2024年から新制度がスタートした「NISA」。これまで手をつけずにいた人も、スタートする絶好のタイミングです。節税も兼ねたお得な制度「iDeCo」と合わせて、改めて考えてみませんか。個人事業主として活躍している坪井安奈さん&齊藤耕太郎さん夫婦が、世界最速で日経新聞を解説する男ことセカニチ(南 祐貴)さんに聞いてみました。
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NISAとiDeCoは、もはや18歳以上の必修項目
セカニチ
NISAは2024年から新制度がスタートしたので、これまでスルーしてきた人もぜひ始めてみてほしいと思います。iDeCoは確定拠出年金(DC)といって、個人が自分で老後の生活資金を貯めることを目的にできた制度です。会社員の場合は、勤務先によって使える制度が変わり、「個人型」を使うならiDeCo、勤務先に制度がある方は「企業型DC」となります。
さらに、企業によっては「マッチング拠出」という神制度がついてくることも。これは、従業員が払った掛け金と同じ金額を、企業側が拠出してくれるという非常に素晴らしい制度です。大企業に多いので、会社員の方は勤務先の制度を確認してみてください。制度があるなら、使わないと絶対に損です。
安奈
セカニチ
耕太郎
セカニチ
安奈
セカニチ
逆にNG行為でよくあるのが、冷凍庫に入りきらない大量のお肉を申し込んじゃうパターン(笑)。安そうな大量の肉が来ても幸福にはなりません。冷凍庫と胃袋のキャパを把握してから申し込みましょう。
買うなら「直近10年間の株価」が右肩上がりになっている銘柄
安奈
セカニチ
耕太郎
セカニチ
耕太郎
セカニチ
日本株は100株単位でしか買えないのでオススメにしにくいんですが、日本の強い分野は、「半導体」と「アニメ&ゲーム」の2つです。半導体はPCやスマホの脳みそと呼ばれていて、もはや私たちの生活に不可欠な素材ですね。日本の半導体の四天王は、「ディスコ、東京エレクトロン、アドバンテスト、レーザーテック」。製造工程はかなり細かく分かれていますが、とくに日本が強いのは「半導体を切る」技術で、ディスコが世界を牽引しています。
もう1つの望み、アニメ&ゲームでとにかく強いのは、ソニー。ゲームでいえば任天堂、アニメは東映アニメーションも強いです。ただし、半導体の四天王やソニーレベルの株は、元手が数十万〜300万円以上必要です。
安奈
耕太郎
安奈
セカニチ
例えば、2009年に発表されたiPhone3Gと、2023年に発売されたiPhone15はもはや別物レベルで機能が違いますよね。実はこの間に、Appleの株価は約27倍になっています(7ドル→191ドル)。Appleがたくさんの資本を得て、より便利なiPhoneを開発して、みんながそれを使って、さらにAppleの株価が上がって、もっと便利なiPhoneが生まれる。こうやって経済が回ることで、結果的にみんながハッピーになっているわけです。日本でもそのような革新的な企業が出ることを祈りたいです。
生命保険は「長生きしたらハズレ」の宝くじ
安奈
セカニチ
安奈
セカニチ
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セカニチ
安奈
>3回連載もこれで完了となります。最後まで読んでいただき、ありがとうございました! 投資やマネーについてセカニチさんに聞きたいこと、教えてほしいことがある方は、ParanaviのX(@paranavi_tw)までお寄せください♪
セカニチ(世界最速で日経新聞を解説する男 / 南)●Koru-workers 株式会社 代表取締役。2012年に大手広告代理店に入社。約6年勤めて退職・起業し高輪ゲートウェイ駅の近くに宿泊施設「Koru Takanawa Gateway」をオープン。同時に、経済や投資をわかりやすく解説する「#世界最速で日経新聞を解説する男(セカニチ)」を開始。就活・キャリア・資産運用セミナーの人気講師として、年間視聴者数は延べ5万人以上。SNSの総フォロワー数は10万人超。全SNSの動画は合計4000万再生以上。著書に『世界一面白くてお金になる経済講座』『未来がヤバい日本でお金を稼ぐとっておきの方法』
坪井安奈(つぼいあんな)●パラレルキャリア10年目。慶應義塾大学卒業後、小学館に入社し、雑誌編集者として勤務。2013年、「職業は1つって、誰が決めたんだろう?」という素朴な疑問から同社を退社し、編集者兼タレントの複業を開始。IT業界誌『Grand Style』編集長、美容メディアの編集長などを経た後、2018年にシンガポールに移住し、新たに広報業を拡大。現在は個人事業主として独立し、編集者/タレント/企業広報をツールに伝え手として活動中。
齊藤耕太郎(さいとうこうたろう)●音楽プロデューサー・アーティスト・オンサインサロンオーナー。慶應義塾大学商学部卒業後、新卒で博報堂に入社。5年間の営業職を経て、CM音楽の作編曲・プロデュースを開始し独立。2018年にフルアルバム『BRAINSTORM』をリリースし、収録曲がSpotifyバイラルチャートで1位を記録。2022年にシンガー名義「leift(レフト)」としても活動開始し、楽曲『leaves』がアニメ『ユーレイデコ』のイメージソングに起用される。現在はアーティスト業、音楽制作業、執筆や登壇など音楽に関するパラレルワークを展開中。
耕太郎