Paranaviトップ お仕事 働き方 ラーメン評論家・本谷亜紀さんが語る、「ラーメン好き」もストイックに突き詰めれば仕事になる

ラーメン評論家・本谷亜紀さんが語る、「ラーメン好き」もストイックに突き詰めれば仕事になる

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年間350杯のラーメンを食べ、武士のようなストイックさでパラレルキャリアの活動をこなすラーメン評論家の本谷亜紀さん。単なる「ラーメン好き」からラーメン評論家にアップデート。そして、長く続けるための勉強や発信も欠かさないという真面目な姿勢に、「好き」を仕事にするヒントを学びます。

“同じ600円を払うならラーメンの方が面白い”女子大生だった

――当時「ラーメン女子大生」という響きが斬新でしたよね。

本当、当時は周りにラーメンを食べている女子がすごく少なかったです。私が大学生だったときに、女性誌でラーメン特集をやっていたときに、”ついにこの時代が来たか……!” と衝撃を受けたのを覚えています(笑)。

――いつごろからラーメンが好きだったのでしょう?

中学生くらいからですかね。実家が埼玉なので、よく池袋に行くことが多くて、遊ぶとなったら「とりあえずラーメン行く?」みたいな感じでしたね(笑)。いわゆる、ファーストフードとかおしゃれカフェに同世代の子ほど興味がなくて、“同じ600円を払うならラーメンの方が面白い”と思っていましたね。親がラーメン好きだったのもあって、両親と食べに行くことも多かったです。実は、はじめてテレビに出た時に親に内緒で出演していて、「なんかあきちゃんに似ている人がテレビに出てる〜」と連絡があり、「あんなにラーメン語れるの?!」と驚かれました(笑)。

――高校生のときって男子がよくラーメン食べていたイメージで、女子で積極的にラーメン店にいく人はなかなかいなかったですね。

当時、まだSNSなどで知らない人たちと趣味でつながる手段がなかったので、どんな人がどんなラーメンを食べているのか? 私のように女子でラーメンを食べている人がいるのか? とかまったく情報がなかったんですよ。ずっと1人で食べ歩いていたので、大学生になってmixiやFacebookができて、初めて“ラーメンのコミュニティ” に触れられたときは本当にうれしかったですね。

――自分がラーメン好きだと気付く人はいても、それを趣味に格上げできる人って少ないと思います。

高校生くらいのときに、ふと「毎日食べていても飽きてないぞ」と気が付いたんです。そして、結構な額をラーメンに費やしていて(笑)。でも、それでも後悔していない自分がいて、“これが本当に好きなことなのかもしれない” と思ったんです。
昔から、何かをトコトン集めるのが好きな性格で、例えば、AKBのCDとか、バービー人形とかにしても「収集癖」があったんですよね。まさか食べ物にハマるとは思っていなかったのですが、もともと食いしん坊ではあったので、突き詰めていくと今に辿り着いた感じですね。

―― ラーメンの研究をされているとのことでしたが、おもに食べ歩きなどですか?

私たちは、「宿題店」(ラーメン専門用語で「注目している店」という意味)と呼んでいるのですが、当時は新幹線に乗るお金すらなかったので、ラーメンを食べるのに夜行バスを使って地方に行っていました。自分の中で、行ったことのないラーメン屋があることが許せなくて、47都道府県すべて制覇しました。それでも、どんどん新しいお店ができてくるので、宿題店は尽きないですね(笑)。

10年間続けられたのは”広報的な視点”のおかげ


――すごい! ラーメンの勘が働くようになるんですね(笑)。PRのお仕事も、頑張るお店の味方でいるためにやりたいと思われたのでしょうか?

そうですね。きっと私が事務所に入らずに、10年間ラーメンに関わる活動ができていたのは、広報的な視点があったからなのかなと思っています。最初は、会社員としての広報の仕事も、ラーメンの仕事もただただ楽しくてやっていたのですが、今となってはすべてがつながっていたから相乗効果が生まれたのかなと思いますね。



――ラーメンのお仕事は毎日されていますか?

常に原稿は溜まっている状態ですね。あと、SNSの更新も仕事の1つなので、そこは毎日やっています。ラーメンの仕事は季節によってかなり変動があるので、12月〜2月がラーメンの番組が特に増えて、いわゆる繁忙期のような感じです。その3ヶ月は有給を使って出社しないこともあります。緊急のタスクなどはテレビ収録の合間の時間を利用します。ラーメンのことを語れるように9カ月のオフシーズンは、勉強・研究して知識を蓄える期間です(笑)。余談ですが私、夏と冬で体重が6kg変わるんですよ(笑)。平均すると毎日1杯はラーメンを食べているんですけど、冬の3ヶ間は特に食べる機会が増えるので、かなり変動があります。なので、宣材写真を撮るときは夏がいいです(笑)。

――6kg!! どうやって体形をキープしているのでしょう?

ラーメンを食べる前は必ず、血糖値をゆるやかにあげてくれるトマトジュースを飲んだり、ガムを噛んだりしています。あくまで自分の場合ですが10年間続けているので、効果はあるのかなと思いますね(笑)。あとは、ラーメン以外の食事を茹で卵、ササミ、キャベツなどにして調整しています。食べる量を減らすと胃が小さくなってしまうので、ヘルシーで高たんぱくなものをたくさん食べるようにしています。ほかにも、パーソナルトレーニングに行ったり、地方に行ったときは撮影の合間に銭湯やサウナで”塩抜き”したりして、太っても痩せすぎてもだめなので体系維持はがんばっています(笑)。レントである前にラーメンが好きで、一生食べ続けたいのでそのためのメンテナンスは苦にならないですね。

新しく何かを始めるときは、スタートダッシュが肝心

――ラーメンアスリートですね!(笑) 休みなく働かれているイメージですが、遊んだりする時間はありますか?

基本は、21時半以降ですね。2軒目から合流するね!という感じです(笑)。今は、ライブ配信とか起業よりも楽しいと思えることがあまりないので、飲み会は無理やりは行かなくてもいいかなと思っている自分もいます。27歳くらいまでは、ライブ配信も起業もしていなかったので何をしたらいいのか分からず、毎日のように飲み歩いていた時期もありましたけど(笑)。
今は、1分1秒が勿体無いので、都心に住んで、自転車で移動して極力無駄な時間を削って活動しています。なるべく、1円も稼がない日は作りたくなくて、この10年間丸1日仕事をしない日はなかったです。遠出したりして、丸1日遊ぶ場合でも必ず30分間ライブ配信は欠かしません。

――本当にライブ配信を大切にされているんですね。毎日続けるのはかなりの気力がいりますよね。

ファンの人を家族や彼氏や親友などの大切な人だと思ってやっています(笑)。なので、ライブ配信が遅れてしまうときはTwitterとかでマメに連絡したりもするんです。17Live(イチナナライブ)を始めたときは、TwitterとかInstagramはある程度フォロワーがいるのに、全然誰も見てくれなかったんです。ライブ配信となるとニッチすぎて認知が低いことや、アプリをダウンロードしなければいけないというハードルもあって……。それでも、とりあえず1ヶ月やってみよう、2ヶ月やってみようと続けることで、少しずつ見てくれる人が増えていったんです。最初の半年間は、「夜は飲みに行かない」と決めてやりましたね。起業もそうですが、何事もスタートダッシュが肝心なので、新しく何かを始めるときは、そのことだけに集中して取り組むようにしています
あとは、やりたいけど自分1人でできないことは潔く外注しています。YouTubeとかはハードルが高く自分1人では難しいと思ってので、外部に編集をお願いするような仕組みを作ることで続けられています。丁寧に厚かましいことをお願いするのは、広報で身につけたスキルかもしれません(笑)。

本谷 亜紀(ほんや あき)●ラーメンが大好きで幼少期から食べ歩きを始める。大学生の時にテレビ朝日「お願い!ランキング」でラーメン女子大生としてデビュー。卒業後は会社員として働きながらテレビ出演、執筆、イベント出演、メニュー開発などに携わる。これまでに食べたラーメンは5000杯以上、400店舗以上を取材。プログラミングスクール株式会社divの広報。2019年8月に仲間とrin branding officeを設立。ライブ配信アプリ17Live(イチナナライブ)のトップライバーとしても活動中。

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杉森 有規
Writer 杉森 有規

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