Paranaviトップ お仕事 働き方 女性の人生、30歳で区切られがち問題。「何歳からだって挑戦できる!」女子2人の赤裸々トーク〜イベントレポ 第2部〜

女性の人生、30歳で区切られがち問題。「何歳からだって挑戦できる!」女子2人の赤裸々トーク〜イベントレポ 第2部〜

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パラナビ1周年を記念して行われたwebイベント「幸せの正解は1つじゃない〜自分なりの人生の歩み方を選択しよう〜」。それぞれのステージで活躍している女性たち全8名が、自分なりの「幸せの正解」の探し方、見つけ方についてアツく語りました。第2部のテーマは「何歳からでも遅くない!〜未経験から新しいチャレンジをした女たち〜」です。元CA・現インフルエンサー(webマーケター)の小濱庸子さんと、看護師とモデルのパラキャリを実践している大原茉莉奈さんが登場。2人の赤裸々トークから、それぞれの「幸せのかたち」が見えてきました。

――まず、自己紹介をお願いします!

「女性の人生、30歳で区切られがち問題」。何歳からでも挑戦できる、女子2人の赤裸々トーク〜イベントレポ 第2部〜
LCCから大手日系、外資までCAの仕事を極めた小濱庸子さん

小濱

小濱庸子です。大学を卒業してから9年ほどCAを経験した後、大幅なキャリアチェンジに挑戦。今は美容系のwebマーケター(インフルエンサー)をしています。最近はパラナビでサロンディレクターを担当したりと、キャリアの幅を広げているところです!
>小濱さんインタビュー「『私たちのキャリア、これからどうなる?』現役&元CAに聞く、今激動のお仕事事情」

「女性の人生、30歳で区切られがち問題」。何歳からでも挑戦できる、女子2人の赤裸々トーク〜イベントレポ 第2部〜 小濱庸子さん
週末モデル 大原茉莉奈さん

大原

大原茉莉奈です。現役看護師として5年目、かつ週末にはパラキャリでモデル活動もやっています。小さいころからの憧れだった看護師とモデル、両方やれる超充実のパラキャリライフを楽しんでいます。よろしくお願いします!
>「看護師モデル・大原茉莉奈さん、パラレルキャリアなら『しんどい』を『楽しい』に変えられる」

「女性の人生、30歳で区切られがち問題」。何歳からでも挑戦できる、女子2人の赤裸々トーク〜イベントレポ 第2部〜 大原茉莉奈さん

女性はなぜか「30歳」で区切られがち

――2人は、何をきっかけに新しいことにチャレンジしようと思ったのでしょうか? いつごろからキャリアチェンジを考え始めましたか? 

LCCから大手日系、外資までCAの仕事を極めた小濱庸子さん

小濱

何かにチャレンジするのって、年を重ねるにつれてだんだんおっくうになりますよね。なぜか女性はみんな、「30歳」で区切りがち(笑)。私はずっとCAとしてキャリアを歩んできましたが、30歳に近くなってからキャリアコンサルタントを目指そうと決意しました。頑張って勉強して資格を取って、自分の可能性は何歳からでも広げられるんだと知りました!

週末モデル 大原茉莉奈さん

大原

看護師として、新卒で入ったのが脳外科と神経外科の混合病棟でした。そこで毎日たくさんの患者さんと接する中で「今、私が何か大きな病気をしたとして、この人生に満足できるかな?」とふと思ったのが、モデルを始めたきっかけです。いつか後悔しないように、子どものころ憧れていたモデルにもチャレンジしてみようと決めました。

週末モデル 大原茉莉奈さん

看護師とモデル、2つの夢を叶えた大原茉莉奈さん。「採血が得意なんです」という笑顔がさわやか!

人生、何がどうつながっていくかわからない

――パラキャリを実践している2人ですが、本業と副業を同じくらい頑張っていけるのはなぜでしょうか? モチベーションを保つ秘訣を教えてください。

週末モデル 大原茉莉奈さん

大原

もともと憧れていた看護師とモデルの両方をやれているのが、何よりうれしいし楽しく続けられている秘訣です。看護師はすごくやりがいがあって面白い仕事ですが、一方で体力的にも精神的にもきつい部分があります。看護師のいい面が悪い面につぶされちゃって、楽しさを見出せない時期もありました。そこでモデルを始めて、全然違う世界を見ることでリフレッシュできて。自然と、看護師の仕事も楽しめるようになりました。 
LCCから大手日系、外資までCAの仕事を極めた小濱庸子さん

小濱

私はwebマーケティングを始めてまだ日が浅いので、今はまず本業をしっかりやりたい気持ちが強いです。昔から、SNSや美容の分野が大好きで。インスタをこつこつ続けていたところ、奇跡的にマーケティングという仕事につながりました。何がどうつながってキャリアになるかわかりません。とにかく興味のある分野を頑張るうちに、ひょんなことからキャリアの選択肢が生まれることもあると思います!

小濱庸子さん

念願だった、美容の分野で活躍中の小濱さん。キャリアコンサルタントの国家資格も取得した努力家!

まずは、本業を極めるのが超重要!

――新しいことを始めるために、やっておいたほうがいいことはありますか? 実際にやったことを教えてください。 

LCCから大手日系、外資までCAの仕事を極めた小濱庸子さん

小濱

何でもいいので、面白いと思えること、興味があることは何かなって考えてみてほしいです。でも、それをすぐにビジネスにするのは難しいので、例えば自分のキャリアを棚卸ししてみたり、自分の強みや好みを分析してみたり。じっくり考える時間も必要かなと思います。

週末モデル 大原茉莉奈さん

大原

私はまず、「看護師」という基盤をしっかりつくれるようにひたすら頑張りました。看護師としての技術とか知識をちゃんと身につけて初めて周りから信頼されて、そこにプラス要素として「モデル」が乗ってくるイメージです。誰でも、まずは本業を極めることが大事かなと思います。

週末モデル 看護師 大原茉莉奈さん

看護師もモデルも全力で頑張る大原さん。転機となったのは、「美少女図鑑アワード2019」オーディションで週刊プレイボーイ賞を受賞したこと。

明日会社がなくなったら、私に何ができる?

――コロナ禍で、2人のキャリア観に何か変化はありましたか? 

LCCから大手日系、外資までCAの仕事を極めた小濱庸子さん

小濱

そもそもキャリアへの考え方が本格的に変わったのは、コロナ禍がきっかけでした。CAはコロナで大打撃を受けた代表的な職業で、私もお給料が減ったり、リスクを目の当たりにしました。「会社が明日なくなったとして、私に何ができる?」とふと思って、自分の可能性を増やしたいと思うようになりました。そういう意味では、コロナ禍もポジティブに捉えられたかもしれません。
週末モデル 大原茉莉奈さん

大原

報道されているように、コロナ禍で、今医療現場はすごく大変な状況です。病床もどんどん逼迫しているし、こんな時だからこそ自分たちや家族の健康も守らないといけない……そういう医療現場のリアルを、正しく発信したいと思うようになりました。私がやっているモデル活動は人の前に出る仕事なので、webメディアで担当している連載やSNSを通して、少しずつ医療現場の情報を伝えたいと思います。

小濱庸子さん

小濱さんは転職するとき、パソコンの使い方から勉強したそう。何歳でもチャレンジはできる!

30歳過ぎても「1から学ぶ気持ち」を忘れずに

――新たなキャリアを歩み出した2人。今、どんな気持ちですか?

LCCから大手日系、外資までCAの仕事を極めた小濱庸子さん

小濱

清々しい気持ちです! 私は未経験からの転職をしたので、大変なことや不安もたくさんありました。でも、今の仕事は私自身の強みを生かせるのでやりがいがあるし、これからどんどん成長していけるなって、前向きな気持ちになれます。むしろ、ある程度失敗するのは当たり前だし、全然怖くありません。30歳を超えると、年齢や経験、プライドが壁になっちゃうかもしれませんが、1から学ぶ気持ちを忘れないでいたいです。

週末モデル 大原茉莉奈さん

大原

「看護師」と「モデル」っていう2つの夢を叶えられてうれしいし、どんどん活動の幅が広がっていることにワクワクしてます。コロナじゃなくても、看護師はなかなかハードな職業です。キャリアに不安を感じていたりモヤモヤを抱えている仲間もたくさんいるので、私がロールモデルになりたいという次の目標が見えてきました。私が2つのキャリアを両立することで、こんな道もあるんだよって示してあげられたらと思います! 

大原さん 週末モデル 撮影風景

大原さんのモデル仕事中の一コマ。体づくりのため、ヨガや筋トレ、ランニングは必須なんだとか。

「私なんて」「私なんか」は封印しよう!

――勇気を出せず、なかなか新しいことにチャレンジできない人も多いです。応援メッセージをください!

LCCから大手日系、外資までCAの仕事を極めた小濱庸子さん

小濱

まず「私なんて」「私なんか」って言うのを封印してください(笑)! パラキャリといっても何をしたらいいかわからない人は多いと思いますが、これまでの経験をちゃんと振り返ると、絶対何かしらの強みが見つかるはずです。無駄なことなんてないし、すべては捉え方次第。私みたいにアラサーで新しい挑戦をするのも、1つの道ですよ。

週末モデル 大原茉莉奈さん

大原

新しいことにチャレンジするのって、すごく勇気がいりますよね。でも、できないことや苦手なことに目を向けるんじゃなくて、その勇気を自分に向けてみると世界が変わるかも。私がモデルを目指そうと思ったように、これまでの自分を棚卸しすることで目標が見つかることもあります。最初の一歩を大事にしてほしいです!
「女性の人生、30歳で区切られがち問題」。何歳からでも挑戦できる、女子2人の赤裸々トーク〜イベントレポ 第2部〜
漫画:宮村ユノ

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さくら もえ
Writer さくら もえ

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