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ネガティブとポジティブは表裏一体!パラレルキャリアが上手くいく思考法って?

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今回、『パラキャリでハッピーを掴むための思考法』というテーマで連載をさせていただくことになりました、木村好珠です。大学1年生で準ミス日本になったことをきっかけにタレント活動をはじめ、現在は医師としての病院勤務とともに、パラリンピック日本代表チームへのメンタルアドバイザー、そしてメディア活動といったパラキャリ生活をしています。

視野が広がることで本業にもプラスに

パラキャリ生活をスタートした頃、医療のような専門職についているのだから1つのことに集中するべきだ、というご指摘も少なくありませんでした。そうだそうだ、と頷く方もいらっしゃると思いますし、その考え方も1つだと思います。1つのことを極める、ということはなかなか難しいですし、そういった方を尊敬もしています。しかし、一方でほかの仕事をすることで今まで携わっていなかったような様々な方と出会い、自分の視野が広がったことも実感しています。医療という面においても、患者さんはいろんな方が来るわけですし、私にとってはプラスではないかと思っています。そんな私が、パラキャリを通した幸せになる思考を精神科医の見地からお話ししていきたいと思います。

ポジティブになることで世界は変わる!

小さい鏡でメイクをする女性

今では、こんなにポジティブな私ですが、実は数年前まで、今となっては考えられないくらいのネガティブ女でした。どのくらい? って聞かれたら、「現実を見たくないから、鏡を見られない」というくらい。メイクも、一部分ずつしか映らない小さい鏡でしていたんです。でも、ある時に自分の存在価値を考え出して、このままだとまずいな、と感じて、そこから意識的にポジティブ思考について考えるようになったんです。そんな私だから、はっきりと言います。

ポジティブ脳は作れます。

もちろん、昨日までネガティブだった人が、「はい!ここから切り替え!」とすぐにポジティブになれるわけではありません。ですが、毎日少しの意識で、少しずつポジティブ思考を自分のものにしていくことは、決して難しいことではありません。

事実と感情を混同していませんか?

雨が降っている様子

そもそも、ネガティブとポジティブとは何が違うのか。

実は、スタート時点においては、どちらも同じはずなんです。ネガティブとポジティブは自分の感情ですよね? だから、“物事が起きる”というスタートは一緒。結局、それは事実であって、あとは捉え方次第で、その事実は“いい出来事”にも“悪い出来事”にも転びます。そこが、ポジティブとネガティブの差。 

例をあげてみましょう。例えば、全世界でCOVID-19が流行し、外出がなかなかできなくなった。もちろん、命に関わることですから、これ自体は悪いことですが、では自分にとって果たして悪いことだけなのか。私は、元々友達と外食したりお酒を飲むのが好きなので、仕事終わりに友達と会うことができなくなってしまいました。もちろんそれは残念なことですが、その時に私が最初にした行動は、かねてから取りたかった資格の通信講座を申し込むことでした。友達と会う時間が空白となったから何もできないのではなく、むしろ家で何かに集中する時間が増えた、という思考に転換しました。その結果、3ヶ月かかる資格を1ヶ月で終えることができましたし、1つできることが増えたので、仕事の幅も広がりました。 

もうひとつ例をあげます。皆さんは、朝起きて雨が降っていると、どう感じますか?「なんとなく気分が上がらない」と答えた方、結構いるのではないでしょうか。こう答えた方の脳内では、すでに“雨=気分が上がらない”という定義が出来上がっています。そうすると雨を見ただけで、どんよりした気分になる。何でどんよりした気分になるの? と問いかけてみると、ほとんどの人が「何となく……。」と理由は曖昧なことが多いんです。これでは、事実と感情が勝手に連鎖している。事実だけを見てみると、“雨が降った”のはただの現象でそれは良いことでも悪いことでもない、というのがわかっていただけましたでしょうか? 

ポジティブ思考も反復練習が大事

笑顔の女性の口元

そうはいっても、いきなり「そうか。それは事実だから、ネガティブ終わり」と切り替えられる人はなかなかいないでしょう。感情は自然と頭に浮き上がってくるものですから。 

では、ここからはポジティブ思考を作るための実践編。日々の生活の中でマイナスな感情が上がってきたら、そのあとに「でも、こうも考えられるな」とその事実に対して自分が考えられるポジティブをくっつけてみてください。例えば、行きたいお店が休みだった。残念……だけど、近くの違うお店を開拓できるかもしれない。あるいは、確かここら辺に〇〇さんが住んでいたな、連絡してみるきっかけにもなるし、何か情報がないか聞いてみよう!   といった感じです。

 ポジティブに考えると、次の行動が決まるので、残念だな、という気持ちを味わう時間が少なくて済みます。

そして、もしポジティブが思いつかなかったら自分で作ってもいいんです。例えば、雨の日。正直私も、メニエール病の持病があり気圧の変化に弱いため、雨の日はあまり好きではありません。なので、雨の日は自分にご褒美として、洋服や美容小物などちょっとテンションが上がるものを買っていい日、としています。梅雨の時期は買い物ばかりで、大変なことになる……と思うかもしれませんが、元々お金の管理については厳しい方なので、見てるだけで終わることがほとんどです。それでも、なんとなく見ているだけでウキウキして、雨のどんよりを忘れることができます。(お金を使いすぎてしまう! という人は違うご褒美にしましょう笑)メニエール病になった時も、耳鳴りはするし、めまいもするしどうしよう。と思いましたが、そこも考え方。

熱中すると、ついつい歯止めが効かなくなる気質ということもあり、「少しふらついたりしたら、体が休めって言ってるんだな。わかりやすい指標ができて良かった」と思うと、今では、「あ、耳鳴り。明日は少しゆっくりしよう」と自分を調整できるようになりました。

はっきり言って、この思考法を始めた時は、かなり無理やりでした。ポジティブな考え方を思いついても、いやいや、そんな無茶な、と思っていました。ただ、こういう考え方もできるんだ、と繰り返していくことで自然と思考が柔軟になり、気がついたら自然にポジティブな思考が浮かんでくれるようになってきたんです。自転車の練習と一緒。最初は、ふらつかないように、とか色々考えながらやっていても、一度しっかり身についたら、何も考えなくても自然と乗れますよね。思考だって、練習すれば自然と身につくものなんです。

パラキャリを目指すうえで、くよくよしている時間、何となく過ごしている期間、踏み出せない時間はもったいない!まずは行動! そのためにもポジティブな思考を作ってみませんか?

木村 好珠(きむらこのみ)● 精神科医、漢方医、産業医、健康スポーツ医。学生時代からタレント活動を始める。現在精神科医として常勤する傍ら、都内企業の産業医、ブラインドサッカー日本代表のメンタルアドバイザーを行なっている。最近は、アカデミー年代のメンタル育成の普及について積極的に取り組んでおり、レアル・マドリード・ファンデーション・フットボールアカデミーやMIFAサッカースクールのメンタルアドバイザーとしても活動中。

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