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働くママの救世主!? “EdTech(エドテック)”があれば「在宅×子どもの休校」にも対応できる!

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今最も大きなトピックになっている新型コロナウイルス。企業では一斉に在宅勤務が進んだり、電鉄各社でも混雑緩和のため、テレワークを推奨するアナウンスがかかったりするなど、「家にいる時間」が長くなっています。その一方で、小中高校は休校が決まり、「安心する」という声もある中、全国の働くママ・パパの「どうしたらよいのか……」という困惑の声も聞かれるのが現状です。今回はそんなときだからこそ活用したい、「EdTech(エドテック)」について、ご紹介します。

そもそも「EdTech(エドテック)」って何?

先日、経済産業省教育産業室から発表された「#学びを止めない未来の教室」をご覧になったでしょうか。その中ではたくさんの「EdTech(エドテック)」が紹介されています。

 EdTechとは、教育を意味するEducationとテクノロジーを意味するTechnologyの造語。教育分野にテクノロジーを導入することでイノベーションを起こすビジネス、サービス、スタートアップ企業などの総称です。例えば、授業をオンライン配信で受けることのできるサービスは、皆さんもイメージしやすいのではないでしょうか。

現代では小中高生のお子さん向けだけではなく、幼児向けEdTechも登場しています。時代を感じますね!

突然の休校で、在宅ワークとの両立に困る家庭も

各学校の休校を受け、仕事と子育ての両立で悩んでいるというママも多いはず。Paranaviでデザイナーとして活躍している菅家郁美さんのご家庭でも、少なからずその影響を受けているようです。ウェブデザイナーとして会社員、講師、フリーランスとして活動する、菅家郁美さんの過去のインタビュー記事はこちら

――菅家さんのご家庭では新型コロナウイルスにより、どのような影響がありますか?

菅家 郁美菅家 郁美

菅家

現在、こども園(幼稚園と保育園の併設)に通っているのですが幼稚部が休園になっています。我が家は2号認定で保育部なので影響は今のところないですが、預かり保育(通常幼稚部も使える)の条件として、就業などの事情のある方のみ。産休・育休中の家庭は家庭保育となりました。

 

また、登園基準も普段より厳しく、風邪の諸症状がある場合はお休み推奨になっています。いつもなら、お休みの時に行く図書館や市のキッズスペースなども今はお休みなので、遊ぶ場所には困っています。家で遊ばせると派手に遊ぶので……。

――それにより、お仕事への影響もありそうですね!

菅家 郁美

菅家

仕事の状況は幸い、夫婦ともに在宅勤務なので今後保育園が休みになっても家で見ることは可能なのですが、「子どものお世話をしながらいつも通り仕事ができる」わけではなく、稼働率は半分近く下がってしまうので色々工夫が必要だなと感じています。

こんな状況になって、仕事と子育てを両立するのは至難の業。そこで利用したいサービスの一つが、EdTechなんです。今回は編集部の独断と偏見で、子どもの年齢別に3つずつ、ご紹介します。

目が離せないプレ小学生でも安心の教材

EdTechの中には、生後数カ月からスタートができるようなサービスも登場しています。何かと目が離せない乳幼児ですが、家事やお仕事をしている隣で、一人でも楽しみながら学習できるものを中心に挙げてみました。家にいながら、我が子が課題に挑戦している姿が見られるのも、もしかすると在宅の醍醐味なのかもしれません。

「すまいるぜみ」

藤木直人さん出演のCMで最近おなじみの、タブレットで学ぶ幼児・小学生・中学生の通信教育。スマイルゼミ幼児コースは、小学校入学までに学んでおきたい10分野の教材をタブレット1台に配信するオールインワンタイプの教材です。

この「すまいるぜみ」の最大のポイントは、子どもが一人で学べる環境を提供してくれること。「すまいるぜみ」のタブレットには、子どもの学びをサポートする機能が多数搭載されており、この1台で、子どもが一人で学習に取り組むことができます。

さらにタブレットを起動すると「きょうのミッション」で、取り組むべき学習をおすすめしてくれるので、飽きることなく、様々な分野を学ぶことができるのも◎。

また、教材はタブレット端末のみなので、手間取る準備や片付けも必要ないのはママにとっても嬉しいポイントなのではないでしょうか。

KidsStar

「子どもの夢中を育てます」をコンセプトに、子どもに寄り添ったプロダクトづくりを徹底。子どもたちが夢中になれる体験の場を創出しています。 

中でもメインコンテンツともいえる「知育アプリ」は、おうちにいながらにして疑似体験を通して、楽しみながら学ぶことのできるコンテンツです。

例えば「ごっこランド」では、たくさんのお仕事体験で遊べるのが特徴。「すき家のぎゅうどんやさんごっこ」や、マクドナルドのお仕事体験ができる「マックアドベンチャー」など、様々な有名店の店員体験をすることが可能です。

実際に試してみた菅家さん宅の姉妹。お姉さんは5歳、妹さんは3歳だそうですが、お姉さんと一緒であれば妹さんも一緒に楽しむことができたそうです! ふたりとも画面にくぎ付けですね(笑)

菅家さんのお子さんがキッヅスターを試している様子

こうした疑似体験を通じた主体的な学びを自宅にいながらすることができ、学習意欲の増進、知力や体力の向上といった効果も期待できるんです!

キッズ教育アプリシリーズ「ワオっち!」

乳児、幼児から使えて楽しく学べる、知育・教育アプリです。ご家庭をはじめ、幼稚園・保育園・塾・幼児教室などでも使用されているそう。

 

特にこちらの0歳~使える「タッチ!あそベビー」では、まだ言葉がわからない子でも楽しめるようになっていて、タッチするだけでイラストや音などが楽しく変化する感覚遊びが盛りだくさんです。

 

小さい子が興味をもちそうな遊びがたくさんあるので、飽きることなく学び続けられるはず。こういったいくつかの知育系のサービスを組み合わせてみても、毎日違った学びがあって、楽しい時間を過ごすことができそうです。

「考える力」を育てる小学生向け本格教材

もちろん小学生にも、少しレベルアップした学び系サービスは充実しています。また、子ども向けだけではなく、親御さん向けのツールもあります。

Think!Think!(シンクシンク)」

図形やパズル、迷路で、楽しく「思考力」を伸ばしていく、5~10歳向け思考力育成アプリ教材です。

思考センス(=イメージ力)を伸ばしていくことで、「空間認識」「平面認識」「試行錯誤」「論理」「数的処理」の5つの力を磨くことができます。

例えば、このような問題があります。

こ、これは一瞬大人でも迷うかも……。対象年齢5歳~とあるけれど、本当にできるの……?

この「Think!Think!」についても、菅家さんのご家庭で実際にサービスを使いはじめてみたとのこと。その感想を聞いてみました。

――「Think!Think!」をえらんだきっかけについて教えてください!

菅家郁美

菅家

もともと長女(5歳)が知育系のパズルなどが好きだったのもありますが、今回の新型コロナウイルスがきっかけで、サービスが1カ月無償提供になったことがきっかけでダウンロードしてみました!

――実際に使ってみて、お子さんの反応はどうでしょうか?

菅家さんのお子さんがThink!Think!を試しているところ

菅家郁美

菅家

対象年齢5歳からなので難しいかな? と思ったのですが、簡単なものから始められ、スムーズに解いていました。結構ハマったようで楽しそうにやっていました。1回3分の問題を1日3回までで、合計約10分の利用制限があるので、ダラダラずっとやってしまうことがないようになっているのもいいですね。

 

普段、家で子供を見ながら仕事をする際は、あまり良くないなと思いつつもDVDやAmazon Prime、Netflixなどを観せていたので、こういう知育系の方が子どもの教育面で、いいように思います!

菅家さんのお子さんがThink!Think!を試しているところ

意外と難しくないということで、5つの力だけでなく、決まった時間内でやり抜く力をつけることもできそうですね。また、もしかするとその時間内でしできないという点が「続けたい!」と思わせる理由になっているのかもしれません。

菅家さんのご家庭でもはじめるきっかけとなった無償提供中のサービスは、こちらからチェックできます!

「すらら」

「すらら」は、英語・数学・国語の3教科を、アニメキャラクターと対話しながら自分のペースで楽しく学べるe-learning教材、というのが特徴です。小学校4年生から高校3年生までの学習指導要領に準拠しており、授業で学んでいない分野でも理解することができます。

キャラクターによる“対話型”のレクチャーで、本当の意味での「わかる!」を体感できるサービスです。講師からの一方的な授業のように「聞くだけ」「見るだけ」ではなく、キャラクターが逐一確認しながら進めてくれる授業になっているため、わかるまで反芻できるのが魅力的です。

このようなインタラクティブな授業であれば、わからないまま次に進んでしまう、というようなことがなくなり、学ぶことが本当の意味で楽しくなりそうですね。

「すらら」では新型コロナウイルスの影響を受け、「すらら」のIDを全国の国公私立 小・中・高校 先着50校に対し、331日まで無償提供を行っています。

また、こういった形のEdTechもあります。

CODOMON

先生と保護者のコミュニケーションを円滑にするためのサービスです。ブランドサイト自体は先生向けの紹介となっていますが、もしも学校・学童などで導入されている場合は、出欠や感染症のなどの報告連絡を、迅速に受け取ることが可能に。ママやパパも時間を気にせず瞬時に学校に報告することができます。

こういったサービスが導入されることで、連絡網など電話でのやりとりを少なくし、仕事中で出られないなどのタイムロスも避けることができそうです。 

CODOMON」でも新型コロナウイルスの影響を受け、35日より保護者と施設の出欠連絡をはじめとする一部機能の無償提供を決定しています。

授業の代わりにしっかり勉強! 中高生向け実力派教材

受験を控えている学生も多い中高生向けには、授業の代わりとなるようなサービスが多数リリースされています。中には新しいスタイルの学習法もあるので、今だからこそできる学び体験を通じて視野を広げてみることができそうです。

「スタディサプリ」

スタディサプリは、リクルートホールディングスの子会社であるリクルートマーケティングパートナーズが運営しているインターネット予備校です。タブレットやスマートフォンがあれば受講可能で、有名講師がわかりやすく解説してくれます。入会金・初期費用も一切不要でお手頃価格を売りにしているサービスです。近頃では改めて英語を学びたい大人の方にもサービス提供が開始されましたね。

質の高い授業をオンライン学習で受けることができるので、「近くに予備校がなくて通えない」という学生さんにも愛用していただけそうなサービスですが(実際に私も大学受験の際、予備校や塾が近隣になかったので、当時にこういった画期的なサービスがあったらな、と思ってしまいます涙)、今のこういったタイミングにも活躍するのではないでしょうか。

もともと14日間の無料体験ができますが、現在は2020年2月28日から3月15日までの間(※1)、新規入会特典で特別価格で入会できるそうなので、このタイミングを有効活用してみるのもひとつかもしれません。

N高等学校」

N高等学校はKADOKAWA・ドワンゴが創るネットと通信制高校の制度を活用した新しい高校です。現在、12,414名以上の生徒が全国で学んでいます。(20201月の生徒数)

N高等学校の本来の魅力といえば、スマートホン・パソコンで、全日制と同じ卒業資格を取得することができる(※2)点です。(N高等学校は学校教育法第1条に定められた高等学校です)

その中で今回のタイミングでおすすめしたいのが、N高等学校が提供している「N予備校」。具体的にどのような授業形態かというと、有名講師による“生放送の授業”です。自分以外の生徒も共に参加しているため、自分が思いもつかなかったような角度の質問やコメントが入ることで、新たな発見や理解につながる点が魅力的です。

N予備校」では新型コロナウイルスの影響を受け、3/1より、N高のオンライン授業を無料開放しています。オンライン上での生授業で、普段は関わることのできない他校の生徒から刺激をもらえるのも、こういったタイミングだからこそなのかもしれません。

「Z会」Asteria総合探究講座

中高生を対象とし、さまざまなジャンルで活躍する人の講義を受けることができるZ会Asteriaの「探究学習」。学習を通じて自分たちが生きる社会の課題について深く考えたり、近い将来自分はどのように社会に貢献できるかを考えたりすることができます。

このサービスでの特徴は、「教科外の知識習得を目的とした学び」「社会について知り、意欲を高めるための学び」を協働学習の中で得られる点です。社会に出ると、学校では教えてもらわない、様々なスキルが必要とされますよね。例えば人とのコミュニケーション。学校では、自分の好きなコミュニティに属していればいいかもしれない。でも、一歩社会に出ると特に仕事環境では、自分がそれまで接したことのないタイプの方とでもコミュニケーションをとる必要性が出てきます。そういったことを、社会に出る前の、そして多感な時期に学ぶことができるのは、とても貴重です。

今回このAsteria総合探究講座の探究学習でも、新型コロナウイルスの影響を受け、自宅待機の中高生を対象にZ会Asteria総合探究講座の探究学習のアーカイブの一部をYouTubeにて無料公開しています。

今だからこそスマート家電と同じように、EdTechを家庭に取り入れよう!

ここまで、子どもの年代別に様々なEdTechをご紹介してきました。あくまで編集部の独断と偏見で選びましたので、お子さんに合わせて選んであげるのが良いでしょう。(冒頭に記載した、経済産業省教育産業室でもさまざまなEdTechが紹介されていますので、ぜひご参考にしてください!)

近年は技術が進み、もはや三種の神器ではなく、スマート家電がたくさん私たちの生活をサポートしてくれています。今回紹介したEdTechは手軽に楽しく始められるものばかり。そして、多くの家庭にある、スマートフォンやパソコン、タブレットなどのデバイスがあれば、どこでも学ぶことのできるものばかりです。

休校になったけど、外出も自粛しないといけない……こんな時だからこそ、EdTechに子どもの教育を頼るのもいいのではないでしょうか? 今や親世代が子どもだった頃には考えられないほどテクノロジーや教育そのものも進化しています。自分のお仕事中に集中して勉強してもらうのはもちろん、これを機に「子どもと一緒に学ぶ」体験をしてみるのもいいかもしれません。 

※1 各学年で異なるため、詳しくはブランドサイトでご確認ください。

※2 必要な条件を満たしている場合に限り。

 

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寺林 舞
Writer 寺林 舞

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