Paranaviトップ お仕事 働き方 投資インフルエンサー・ジェレミーさんが「実は投資よりも、パラレルキャリアをオススメする」理由(前編)

投資インフルエンサー・ジェレミーさんが「実は投資よりも、パラレルキャリアをオススメする」理由(前編)

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第一回目では、「投資マインド」について語っていただき、大好評だったジェレミーさん。一見ハードルが高い「投資」についてわかりやすく解説していただきました。ですが、実はジェレミーさんが本当にオススメしたいのは、投資そのものではなく「投資思考」をキャリア形成にも当てはめて考えるということだそう。コロナ時代、パラレルキャリアは投資よりも役に立つ、というジェレミーさん。自身も、投資家だけでなく、シェアハウス経営者や新規事業立ち上げなど多くの顔を持つジェレミーさんに、その真意を聞いてみました! 今回もとても内容の濃いお話に。前編後編に分け、今回は前編をご紹介します。


謎多きジェレミーさんのお仕事とは?

ジェレミーさんと寺林さんツーショット2

――前回の記事、本当に大好評でした! それはもう、パラナビスタッフでも多くの女性がメロメロになるほど(笑)。 前回は、投資全般について語っていただきましたが、今回は、もう少しジェレミーさんご本人がどうしてそういう考え方や生き方にたどり着いたのかというバックグラウンドの部分を掘り下げていきたいと思います。そもそもですが、ジェレミーさんって今どんなお仕事をしているんですか?

今はコンサルティングと不動産事業の2軸で事業展開をしています。コンサルティングは、ベンチャー企業や大手企業の新規事業部門の事業立ち上げやグローバル展開の立ち上げをお手伝いする仕事をしています。皆さんご存じのUber Eatsの立ち上げだったり、投資会社やコンサル会社に入ってコンサル業を行っていたり……。新規事業や海外展開にかかわる一歩目をなんでもやっています。

不動産事業の方は、上海の不動産投資ファンドで勤めていた経験もあって……、と言っても僕自身サラリーマン生活は4ヶ月しか経験していないんです。すぐに独立して、そこから今までシェアハウス事業、民泊事業、ホテル事業を行っています。一般の不動産業というと、賃貸や売買の仲介をイメージされると思うんですが、僕は自社で物件・土地を購入して、ホテルのオペレーションの検討、民泊の清掃やシェアハウスの集客など、運営すべてを行っています。あと、投資サイドの大家業と自社で物件も建てているので工務店業も行っています。

――その2つだけでも忙しそうですが、その合間にインスタをアップしたり、コアラマットレスやSpotifyといった企業のモデルもやっていますよね。

そう、インスタの方は3つ目の仕事みたいになっています。実は僕も最初は、ごはんや旅行にいきました、みたいインスタの投稿をしていたんですが、それって本当にありふれてますよね。ある時、自社で手がけていたシェアハウスができていく工程をストーリーにアップしたら、それがインスタっぽくなくて逆にものすごく好評だったんです。

今では、事業の思考法や個人でもできる投資の考え方をシェアしていますが、それは完全にボランティアでやっています。たまに、PR案件や宣伝の依頼もいただくんですが、基本的には、僕自身が調べつくした上で、自分で選んだもの、本当にいいと思うものしか紹介しません。結果、紹介した商品はバカ売れするので、ボランティアで始めたことが、パナソニックとの企業コラボやコアラマットレスとの提携、Spotifyのモデルといった新しい仕事に結びついています。

バッターボックスに立つことが大事

バッターボックスに立つことが大事と語るジェレミーさん

――多才ですね!  持論が確立していて、本当にいいものしか発信しないから信頼されているんだと思います。でも、なんですぐに独立してノウハウもない中で、新規事業やコンサルなど、それまでの経験の中になかったものが次々とできてしまったんでしょうか?

僕自身がとにかくバッターボックスに立つ精神だから、ですかね。そうすると、必然的にチャンスが巡ってくる。香港で大学院に行きながら最初に始めたシェアハウスの事業がうまくいって、卒業後は親孝行も兼ねて実家のある東京で両親と一緒に暮らしていたんです。その頃、とある知り合いの社長さんから急に連絡をいただいて。どんな話かというと「海外展開を検討しているから、その手伝いをしてほしい」というものでした。実はすでに日本で新規事業を立ち上げて、初月1000万、粗利で500万も儲かったらしく、そのまま海外へ展開し軌道に乗せたい、という相談でした。

事業内容は、当時全盛期だったパズドラやモンスターストライク、怪盗ロワイヤルといった、ソーシャルゲームのキャラクターの作成代行業。ゲームを出せば当たるという時代に、インハウスだけでキャラクターを生産するのが間に合っていないソーシャルゲーム制作会社向けに、在宅で時間のあるクリエイターさんたちに代わりに作ってもらうという事業内容だったので、それだけの粗利を生み出すことができたんです。実際海外展開についてのビジョンも明確で、日本のアニメが好きな中国人クリエイターをスカウトし、日本のキャラクター会社で売り込む、というものでした。

――その社長さんの目の付け所もすごいですね! 

はい。そして、なぜ社長が僕に声をかけてきたかというと、社長の知り合いの中では僕が最も「海外展開に向いている人物だ」と思ったからだと思うんです。僕の好きな言葉で、「人は知っている人しか知らない」という言葉があって。たぶん僕よりも優れた人はいるけど、僕に声がかかった時点で、その人が知る限りはいちばんの適任なんです。だから、断ってしまったら、そもそも失礼。経験がないとか、その領域がわからなくても、引き受けないわけはない。

英語だって喋れるようになってから喋るというわけじゃないですよね。新規事業というのは、今までになかった分野。50歳だろうが、23歳だろうが、全員スタートラインは一緒。ヒットなりホームランを打つためには、まずバッターボックスに立って、バットを振らないといけない。なので、来たボールは全部打つようにしています。ちなみに、その事業はとてもうまくいきました。

ジェレミーさんと寺林さんツーショット3

――未経験の仕事を引き受けるに当たって、自信がなくなったり、怖くなったりすることはないんですか? 

ならないです。自分自身の事業ではないので(笑)。あ、ただしコンサル事業は成果報酬の結果コミット型にしています。なので、売上を上げられなければ自分も儲かりません。うまくいけば、企業側も自分もハッピーだし、うまくいかなかったら自分の責任にできるので怖いことはないんです。せっかくバッターボックスに立たせてもらう機会をいただいたなら立たせてもらって、結果にコミットするようにしています。

分散させることで余裕が生まれ、チャンスがやってくる

――そうしてバッターボックスに立ち続けたことでキャリアを切り開いてきたことがよくわかりました! 以前伺った話にもあった「リスク分散」というメリットにもつながりますよね。

リスクを分散することも大事と語るジェレミーさん

そうです。うちは実家が商売一家で、38期目を迎えているんですが、何々屋さんという括りがなく、常に4〜5つの事業をやっているんです。その環境が当たり前の中で過ごしてきたので、僕も忙しいときは5つの事業を掛け持ちしています。事業を財布だと考えると、100万円儲かっている財布が5つあれば、月500万円入るから、仮に1個なくなったとしても、耐え忍びながら潰れしまった部分に代わる新しい事業を考えることができますよね。

今の新型コロナウイルスによる影響を見てもそうかと思いますが、いくつもの財源があることで余裕が生まれる。あのユニクロでさえ、傘下にGUがあって、セオリーがあって下着ブランドまであって、分散させているのだから、個人でもやるべきなんですよね。幸い高度経済成長期の頃は、みんな同じように成長していたから、レールに乗っかっていけば、飯は食えた。ただ、今はそうじゃない。

企業は個人を支える体力もないし、むしろ、個人もいろんなことに関わっている方が安全です。それにほら、余裕がある人は魅力的に映りますよね。だから、チャンスも舞い込んでくる。もし僕が婚活していたら、5人同時にデートしている女性の方が、余裕があって魅力的に見えるってことと一緒です(笑)。余裕があるほどモテますよね。

あらゆる業界に関わってそれを発信していたりすると、「ジェレミーに相談すればいいか」という感じでいろんな相談が来るようになるんです。


後編につづく

Jeremy Tsang ● UCLA、香港大学院を卒業後、アメリカの大手投資ファンドに就職。その後独立し、民泊事業やUber Eatsの立ち上げ事業に参画。現在はシェアハウスを経営する傍ら、2棟のホテル経営を計画中。自身のインスタグラムでは、ストーリー配信で投資や不動産についての知見を惜しげもなく公開し、そのフォロワーは現在8,000人越え(2020331日時点)。

ジェレミーさんのインスタグラムはこちら

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寺林 舞
Writer 寺林 舞

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