この1年で、働き方やライフスタイルが変わった人も多いのではないでしょうか。在宅勤務が始まったり、おうち時間が充実したり。副業に興味が出てきたという人もいるかもしれません。これまで当たり前だったこと、「幸せのかたち」とされてきたことが、がらがらと崩れているこの時代。1周年を迎えたパラナビでは「幸せの正解は1つじゃない〜自分なりの人生の歩み方を選択しよう〜」をテーマにwebイベントを開催、名言がぽんぽん飛び出す充実のひとときとなりました。その様子を、まずは第1部からレポートします!
Contents

――今日は、それぞれの世界で独自のキャリアを歩んでいる3人をゲストにお迎えします。まずは自己紹介をお願いします!


柴田
>柴田さんのインタビュー「夢は『東京・静岡・海外』の3拠点生活!踊る広報の『パワフルすぎる』パラレルキャリア」


新道
>「幸せにしてもらう」は卒業。金沢で起業した新道春香さんが辿り着いた「自分で幸せになる」方法

今の生き方を決断できた理由は?
――さっそくみなさんに質問です。いろいろな選択肢がある中で、なぜ今の生き方を選んだのでしょうか? 決断できた理由を教えてください。

新道

石田

柴田
柴田さんのビースタイルは、2020年に第3回日本サービス大賞[厚生労働大臣賞]を受賞。
まずは本業でしっかり結果を出すことが、好きなことでパラキャリして輝く秘訣です
「自分は自分」と強くいるために、何してる?
――ほかの人と違うと、自分の生き方に自信を持てないことも多いです。どうすれば、自分は自分!と強くいられるのでしょうか?

石田

新道

柴田
「独立・企業した今も夫婦で勉強しています」という新道さん。高めあえる関係ってステキです!
オンとオフは「あえて、両立させようとしない」
――キャリアとプライベートの両立の仕方を教えてください!

柴田
私にとってダンスは単純に「好きなこと」なので、キャリアかプライベートかって、正直あんまり考えたことがないんです。両立するためのポイントを考えると、根底にあるのはやっぱり周りの人との信頼関係だと思います。ビースタイルでの「週3勤務」っていう働き方も、信頼関係が0の状態じゃ絶対無理だったはずで、会社のメンバーやダンス仲間との厚い信頼関係があるからこそ実現できました。

石田
「しっかり両立しなきゃ!」と思うと苦しいし、これから結婚したり子どもを持ちたいと思っている方がおびえちゃいますよね。私はむしろ「あえて、両立しようと思わない」ようシンプルに考えています。例えば子どもが小さい間、仕事に100の力を出したいと思ってても80しかできなくて、できなかった20に目を向けて首を締めてしまうのはもったいないです。アクセルは踏めるときに踏めばいい。80でも50でも、自分なりのOKラインを決めて、緩急つけることをおすすめします。

新道
仕事漬けで、プライベートの時間が全然なくなっちゃった時期がありました。そこでやったのは、自分じゃなくてもできる仕事を、ほかのメンバーにどんどん任せることです。自分が苦手なことは、意外と別の人の得意分野だったりするんですよね。その分自分も、得意なことを伸ばしていけますし。自分だけで全部やろうしなくなってから、バランスが安定して、オンもオフもうまく周り始めたと思います。
ある日の石田さんファミリー。オンとオフ「両方100%じゃなきゃNG、と思わないこと」が、両立のコツ。
「大変なことほど楽しむ」生き方が幸せ
――これからの時代、みなさんにとっての幸せとは何でしょうか?

新道
私にとっての幸せは、似た価値観の人と一緒にいられることですね。今の夫もそうなんですが、何かしら一緒に頑張れる人を周りに増やしていくのは、1つの幸せの基準かなと思います。それからパラキャリ女子には、何を決めても前向きに取り組んでほしいです。いったん、自分の決めたことは正しいと思い込む(笑)! おすすめするとするなら、web系の仕事はいいですよ。安く、小さく始められるので、リスクも少ないしスタートしやすいと思います。

石田
私が幸せを感じるのは、何かに打ち込んでいるときですね。必死にやるのは大変だし、それを楽しむっていうのは難しいんですけど……その充実感を味わうというか。私のこれまでを振り返ると、成功体験よりむしろ失敗の方が多いです。やってきたのは、失敗から学んだことを次に活かすことだけ。だめなことや落ち込むことがあっても、次につなげればOKです。それも含めて楽しめるような生き方をしたいですし、みなさんにも、大変なことほど楽しんでほしいです。

柴田
少し前まで当たり前だった「何か1つを選ばないといけない」価値観が薄れてきて、今は本当にいい時代だと思います。仕事も1つじゃなくていいし、欲張りが許される時代になりましたよね。パラキャリする人もいれば、何か1つを頑張る人もいてよくて、みんなが自分のタイプに合わせて追求していければと思います。1つお伝えするなら、実現したいと思うことがあったら、こまめに口に出してみてください。「そういえばこの間、こう言ってたね」って、周りの人が協力してくれやすくなります。

石田
>「サイバーエージェント専務執行役員・石田裕子さん『考えるのは、理想と現実のギャップを埋めることだけ』。“自然体キャリア”で成功の理由」