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坪井安奈のパラキャリお悩み相談室「疲れた時の上手なデジタルデトックス方法」

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Q.少し疲れちゃったとき、どうすれば上手にデジタルデトックスできますか?(ようこさん)

A.「非日常なホテルステイ」&「日々のタイムラインの整理整頓」がオススメ!

こんにちは。「パラキャリお悩み相談室」の連載を担当している坪井安奈です。2013年に新卒で入社した出版社を退職し、編集者/タレント/企業広報としてパラレルキャリアを始めてから9年。(坪井さんのインタビュー記事はこちら!) この連載では、私がこれまで感じてきたパラレルキャリアの実情や経験を赤裸々にお伝えしたいと思います。

上手なデジタルデトックスの方法2つ

さて、今回は「上手なデジタルデトックス方法」について。

仕事もプライベートも、手元にスマホやPCがあることが当たり前の毎日。デジタルを浴びることでの慢性的な疲れってありますよね。また、自分ではそれほど疲れている感覚がなくても、実は小さなストレスが積み重なっている場合もあるかもしれません。 

上手なデジタルデトックスの方法として、私の中では大きく2パターンあるかなと思っています。

 1つは、プチ贅沢な“ホテルステイ”をして、スマホやPCから離れられる“非日常な時間”を自分にプレゼントしてあげるという方法。もう1つは、SNSのタイムラインを整理整頓して、日常の中でデジタルから受けるストレスを少しずつ減らしていくという方法です。

坪井安奈のパラキャリお悩み相談室「疲れた時の上手なデジタルデトックス方法」

ホテルステイで、特別感、非日常感を味わって

まずは、 “ホテルステイ”についてお話します。

 最近はコロナ禍の新しい楽しみとして利用する人も増えていますが、私は特に理由なく、定期的に近場のホテルに泊まりにいくようにしています。たとえば、先日宿泊して良かったのは、大手町にある「アマン東京」や、ロウリュウのサウナがある「8HOTEL 茅ヶ崎」

デジタルデトックスを目的にホテルを選ぶ時は、私はコスパよりも“特別感”を重視します。

というのも私の場合、“特別感”や“非日常感”を自分に用意してあげないと、ついつい「仕事でもしようかな」と考えたりして、デジタルな日常に戻ってしまうからです。

だから、少し奮発してでも“いつか行きたいと思っていたホテル”や“気になっていたホテル”をチョイスして、「せっかくだから、この空間を満喫しなきゃ!」という気持ちを作り出すようにします。そうすると、自然と「スマホなんか触ってたらもったいない」という気持ちになれて、無理なくデジタルと距離を作れるんですよね。

ホテルにチェックインしたら、まずはお部屋を隅々まで探索♪ その後はプールやジム、スパなどの館内施設をめいいっぱい活用して過ごします。お部屋では、普段はサボりがちなボディケアなどを入念に。アメニティのボディクリームを手に取ってていねいにマッサージしながら、自分の体と向き合う時間にしたり、家に眠っていたスキンケアの試供品を持ち込んであれこれ試したり。 

ホテルステイでは、こんな感じでプチ贅沢な時間を楽しんでいます。

もちろん、自宅でスマホと距離を取れるのであればわざわざホテルに行く必要はないのですが、私のように「つい無意識にスマホを触ってしまう」という方には、非日常なホテルステイはとてもオススメです。 

「8HOTEL 茅ヶ崎」にて

タイムラインの乱れは、心の乱れ

とはいえ、スマホやPCと距離を置くことだけがデジタルデトックスではないと私は思っています。スマホやPCの全てが悪いわけではないですからね。たとえば、YouTubeでヨガの動画を見ながらヨガをする、なんていうのはデジタルを活用しているものの、リフレッシュの時間になっていますよね。

では、私たちはデジタルの何に疲れているのか?

それは意外とハードウェアというより、ソフトウェアの方かもしれません。それも、大方SNSではないでしょうか。そこでオススメしたいのは、SNSのタイムラインを整理整頓すること。

 私が普段からよく使用するSNSは、InstagramTwitterFacebookYouTubeなど。改めてタイムラインを見てみると、意外とプライベートよりも「仕事での情報収集」や「仕事関係の人の投稿」で埋まっていることに気づきます。特に、パラキャリをしているとSNS上での仕事とプライベートの境界線が曖昧になっている人が多いかもしれません。 

友達に“いいね”、 同僚や上司に“いいね”、仕事関係の人に“いいね”……別に減るものじゃないしなと思いつつ、そもそもの“いいね”という感情はどこへやら。まるでタスクのようになっていると感じることがあります(笑)。

そして、それを続けていると「あれ?私なんのためにSNSやってるんだっけ?」とふと我に返るような感覚に陥るーーかといって、SNSは辞めたくないというジレンマ。 

そこで私は最近、ミュート機能を活用してタイムラインの整理整頓を試みています。心がモヤモヤするようなキーワードをミュートに設定したり、仲はいいけど投稿には興味がないアカウントや、仕事や付き合いでフォローした人のアカウントも思い切ってミュート。

1つひとつの作業は地味で小さなことなので、「そんなことして、何か変わるの?」「ミュートするほど嫌なわけでもないし……」と思われるかもしれません。でも、意外と“見えなくすること”ってストレスの軽減に繋がるんだなと実感しています。見てしまうと、“いいね”しておこうって思っちゃう性格なのでね(苦笑)。ミュートであれば相手に通知されないので、傷つける心配もなく安心です。

タイムラインの乱れは、心の乱れ。

タイムラインは本来、自分の“好きなもの”や“見たいもの”で溢れた場所のはず。自分のお部屋と同じように、タイムラインも整理整頓が必要なんだなと感じます。 

今回は2パターンのデジタルデトックスをご紹介しましたが、私もほとんど1日中スマホが手元にある状況で、デジタルから離れることは得意ではありません。でも、毎日のことだからこそ、意識的にケアを重ねることが大きなストレスの予防になるのかなと思います。

坪井安奈のパラキャリお悩み相談室「疲れた時の上手なデジタルデトックス方法」

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坪井安奈(つぼいあんな)●パラレルキャリア9年目。新卒で入社した小学館を25歳で辞め、ベンチャー企業やスタートアップ、海外(シンガポール)法人などで働いた後、個人事業主として独立。現在は、編集者/タレント/企業広報をツールに、伝え手として活動中。 

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Writer 坪井 安奈

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