）営業の時点で脱ぐんですね。体張ってますね……」

プー「そうです。仕事を取るコツはメーカーの担当者に『この子、エロい！ヤリたい！セックスしているところを見たい！』と思わせること」

私「もし、そこで仕事が取れなかったら…？」

プー「仕事はないですね」

……AV業界、厳しい！ギャラを貰う前から、バンバン脱がないといけないようです。普段からボディケアを入念に行う必要がありますね。

売れるAV女優は、覚悟と誇りを持っている

続いて、どんな人が売れているのかを聞いてみました。

プー「今は単体女優の場合、とにかく顔面偏差値が高いことが基本。そして、プロとしての覚悟を持って仕事をしている人。あとは、誰にも負けない長所を持っている人ですね。熟女で痴女キャラなら、隠語のバリエーションが豊富とか。童顔巨乳のロリキャラなら、仕草やあえぎ声がとにかく可愛いなど」

売れている人は、とにかく覚悟と誇りを持って仕事をしています。中途半端な覚悟で踏み入っていい世界ではないようです。

プー「また、大手メーカーのAVに出ることで、アピールできる実績が作れて売れる人もいます」