Q.「結婚・出産したいけど、パラキャリと両立できるか不安です」(ようこさん)
A.「不安の理由は実はシンプルかも?パラレルキャリアならぬ、パラレルライフを楽しむチャンス!」
こんにちは。「パラキャリお悩み相談室」の連載を担当している坪井安奈です。2013年に新卒で入社した出版社を退職し、編集者/タレント/企業広報としてパラレルキャリアを始めてから9年。(坪井さんのインタビュー記事はこちら!) この連載では、私がこれまで感じてきたパラレルキャリアの実情や経験を赤裸々にお伝えしたいと思います。
Contents
それは、ワクワクする「パラレルライフ」の始まり
さて、今回はパラキャリと結婚・出産の両立に関するお悩み。
パラキャリの時点で、すでにキャリアにおいて複数の仕事を両立されている状況ですよね。そこへさらに結婚・出産というライフイベントが入ってくるとなると、両立というかもはや並立。(まさにパラレル!)当然、不安になりますよね。
でも、安心してください。実は、これってワクワクするパラレル“ライフ”の始まりだと思うんです。
私もパラキャリをしながら2021年に結婚をしたのですが、今パラレルライフをとても満喫しています。
今回は私の経験を踏まえて、「両立/並立に対する考え方」と「結婚に対する考え方」の2つをお話しますね。
両立・並立できないことは、基本的にない!
まずは、「両立・並立に対する考え方」について。
最初に断言しちゃいます。私、どんなことでも両立・並立できないことって基本的にないと思っているんです。「楽観的すぎない!?」と怒らないでくださいね(笑)。
でも、できない理由って実は2つくらいしかないと思うんですよね。
それは、ずばり「時間」と「お金」。これらの物理的な理由でできない場合は確かにあります。でも、この2つさえクリアできれば、基本的にどんなことも両立・並立できると思っています。
例として、私の過去の経験を1つお話します。それは、29歳の時。編集者・タレントの複業をしていたのですが、突然仕事のオファーが来て“シンガポール移住”の話が舞い込んできたんです。
ところが、当時は編集者として転職をしたばかりで、さらにタレント業でもちょうど新しくレギュラー番組が決まったタイミング。普段はなんでも“やってみる精神”の私ですが、正直「今回ばかりは無理だな」と思いました。
でも、またとないチャンスをどうしても諦められない…。そこで、冷静に考えてみたんです。本当にすべてを並立させることは無理なのか?
調べてみると、シンガポールと日本との移動は飛行機で6,7時間、航空券は往復で10万円弱。時間的には“夜行バスで東京から大阪に行く程度”です。出費は痛手ですが、10万円さえ払えれば並立は可能なのだとわかった時、「なんだ、問題はお金だけか」と心がとっても軽くなったのを覚えています。
多くの方の協力もあって実現したことですし、ビジネス的には賢いやり方ではないでしょう。でも、私は“シンガポール移住というライフイベント”と“6,7時間・10万円という目先の利益”を天秤にかけた時に、私の人生においては前者に価値があると思ったので、移住を決断しました。
今振り返っても、最初から無理と決めつけて諦めなくてよかったなと思います。もちろん、失ったものがゼロというわけではありません。現に、お金はなくなりましたし(笑)。当時は節約もしていました。でも、私にとっては欲しいものを買うのを我慢するより、シンガポール移住を我慢することの方が難しかったんですよね。
私の経験は一例ですが、ぜひ一度「なぜ、できないと思うのか」を因数分解してみてください。
案外「時間」とか「お金」とか、シンプルなことが引っかかっているだけかもしれません。もちろん、それらを作りだすことは簡単ではないけれど、所詮「時間」と「お金」だけの話。
人は、全貌が見えない時にいちばん不安になります。理由や原因さえわかれば、あとは意外に淡々と対処したり工夫に向けてアクションできるものです。最終的な決断がYesでもNoでも、納得感も得やすくなります。
結婚は人生と人生のコラボ。狭まるのではなく広がると考えて
続いては、私の「結婚に対する考え方」についてお話します。
パラナビの結婚に関するインタビューでも話していますが、実は私はもともと「結婚しなくてもいい派」でした。
それは、結婚によって何か自分の自由を制限されたり、我慢が生まれるような気がしていたからです。言葉を選ばずに言うと、パラキャリをしている自分にとって「結婚が邪魔になる瞬間があるのではないか?」という疑念があったんですよね。
ところが、その考えは間違っていたなと今は思います。結婚をしたことで私の人生は狭まるどころか、確実に広がりました。
我が家では自分たちの結婚のことを「コラボ婚」と呼んでいるのですが、結婚は人生と人生のコラボ。一緒に枠に収まるのではなく、互いを掛け合わせて広がるもの。そう考えることで、結婚がとてもクリエイティブなものなのだと気づかされました。
また、結婚するパートナーにはいろいろな役割があることも知りました。実際、私の旦那は「恋人」でありながら、「親友」でもあり、「頼れる先輩」でもあり、「ビジネスパートナー」でもあり、「手のかかる赤ちゃん」でもあります(笑)。
お互いのさまざまな側面を掛け合わせることで、パラレルキャリアもパラレルライフもどんどん広がって、毎日が本当に楽しい。実は今、夫と一緒に事業を始めることも計画中です。
結婚するお相手の考え方にもよりますし、「コラボ婚」が必ずしも正解だとは思いませんが、ようこさんが結婚に対して感じている不安を一度話し合ってみてはどうでしょう?(ちなみに我が家は結婚前に、スタバにノートを持ち込んで「結婚とは何か?」をブレストして紙にまとめるという会議をしました笑)
出産に関しては私も未経験なので具体的なことは言えませんが、きっと結婚も出産も、パラレルライフをさらにワクワクさせてくれる素敵な要素の1つなはず。
ようこさんにとって、「本当に譲れないことは何か?」「どうしても我慢できないことは何か?」。
せっかくパラレルキャリアを実践されているなら、ぜひパラレル“ライフ”にも挑戦してみてください♪
今までのお悩み相談はこちら
坪井安奈のパラキャリお悩み相談室「何かやりたいけど何から始めたらいいかわからない!」
坪井安奈のパラキャリお悩み相談室「独立を考えるなら準備は必要?」坪井安奈のパラキャリお悩み相談室「会社ではなく自分自身を頼ってもらうために心がけていることは?」
坪井安奈のパラキャリお悩み相談室「パラキャリするならどんな人との付き合いが大事?」
坪井安奈のパラキャリお悩み相談室「どうやって自己投資の時間を作っていますか?」
坪井安奈のパラキャリお悩み相談室「マネタイズできていないとパラレルキャリアと言えないでしょうか?」
坪井安奈のパラキャリお悩み相談室「活躍している人と比べて落ち込んでしまう。比べないためにはどうしたらいい?
坪井安奈のパラキャリお悩み相談室「仕事を受けすぎてパンク寸前!上手い断り方や仕事選びの基準を知りたい」
坪井安奈のパラキャリお悩み相談室「コロナで会社の業績が悪化。辞めるべき?それとも居続けるべき?」
坪井安奈のパラキャリお悩み相談室「フリーランスでパラキャリするなら、SNSを使うべき?使いたいけど、炎上が怖いです」
坪井安奈のパラキャリお悩み相談室「副業OKな会社だけど、職場で副業の話をしていい?」
坪井安奈のパラキャリお悩み相談室「メール、Slack、Chatworkなど連絡ツールが乱立…どうすれば?」
坪井安奈のパラキャリお悩み相談室「手始めに資格を取りたい!パラキャリ女子におすすめの資格は?」
坪井安奈のパラキャリお悩み相談室「疲れた時の上手なデジタルデトックス方法」
坪井さんへのお悩み相談は、パラナビサークル会員から募集中!
坪井安奈(つぼいあんな)●パラレルキャリア9年目。新卒で入社した小学館を25歳で辞め、ベンチャー企業やスタートアップ、海外(シンガポール)法人などで働いた後、個人事業主として独立。現在は、編集者/タレント/企業広報をツールに、伝え手として活動中。